2024年12月6日(金)、渋谷・SEABIRD第一金曜(1金)ライブ&セッション。本多バンマスはいま豪州なので弟ぎみ(tp)がトラ(代役)。テーマは無く、バンドメンバー各位が持ち寄った4曲「To Wisdom, the Prize」「Little Dancer」「We'll Be Together Again」「Stolen Moments」でスタート。

【レギュラーバンドの十河さん(pf)、岩渕さん(ds)、本多弟ぎみ(tp)、萬造寺さん(b)、御子柴さん(ts)】

短い休憩を挟んで早速セッション参加者の上代(ds)さん、ノブ高橋(as)さん、金山(tp)さんに入ってもらい「It Could Happen to You」を演奏。そしてヴォーカルコーナーのトップはマッキーこと牧かおるさんでスヌーピーのXmasソングとして知られる静かなワルツ「Christmas Time is Here」。

私は益田伸子さんとDuetで「Blue Christmas」を歌った。この曲はクリスマスソングではあるが、貴方が居ない寂しいクリスマスを歌ったカントリーソングだ。兵役や死別等、何らかの事情で家族や恋人と一緒にクリスマスを過ごせない人は確実に居るはずでカントリーらしく嘆き節にしている。

今回も録音が何故か失敗しお聴かせ出来ないのが残念!そして益田伸子さんは「I'll Be Home for Christmas」。邦題は「クリスマスは我が家で」なのだが、実はこれも“貴方が居ない寂しいクリスマス“なのだ原詞は専門サイトを見て戴くとして、私がナンチャッテ和訳すると、こんな内容だ。
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クリスマスは家に居るよ
だからそのつもりでいてね
雪にヤドリギ、そしてツリーにプレゼントもね
クリスマスイブには会えるさ
温かいあかりが灯るところでね
だから、クリスマスは家に帰るって
たとえ、それが夢の中だけだったとしてもね
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この曲は1943年(昭和18年)、つまり太平洋戦争の真っ只中にビング・クロスビーが歌ってヒットした。恋人や夫や父親が遠い戦地に居て会えないという人も多かったことだろう。最後の1行がなんとも寂しく切ない。私は益田さんの歌、御子柴さんのソロに続いてこの和訳詞を朗読させてもらった。

中村美津子さんは「How High the Moon」をバース(前歌)から歌い、「12月はXmasソングしか歌わない」と決めている大津晃子さんは久々の「The Christmas Waltz 」。そしてヴォーカルコーナーのトリは柳田さんで、マイケル・ブーブレ盤を二管アレンジした「Winter Wonderland」

ラストはノブ高橋さん、金山さんのフロントによる「Night and Day (夜も昼も)」で2024年の1金ライブ&セッションは賑やかに幕を閉じた。そして今年は大津さんが復帰したので何年振りかで聖歌隊も復活!基本はアカペラだが「聖夜」ではお客様のムッスュー伊藤さんがピアノを弾いて下さった。

次回は正月休みがあるので第一金曜ではなく第二木曜の1月9日(木)と変速日程になるのでお間違いなく。来年2025年もどうぞ皆さん演奏しに、そして聴きにいらしてください。

Saigottimo

今から79年前の1945年(昭和20年)8月15日に日本は連合国に無条件降伏した。従って来年2025年8月15日はちょうど80回目の「終戦記念日」となるため、きっと大きな話題になることだろう。しかし、その戦争は遡ること4年8か月前の1941年(昭和16年)のまさに今日12月8日に始まったのだ。


   【真珠湾攻撃(写真はwikipediaより)】
敗けた戦争だから「開戦記念日」とは称さないまでも、戦争をすること自体が「悪」であり「愚」であり、特に対米戦など「無謀」でもあったと考えるなら、我々日本人は自国が開戦に至った過程や事情や理由を省みるために、戦争が終わった日よりも戦争を始めた日を記憶に留めるべきではないか。

戦後教育を受けた我々の世代を含めて、現在の日本の「常識」では、太平洋戦争とは下記のようなことになるだろう。つまり戦争を始めたのは(今は無き)軍部で、国内では誰も軍部の暴走を止められなかった。なので日本はその反省から戦争を放棄し軍隊を保有しない平和国家になったのだ、と。

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日清日露戦の勝利に勢いを得た軍部が暴走し“大東亜共栄圏建設”という大義名分の下に中国やアジア諸国を侵略した日本は、同じファッショ(全体主義)国家のドイツやイタリアと三国同盟を締結して米英蘭等の連合国に戦争を仕掛けた。緒戦は勝利したが最終的には物量等の国力で劣る日本は敗れた。
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しかし上記は「自虐史観」または戦勝国側に立った「東京裁判史観」との指摘もある。一方で米国は開戦前から日本の外交暗号通信を傍受・解読していた事や、ハルノートが米国議会にも承認されてなかったこと等が戦後明らかになり、最近では下記のような見方もかなり一般的になってきたようだ。

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原油の8割を米国に依存していた日本は、大陸からの撤兵を要求して禁輸&資産凍結を行った米国に対し自存自衛のために対米(英蘭)戦に追い込まれた。英国から参戦を切望されていた米国は、日本に自国領土を攻撃させることで国内世論を得て参戦し、資源量と工業生産力で日本を圧倒し勝利した。

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とはいえ上記は米国のルーズベルト大統領や英国のチャーチル首相の「陰謀説」または日本の旧体制側や軍部の正統性を擁護する「歴史修正主義」とも呼ばれている。裁判での証言録や当事者達の日記や回顧録やインタビュー録等もあるが、どれも真実をそのまま語っているかどうか定かではない。

これら思惑を含めた「真実」はどこまで行っても推測の域を出ないものだし、いつの時代でも歴史ミステリ―やロマンとして歴史研究者や愛好家に任せておけばよいだろう。でも我々が忘れてはならないのは国などの組織の意思決定プロセスや結論、そしてその結果起きた「事実」の総括である。

当時日本の最高意思決定機関は天皇が臨席する「御前会議」だが、そこで天皇は私見を述べられないそうなので、日本の対米(英蘭)開戦を実質的に決めたのは昭和16年11月1日の「大本営政府連絡会議」だった。11月5日の「御前会議」はその結論を承認するセレモニーの場に過ぎなかったという。


実質的に日米開戦を決した11月1日の会議は17時間に及んだ。政府のトップは首相で配下には陸相、海相も居るが彼らは「軍政」(軍の予算&人事)は司るが「軍令」(指揮命令)は「統帥権」という天皇の大権であって首相さえも不可侵。といっても天皇は私見を述べてはいけないことになっている。

従って実質的に統帥権を行使するのは大本営(=陸軍参謀本部+海軍軍令部)で、大本営は政府と対等だから、この会議は「全員一致」でしか収束しない。そうなると主戦派と和平派が居る中で①和平譲歩、②開戦、③開戦準備しつつ和平交渉、の3案に絞れば結論は必然的に案③になってしまう

かくして日本はギリギリまで和平交渉継続しつつ(和平成立時は引返す含みで)真珠湾攻撃を敢行し交渉打切通知の手交が遅れて“騙し討ち“となり米国世論を奮い立たせ敗戦に至った。我が国のこの“実質決裁者不在の無責任主義“は今も変わらない。“愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ”のにである。

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2024年11月23日(祝)、渋谷・SEABIRD。毎月第二金曜日に定例ライブをしている岩井千尋バンマス率いるSEABIRD2金レギュラーバンドが、この日は“なおけいバンド”となる“下剋上スピンオフ・ライブ“の通算6回目(*1)である。なおちゃんのバンマス振りも、もうすっかり堂に入ったものだ。

【中川さとし (pf)、小島幸三(ds)、山内恵英(tp)、榎本任弘(b)、杉山尚子(ts)】

PROGRAM(各曲名⇒なおちゃん限定公開動画にリンク)
1st set
1.Blues for CT (恵英&尚子)
2.I Remember Clifford (千尋&尚子)

3.It Don’t Mean a Thing (マッキー&Saigottimo&恵英)

邦題「スイングしなけりゃ意味ないよ」。1932年デューク・エリントン作曲、1934年アーヴィング・ミルズ作詞。レディ・ガガとトニー・ベネットのカヴァーに倣ってマッキーこと牧かおるさんとDuet。ヴァース(前歌)部分の楽譜は無かったので「えいやっ」と私がアカペラで勝手に歌っちまった。
4.Unchained Melody (Saigottimo)

1990年の映画「ゴースト~ニューヨークの幻」でライチャス・ブラザース盤(1965年)がリバイバル・ヒットしたこの曲は、実は1955年の刑務所映画「アンチェインド」の主題歌。私は一昨年の六本木(*2)以来だが今日は中川さんのピアノとのDuoで演ってみることに。
5.Almost Like Being In Love (マッキー&恵英&尚子)

マッキーのソロは、なおちゃんのブラスアンサンブル付きの豪華アレンジ。今月の2金ライブ(*3)では楽譜の解釈の違いから後半がバックの演奏と合わなかったが、今回はエンディングまでバッチリと決まり、見事リベンジが果たせたネ。
6.Samba Cantina (恵英&尚子)
7.Fungii Mama (恵英&尚子)

2nd set
休憩を挟んだ2nd.set冒頭は本日聴きに来て下さったミュージシャンのお客様のシットイン(*4)演奏を2曲
客演①.Blue Minor (千尋&船越パイセン)
1曲目はなおちゃんの大学の先輩、船越哲さん(as)が登場。

客演②.There Will Never Be Another You (ノブ&ケリー)
ノブさん(as)とケリーさん(g)は邦題「あなたなしには」。
さて、そして通常の2金ライブなら、ここは“なお&けい“の(相対的)若手フロント陣による演奏だが今日のスピンオフライブは逆で、ここだけがベテランフロント陣(別名“古狸チーム”)による演奏となる。そう紹介されると選曲も演奏も「さすが、渋いねえ!」と感じるものだ。
1.You Go to My Head (千尋&求実)

2.Social Call (恵英&求実)

3.Briga Nunca Mais (出雲井裕実&尚子)

4.Corcovado (裕実&中川さん&ケリーさん&恵英)

出雲井さんの2曲目はボサノヴァの名曲。けいちゃんに加えてセッション参加者の(レギュラーの中川さんとは異性だが同姓で同じピアノの)中川さん(pf)とケリーさん(g)に入ってもらうとは流石、出雲井さん!粋な配慮だねえ。
5.I've Got You Under My Skin (マッキー&Saigottimo&尚子)

邦題は「貴方はガッチリ私のもの」。1936年にコール・ポーターが作ったこの曲のマッキーとのDuetは6月の1金の再演(*5)。歌詞の「stop」という所でブレイクする(一瞬無音になる)お約束がカッコイイねえ。ただ最も有名なシナトラ盤を改めて聴いたら、あれっ?ブレイクしてないじゃん。
6.Sweet Love of Mine (全ブラス陣&中川さん)

そして最後は老若男女レギュラーもゲストも入り混じって全ブラス(6管)揃い踏みで迫力のエンディング!いやぁ、今回も素晴らしいライブ&セッションとなりました。そして次回は半年後の来年5月17日(土)です。どうぞお楽しみに!
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*1:以前のTheNAOKAYライブin渋谷は下記ご参照。
ライブにおけるスピンオフ作品 | Saigottimoのブログ
お客様のシット・イン演奏凄っ! | Saigottimoのブログ
TheNAOKAYライブin渋谷③ | Saigottimoのブログ
TheNAOKAYライブin渋谷④ | Saigottimoのブログ
TheNAOKAYライブin渋谷⑤ | Saigottimoのブログ
*2:思い出多き六本木で再び歌った | Saigottimoのブログ
*3:11月の2金ライブについては下記ご参照。
暦の上では冬でもテーマは“秋“ | Saigottimoのブログ
*4:シットインについては下記ご参照。
ライブ/セッション/シットイン | Saigottimoのブログ
*5:6月の1金ライブ&セッションについては下記ご参照。
パパはマンボがお好きでっか? | Saigottimoのブログ

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2024年11月15日(金)、上野・東京都美術館にて「奄美の光、魂の絵画」田中一村展(*1)を観た。奄美大島の動植物を独特の画風で描くこの画家のことは以前にNHKの番組で観て知ってはいたが、今回の個展は初期の作品やスケッチ等から、この“孤高の天才”の生き様まで垣間見ることが出来た。


  【代表作「アダンの海辺」を用いた展示パネル】

“孤高の天才”という言葉は今をときめく大谷翔平や藤井颯太、モーツァルトやアインシュタインやチャップリンなど、飛び抜けた才能を持っているだけではなくどこかユニークな特徴を持つ規格外な人物というイメージが含まれている。そして私は敢えて彼こそそう呼ぶに相応しい画家だと思った。


彫刻家を父に持ち南画(水墨画)の神童と呼ばれて東京美術学校(現・芸大)の日本画科に入学する。ここ迄は順風満帆だが、2ヵ月で退学し茨の道を歩む。39歳で日本画の公募展に初入選するも以降は落選が続き、遂には中央画壇と絶縁する。この頃の作品は余白を無視したりと極めて前衛的だ。


公募展に1点入選しても、もう1点の落選に納得できず入選を辞退するなど受賞に拘っていた一村だか、落選を続けたことで吹っ切れたのだろう。以降は支援者を含めた他人の評価(受賞等)は全く気にせずに、純粋に自分のためだけに絵を描くことに没頭するようになり、ここから独自の境地に入る。

彼は50歳を機に南洋の島に移り住んだことから“日本のゴーギャン“とも呼ばれるがゴーギャンの様に島の人々を描くことは少なく、寧ろルソーに近い画風で69歳で亡くなるまで南洋の動植物を描き続けた。彼が辿り着いた境地はもはや日本画とか洋画といったジャンルなどはとうに超越している


【「秋色(部分)」「不喰芋と蘇鉄」ポストカードより】

2点出品したうちの1点の落選に「納得がいかない」と入選作も辞退するということは、それほど“他人の評価”を意識していたに違いない。しかし奄美に移住して以降はひたすら自分(自己実現)のために描き続け「わが人生の最後まで絵を描き続けられること」自体に最大限の感謝の言葉を残している。

彼をして“孤高の天才”たらしめたのは他人の評価を気にせず自分の評価軸に沿って全力を尽くしたことだろう。大谷翔平も数多の受賞や周囲の期待等に関係なく自分の夢実現のために全力を尽くす姿勢を貫いている。我々凡夫が“孤高の天才”に惹かれるのは才能ではなくその姿勢ではなかろうか。

大谷翔平についても書いたが(*2)、才能ではその道の天才に遠く及ばないとしても考え方や姿勢は参考にできる。そして誰もがユニークな才能を持っていると考えれば、それを生涯をかけて探し、磨きをかけ、最大限生かすために全力を尽くすべきなのだろう。田中一村展はそんな事も教えてくれた。
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*1東京都美術館の田中一村展は12月1日まで開催中。
*2大谷翔平的「働き方」に学ぶ点 | Saigottimoのブログ

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石貫慎太郎さんの新作オーディオドラマ「泣き虫エミリーの音探し」に出演させて戴いた。今回のドラマは訳あってカナダから訪日した女の子と訪日外国人を空港でインタビューして密着取材するTVクルーのお話。そうそう、あの有名な面白~いTV番組の様な話で私はベテランTVカメラマンの役だ。

私とクルーを組む若いインタビュアーの優くんは、名前通りとても優しい男の子だ。そして彼のお姉さんはサバサバしていて面倒見が良く、まるで「魔女の宅急便」に出てくるパン屋のおカミさんのようだ。あ、そういえば石貫作品って、ジブリ作品のように登場人物に悪い奴が出て来ないなぁ。

「泣き虫エミリーの音探し」【約46分間】クリック!

■スタッフ

脚本/制作/音楽:石貫慎太郎
エンディング・テーマ「Ciel」
 Vocal:nanami
 作詞/作曲/ギター:石貫慎太郎

■キャスト

ナレーション:​中田真由美
エミリー:月宮はる
優:能登洋宇
凛:山木梨花

源さん:Saigottimo (開始早々から登場)

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2024年11月8日(金)、渋谷・SEABIRD第二金曜(2金)ライブ。前日が「立冬」だから暦の上では既に冬だが今回のテーマは「秋」。つい先日まで猛暑続きだったのにいきなり冬じゃ心身がついていけないので、ワンクッション置く意味でも2金ライブではjazzで秋を堪能して戴こうという趣向だ。


【中川さとし(Pf)、小島幸三(Ds)、岩井千尋バンマス(Tp)、榎本任弘(B)、加藤求実(Ts)】

先日の渋谷ズンチャカでは「まち歩きナビ」という冊子にSEABIRDが大特集されたが、この日はその取材を担当してくれた実行委員会のメンバーが4人も聴きに来てくれた。

PROGRAM(各曲名⇒けいちゃん限定公開動画にリンク)
1st.set
1 Driftin' (千尋&求実)
2 Fly me to the moon (山内恵英&求実)

3 Crazy He Calls Me (出雲井裕実&千尋)

4 Brigas Nunca Mais (裕実&杉山尚子)

5 Corcovado (裕美&恵英)

出雲井さんの3曲は、1曲ずつ岩井バンマス、なおちゃん、けいちゃん、と3人のフロントとの共演で。Corcovadoは英語詞だとQuiet Night Quiet Starsとなるが、出雲井さんはブラジル生活経験もあるからネイティブポルトギーで聴かせてくれる。けいちゃんの演奏も雰囲気が出ていてイイネ!
6 I don't stand a ghost of a chance with you (千尋&求実)
7 Ceora (千尋&求実)
実は今日が2金ライブ通算第350回目である。そこで休憩時間にシャンパンで乾杯というセレモニーがあった。シャンパンもグラスも、なおけい財閥presentsで、しかも私のような下戸やクルマで来た人のためにノンアルコールのシャンパンまで用意してくれているという気配りが素晴らしい。

【シャンパンの栓を抜く岩井バンマス】

2nd. set
1 Gerogia on My Mind (Guest)

そして岩井バンマスの元同僚というゲストが、通算350回のお祝いに来て「我が心のジョージア」を歌ってくれた
2 Along Came Betty (千尋&尚子)

3 My Blue Heaven (Saigottimo&千尋)

私は“女(男)心と秋の空“ということで「My Blue Heaven (わたしの青空)」(*1)。この歌には堀内敬三氏の名訳詞が付いている。堀内敬三氏が作詞した「冬の星座」(原曲はアメリカ民謡「Molly Darling」)や「家路」(原曲はドヴォルジャーク交響曲第9番第2楽章)などは誰でも知っているだろう。
4 I Fall In Love Too Easily (マッキー&求実)

5 Almost Like Being In Love (マッキー&尚子&恵英)

マッキーこと牧かおるさんの2曲目は、なおちゃんアレンジの2管アンサンブル付きでカッコイイ!でもエンディングが???という感じ。どうやらバックのリズムセクション(ピアノトリオ)との間で譜面の解釈で齟齬があったようだ。これは11/23のなおけいライブでリベンジかな?
6 The Nearness of You (Guest)

そしてやはり通算350回ということでお祝いの品まで持って来てくれた和服姿の女性ゲストがバラッドで「あなたのおそばに」をサラっと歌うじゃないの。姐さん、粋だねぇ
7 Anti Calypso (全ブラス陣)

今回が第350回目の2金ライブ。300回目の時にバンマスに「次の目標は何回目でしょう」と聞いたら「う~ん333回かな」と刻む。そして333回目にも同じ質問をしたら「345回かな」となかなか350回と言わなかった。まぁメンバーは高齢化し、いつまで元気で演れるか自信ないよなーと共感。

でもなんだかんだで気付いたら350回目に到達したではないか、と思っていたら最後に岩井バンマスからご挨拶があった。「今日はご来場ありがとうございました。このライブも30年間続けて来ましたが、これからまた30年間続けられるよう頑張ります!」えーっ、今度はいきなりあと30年後?
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「TheNAOKAYライブin渋谷⑥」は11月23日(祝)午後6時~8時にSEABIRDで開催!いつもより少し早い時間帯ですが是非、お越し下さい。またセッションタイムもありますので楽器奏者は楽器をヴォーカリストは譜面をお持ち下さい。


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*1:この楽曲については下記ブログご参照。

ブルーヘブンって青空のこと? | Saigottimoのブログ


Saigottimo
2024年11月2日(土)、中野・なかのZERO小ホール。毎年春秋2回開催されているJazz Vocal House TOKYO (旧マーサ三宅ヴォーカルハウス)秋の発表会。出演する受講生は有料(1人数万円)だが、私のような観客は無料だ。13~20時頃迄3部構成で約百人(今回は81人)が1人1曲ずつ次々に歌う。

出演者は初級者からプロまで様々で、上手い人は当然参考になるし逆にそうでない人は「そうなるよねー」と共感できる。また曲も殆どがスタンダードだが私など知らない曲目も結構あって発見もあるし、逆に持ち歌や聴いたことがある曲でも「お、こんなアレンジもあるのか」と参考になる。

歌い方やリズムやテンポやエンディングなど歌唱内容もさることながら、衣装やメイクや表情や立ち居振る舞いやバンドへの指示やマイクの使い方等のステージングも、良否どちらも参考になる。つまりヴォーカリストにとっては、この数時間は丸ごと全てが参考になる“ナマの教材”なのだ。

しかもそれを最初から最後まで聴けて出入りも自由で入場無料なのである。こんな有難い勉強機会はないと思うのだが、意外にも観客席(501席)はまばらで、出番が終わった出演者や出演する知人の応援団がせいぜいそのお目当ての前後数名だけ聴いて帰ってしまう。ああ、なんと勿体ない!

私自身は“何事も本格的にやらない”主義なので自分が受講しようとは全く思わないが20年程前に受講生の大津晃子さんに教えてもらって聴きに行くようになり、最近では毎年全員聴くことにしている。「そんな、全部聴く人なんて受講生でも居ないよ」と言われるが、こんな貴重な機会は他にない。

【大津さんは第3部の先頭で「You Brought a New Kind of Love」をスインギーにそして表情豊かに歌った】

コロナ過明けで久し振りに出演したSEABIRD1金ライブ仲間の大津晃子さんは常連かつ受賞歴もあり当然素晴らしい歌唱だったし、トリを務めた井本理恵さんは歌唱からステージングまで今回も全て完璧で圧倒された。そして杖をついて登場した井上遠遊さんの”Here’s to Life“は私の心に刺さった

次回は来春だが、ヴォーカリストやjazzヴォーカルに興味ある人はこれを聴きに来ない手はないと思うのだが…。

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2024年11月1日(金)、渋谷・SEABIRD第一金曜(1金)ライブ&セッション。この日インスト(楽器演奏)曲はjazzベーシストSteve Swallow特集で「Muddy in The Bank」「Ponytail」「Sweet Henry」「Ladies in Mercedes」。最後の曲は先月離脱してた御子柴さんが加わっての再演。


【十河さん(pf)、岩渕さん(ds)、本多バンマス(tp&鍵盤ハーモニカ)、萬造寺さん(b)、御子柴さん(ts)】

先々月はお客様ゼロの完封シャットアウト勝ち(?)で先月は逆にセッション参加者やオーディエンスがわんさか押し寄せる満員大盛況だった。さて今月はどうかと思ったら、バンマスの「バラけて来て下さい」とのアナウンスが功を奏してか丁度良い塩梅ではないかと思う位の客入りだった。(*1)

すると途中から若い女性が一人で入店された。隣に座った中村美津子さんが声掛けしたらしく楽しそうに英語で話しているところを見ると外国人観光客かなと思っていたら、どうやらヴォーカリストでもあるらしい。本多バンマスがすかさず「ではヴォーカルタイムで歌って下さい」と言ってくれた。

2nd.setで早速セッションに突入し上代さん(ds.)が加わって季節モノの「Autumn In New York」を演ってヴォーカルタイムに。まず中村美津子さんが「Almost Like Being In Love」をいつものように達者に歌って場を温めたところでゲストの女性に歌ってもらうことになった。

【ドラムは2nd.setからセッションゲストの上代さん】

彼女はシドニーにお住まいだが香港生まれで、ご両親がクラシック好きでお名前はSymphonyさんと仰るそうだ。最初は「譜面がないので…」と遠慮していたがバンマスが曲目を聞き「Fly Me to The Moon」と分かるや否や流石は1金バンド、すぐに黒本やらiRealやらを駆使して伴奏を始める。

歌い出すと店内に「おおっ」と声が漏れるほど巧いし当たり前だが英語の発音が美しい!3番手の私は1959年にレイ・ピーターソン1970年にプレスリーがヒットさせた「The Wonder of You」。このシャツを着たのはワールドシリーズが早々に終わったので今着るしかないと思ったからだ。


♪The Wonder of You…渋谷・SEABIRD1金ライブ&セッションにて♪

続くマッキーは「I Can't Give You Anything But Love (捧ぐるは愛のみ)」、大津晃子さんは「Ghost of a Chance」とjazzスタンダードが続く。そしてヴォーカルのトリは柳田さんで「A Lover’s Concerto」。原曲はバッハのメヌエットだが、サラ・ヴォーンがこの題名でヒットさせている。

本多バンマスが「最後に1曲、何かリクエストはありませんか?」とSymphonyさんに尋ねると「I Wish You Love」と、なかなか渋いオーダーが入った。バンマスが「歌う?」と促すと少し恥ずかしそうに躊躇しながらも「Okey」と応えて歌ってくれたが、これまた良いじゃないの!

かくして11月のSEABIRD1金ライブ&セッションは幕を閉じたが、この日のお写真などを中村さんから送ったところ、彼女から「とても楽しかった」という感想と謝辞、そしてシドニーのセッションスポット等の情報を送ってくれた。伺う機会はなかなかなさそうだが、また再会したいものである。
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*1:先々月と先月の状況は下記のブログご参照。
10対0完封シャットアウト勝ち! | Saigottimoのブログ
紅白初出場時のペギー葉山の歌 | Saigottimoのブログ

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タイトルを見て「はあ?超えたに決まってるじゃん」と思った人は恐らく若い世代だろう。勿論、記録は比べるべくもない。そう言うと若い人は「はいはい、“ナガシマは記録ではなく記憶に残る選手だ”と言いたいんでしょ?」と思うかも知れないが、まずは次の質問と私の回答を見て戴きたい。


質問「歴代のプロ野球選手を最も大きな括りで2つに分けるとしたらどう分けるか?」この質問には正解などないので「投手と野手」「レギュラーと控え」「天才タイプと秀才タイプ」など様々な回答があろう。でも私の回答は断固こうだ「長嶋茂雄とそれ以外」これ以上大きな分類はないと思う。

【↓左:大谷翔平(スポニチWebより)】

【右:現役時代の長嶋茂雄(デイリースポーツWebより)↑】

長嶋茂雄が「ミスター(プロ野球)」と呼ばれるのは、彼がプロ野球を代表する偉大な選手だったからではない。彼はプロ野球を日本における歌舞伎や大相撲に匹敵する国民的な人気コンテンツに引き上げたからだ。ゴジラが怪獣(生物)ではない(*1)のと同じく長嶋茂雄はもはやプロ野球選手ではない

かつて日本において最もメジャーな野球リーグは東京六大学でプロ野球は「職業野球」と呼ばれて今の社会人野球の様なマイナーな存在だった。それが「長嶋が巨人に入るんだって?」と長嶋の入団と共にプロ野球が日本の中でメジャースポーツになったそうだ(私も幼い頃で実はよく知らない)。


彼より凄い成績を残した野球選手はたくさん居るが、平凡な三塁ゴロをランニングキャッチして送球するだけのシーンがCMになったりヘルメットを飛ばして三振する姿が人々を魅了する選手は他に居ない。某大物メジャーリーガーに「ナガシマのプレイを見るためなら私は金を払う」と言わしめた。

「達人」は難しい打球を目の覚めるようなファインプレーでアウトにするが、(元ロッテの小坂誠のような)「名人」はただの平凡なプレーに見せてしまう。しかし長嶋は、逆に平凡な打球をわざと難しそうに捕球し送球して観客を喜ばせようとしたというのだから「達人」「名人」の域を超えている。

私より上の世代には徳光アナのように長嶋茂雄を崇拝している人も居るが、私も例の脳梗塞絡みのスキャンダルが報じられるまでは長嶋茂雄と吉永小百合は日本国民にとって皇室に最も近い存在だったのではないかと思っていた(吉永小百合はいまだにそのポジションにいると思っている)。


翻って大谷翔平はどうか。昨今の大谷フィーバーはとどまるところを知らないが、ここにきて彼の存在は日米において野球人気(特に若年層の人気)を他のスポーツに対して引き上げる起爆剤と言われる。さらにプライベートの言動など一挙手一踏足が神格化され、まさに皇室じみてきた様に感じる。

これはいよいよ長嶋茂雄の領域に入って来たかと思っていた矢先、つい先ほど終了したワールドシリーズ第2戦でドジャーズは山本の好投で連勝したが大谷は盗塁を試みて左肩を亜脱臼してしまった。おお、これは大変だ!野球ファンや契約企業のみならず全国民が彼の容態を心配している…ほらね!

【WS第2戦で負傷した大谷翔平(MLB公式Webより)】
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*1:本件に関しては下記ブログご参照。
ゴジラは怪獣じゃないんですよ | Saigottimoのブログ

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2024年10月20日(日)、今年で第10回目となる「渋谷ズンチャカ」(*1)が本番を迎えた。一週間前の天気予報は雨だったが直前になって曇となり当日朝は晴れ間も出て暑いくらいの陽気だ。今回私はオープニングイベントからフィナーレまで、途中は出演者の1人としても参加させてもらった。


朝11時のオープニングに合わせて、井の頭通りの始点近くにある宇田川交番前のステージ「斧」に向かった。既にファンファーレ隊や見物客などで賑わっている。オープニングは20世紀FOX映画のドラムロール&ファンファーレが鳴り響き、いよいよ大イベントが始まるゾ、という雰囲気を醸し出す。

コンビニで早めのランチを済ませて様々な会場でのパフォーマンスを観て歩いた。どのステージも公園や小径にテントを組んでいるだけなので、演奏者の近くで聴いている人達は盛り上がるが、その後ろを通行人が忙し気に通り過ぎていく。でもまあ、それが街のストリートライブというものだろう。

私が出演するステージ「猫」は旧渋谷川遊歩道(通称キャットストリート)に設けられていた。ウクレレで明るく歌う関西人女性(うえぽんWendy)やカラオケCDをバックにサザンを歌って踊るお姉様コーラス隊(Bumpy Sisters)は、熱い応援団が大勢駆け付けてワイワイと盛り上がっていた

しかし私は盛り上がるステージではなく、むしろ誰にも気付かれないようにBGM的に演りたかった(*2)。1金vo.の柳田さんが奥様と来て下さったのは大感謝だが敢えて応援団は呼ばなかったし、このステージはお洒落な店を眺めながら通り過ぎるカップル達の間にひっそり佇む点で最適だった。

【10周年記念Tシャツ&出演者ステッカー&パンフレット】

【↑開演前のステージ「猫」での出演者側からの景色】

【↑左:Bumpy SistersのCHIKAさんと 右:演奏時の私】

私はウクレレの弾き語りとハーモニカで誰もが知っているであろう懐かしい外国民謡を15分間で5曲演らせてもらった。歌とハーモニカはライブでも披露しているがウクレレは人前で初めて演奏するので不安もあり実際コードを幾つか弾き間違えたが、そこは狼狽えずに歌優先でシラっと乗り切った

(下記の動画はブログの制約上1分間でカットされている)


①ダニー・ボーイ(アイルランド民謡)

ウクレレ弾き語り1Chor.(原詞)ハーモニカ1Chor.

②アメイジング・グレイス(スコットランド民謡)

ハーモニカとウクレレ弾き語り(原詞)で全体2Chor.

③うるわしの白百合(アメリカ民謡)

ウクレレ弾き語り2Chor.(原詞&日本語詞) 

④オールド・ブラック・ジョー(アメリカ民謡)

ハーモニカ1Chor.ウクレレ弾き語り2Chor.(原詞&日本語詞)

⑤アロハ・オエ(ハワイ民謡)

ウクレレ弾き語り2Chor.(原詞&ナンチャッテ和訳詞)

カミさんと息子達もこの後に家族で外食をしようとして来ていたが、終演後に音大出の長男から「街の環境音楽として馴染んでたね」と言われた。ほぅ、もしそうなら私が目指した“BGM的な音楽“になっていて当方の意図が実現した訳で嬉しい。ま、こんなパフォーマーは異端だろうけど…。


夕方からはメインステージである宮下公園の広いスペースに居を移したが、この頃から強い風が吹いて凄く寒くなり驚いた。昨年も出演されていた(*3)SEABIRD仲間の井上さんや内田さんや千佳ちゃん達のバンド(The Honolulu Stomp Jug &Swing Band)を観てからフィナーレにも参加した。

こうして記念すべき第10回「渋谷ズンチャカ」は予報も跳ね返して天候に恵まれ、無事に大団円を迎えた。長い準備期間を経てこの大イベントを献身的に作り上げた多くのボランティアスタッフの皆様には、出演者の一人として、そして一区民として、改めて敬意を表すと共に深く感謝申し上げたい

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*1“一日限りの音楽解放区”と銘打つ渋谷のストリート音楽祭。ジャズ、ロック、POPS、クラシック、昭和歌謡など音楽ジャンルにもプロアマ等の巧拙にも制約はない。渋谷駅界隈の8会場で約80組の出演者が様々な音楽を奏でるイベントで運営委員会は主に若いボランティア・スタッフで構成。
*2:以前にもこうした演奏は試みた。下記ブログご参照。
アカペラによるBGMは成り立つ? | Saigottimoのブログ
*3:昨年の様子は下記ブログご参照。
練馬で渋谷街中で音楽祭真盛り | Saigottimoのブログ
*4:ここまでの事情は下記ブログご参照。
渋谷ズンチャカへの出演決定! | Saigottimoのブログ
渋谷のキャットst.って何処だ? | Saigottimoのブログ

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