日記「今日見た映画 2015」62『orange -オレンジ-』 | やりすぎ限界映画入門

やりすぎ限界映画入門

ダイナマイト・ボンバー・ギャル @ パスタ功次郎

■「やりすぎ限界映画工房」
■「自称 “本物” のエド・ウッド」


■『orange -オレンジ-』
やりすぎ限界映画:☆☆☆☆★★★[95]

2015年/日本映画/139分
監督:橋本光二郎
出演:土屋太鳳/山﨑賢人/竜星涼/山崎紘菜/桜田通/清水くるみ/鶴見辰吾/真野恵里菜/森口瑤子/草村礼子/内田菜月/安田聖愛/森田想/須賀一天/田中六文銭/東間ひだり/森悠/佐々木萌詠/栗原沙也加/高濱レイカ/瀬戸かほ/栗原卓也/岡駿斗/松沢有紗/笠松将

■2015年 劇場公開作品 62本目

■第2稿 2021年 4月4日 版

「反省文」「3」。

これが「やりすぎ限界映画」だ。

『バースデーカード』級「これでもか」の恐るべき「泣かし」。『ホットロード』級これが「正しい恋愛」。

「3年前」、「かなり」「重症」の “本物” の「アル中」+「超てきとう」「超不真面目」「超いい加減」で、「酔っ払ってた」「寝ぼけてた」「体調が悪かった」程度じゃなかった状態で☆☆☆☆★★[90]だったのは、「重症」の “本物” の「アル中」を「かなり」「泣かし」に追い込んだ「証」。『くちびるに歌を』のような嫌な予感がした。見直して「ごめんなさい」「本当に申し訳ありませんでした」「心から謝罪致します」。次々に「これでもか」と追い込んでくる恐るべき「泣かし」に、もはやいくら「反省」「懺悔」「償い」してももう追いつけない。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『ターミネーター』『僕の彼女はサイボーグ』『リンキング・ラブ』……………………。「タイムスリップ映画」は星の数ほどある。『orange -オレンジ-』の「手紙」がどうやって過去に届いたかは謎だが、恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「チョン・ジヒョン」の『イルマーレ』のような、「もしも過去に手紙が届いたら」の「嘘」が「大前提」創作だったと、「今日」まで冷静に判断できなかった。

「あの時こうしておけばよかった」。人間生きてて誰もが「後悔」ばかりだと思う。「あの時こうしておけばよかった」「後悔」が「修正」できたら、どんなに素晴らしいだろう。「苦しみ」を表に出せず一人抱え込んでた「山﨑賢人」「翔」の自殺を止められなかったのは、恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「土屋太鳳」「菜穂」の「マイナス思考」のせいだけじゃない。「苦しみ」を表に出せず一人抱え込んでたのは、あらゆる悪条件が積み重なって起きた結果だという、恐るべき極限のくそリアリズムに「大きい方垂れ流し」。それを「修正」によって「一つ一つ」「変える」。「一つ一つ」「変える」度に恐るべき「泣かし」。

過去を変えても「新しい未来ができるだけ」。「現在の未来が変化しない」という発想が「3年前」、「かなり」「重症」の “本物” の「アル中」状態で見た時「絶対納得できない」、「山﨑賢人」「翔」が生き返らないとやりすぎ限界映画ではないと思った。だが「素面」で見直したら逆に、「新しい未来ができるだけ」「現在の未来が変化しない」解釈が、「誰も見たことがない」「新しいもの」だと気づいた。それでも最期の丘、「もしかしたら」、何らかの「変化」が起きる予兆にも見える。過去から未来へは「手紙」は届かないのか? 「観客の想像に委ねる」終わり方なのかもしれない。

「あの時こうしておけばよかった」。恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「土屋太鳳」の「マイナス思考」、「引っ込み思案」に「いいこと一つもなし」、の、恐るべき極限のくそリアリズム。恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「土屋太鳳」の「引っ込み思案」が、「一つ一つ」「修正」「変える」度に、「山﨑賢人」「翔」が「生きたい」と願うようになる恐るべき「泣かし」。「橋本光二郎監督」が仕組んだ、ソフトボール「代打」から「お弁当」…………、最期「自転車」まで、「一つ一つ」「変える」度に恐るべき「泣かし」の「やりすぎ」に「泣きながら」、「大きい方垂れ流し」になる以外もはやなす術はない。

「引っ込み思案」など「絶対NG」を「これでもか」と思い知らせる「正しい恋愛」。「3年前」、恐るべき「恋愛映画」をちゃんと判断できなかった。『orange -オレンジ-』は恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「土屋太鳳」の「女優生命限界点」に到達。どれほど僕が「重症」の “本物” の「アル中」だったか「震撼」「驚愕」「絶句」。もはやいくら「反省」「懺悔」「償い」してももう追いつけない。

恐るべき「極限の美」の恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” は「土屋太鳳」一人だけじゃない。「かなり」「大勢」いてもう確認し切れない。「特に」恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「山崎紘菜」「清水くるみ」「真野恵里菜」を、「ちゃんと」「見てなかった」。

「特に」、恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「真野恵里菜」は『新宿スワン』『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』を「ちゃんと」「確認しなかった」の「もう許されない」。

さらに「特に」、恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「山崎紘菜」が『野のなななのか』だと「今頃」解かったこと、さらに、『チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話』に出てたの「何一つ殆ど砂粒ほども覚えてない」こと、「もっと」「もう許されない」。もはやいくら「反省」「懺悔」「償い」してももう追いつけない。




■『orange -オレンジ-』
☆☆☆☆★★[90]

2015年/日本映画/139分
監督:橋本光二郎
出演:土屋太鳳/山崎賢人/竜星涼/山崎紘菜/桜田通/清水くるみ/鶴見辰吾/真野恵里菜/森口瑤子/草村礼子

■2015年 劇場公開作品 62本目

■初稿 2018年 6月25日

途中まで「やりすぎ限界映画」かと思うほど引き込まれたが、最後に現在の人間達が救われないのが見てて辛かった。翔の物語はかなり極限のくそリアリズムがあり、「救うことができた」という後悔にかなり涙が出た。今の日本の大きな問題「救うことができた」話は、他人事に見えなかった。

[Previous]
日記「今日見た映画 2015」61『さよなら歌舞伎町』
日記「今日見た映画 2015」62『orange -オレンジ-』
日記「今日見た映画 2015」63『ビッグ・アイズ』
日記「今日見た映画 2015」64『アメリカン・ドリーマー …』
日記「今日見た映画 2015」65『イントゥ・ザ・ウッズ』
日記「今日見た映画 2015」66『海のふた』
日記「今日見た映画 2015」67『ハン・ゴンジュ 17歳の涙』
日記「今日見た映画 2015」68『ロマンス』
日記「今日見た映画 2015」69『ワンダフルワールドエンド』
日記「今日見た映画 2015」70『ナイトクローラー』
[Next]

画像 2018年 6月