日記「今日見た映画 2015」60『アリスのままで』 | やりすぎ限界映画入門

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ダイナマイト・ボンバー・ギャル @ パスタ功次郎

■「やりすぎ限界映画工房」
■「自称 “本物” のエド・ウッド」


■『アリスのままで』
☆☆☆☆★★[90]

2014年/アメリカ映画/101分
監督:リチャード・グラツァー
出演:ジュリアン・ムーア/アレック・ボールドウィン/クリステン・スチュワート/ケイト・ボスワース/ハンター・パリッシュ/シェーン・マクレー/セス・ギリアム/スティーヴン・クンケン/ダニエル・ジェロル/ロサ・アレドンド/エリン・ダーク

■2015年 劇場公開作品 60本目

■第2稿 2021年 5月8日 版

『私の頭の中の消しゴム』『明日の記憶』『八重子のハミング』などが作られるくらい「大問題」。まず「若年性アルツハイマー」に、「自分がなる」のか? 「家族がなる」のか?

「自分がなる」のは、実は苦しまず死ねるのかもしれない。「記憶」が残ってるうちは「罪悪感」で自殺したくなるのかもしれないが、恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「ジュリアン・ムーア」「アリス」のように、最期「言葉」も忘れる領域まで到達したら、「罪悪感」、「死の恐怖」すら「忘れる」のかもしれない。

だが自分がならず「家族がなる」場合、介護をする人間は “本気” で「自殺」「殺人」を考えてしまうように思う。「若年性アルツハイマー」に「家族がなる」、「苦しみ」「哀しみ」は、「誰がなってもおかしくない」し、「明日は自分の番かもしれない」。絶対「他人事」じゃない。「もしも」家族が「若年性アルツハイマー」になったらと考えると「怖さ」にビビッて「大きい方垂れ流し」しかない。「自分だけは大丈夫」なんてムシのいいことはないかもしれない。

「もしも」僕が介護しなければならなくなったら、最期までやり切れるのだろうか?  誰かに頼むにはどれはれほどお金が要るのか? 「放棄」して「逃げた」ら「殺人犯」になるのか? もう「自殺」するしかないのか? 

介護する者にとって、「トイレ」「風呂」に「一人でいける」レベルは、まだ “本物” の「地獄」じゃないかもしれない。恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「ジュリアン・ムーア」「アリス」が本当におしっこ漏らしたの見て、僕は大きい方を漏らした。

アメリカの「神経科学者」「リサ・ジェノヴァ」の原作があったこと「知らなかった」。「言語学教授」「アリス・ハウランド」は、「神経科学者」「リサ・ジェノヴァ」自身と、自身の研究を併せた創作だったのかもしれない。

「家族性アルツハイマー」の「遺伝の確率は50%」、「発症の確立」「100%」を「知らなかった」。絶対「他人事」じゃない。

恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「クリステン・スチュワート」が「日記」読まれたことに「激怒」するが、恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「ジュリアン・ムーア」が、読んだことすら「忘れる」の見た「ショック」「衝撃」で、怒る気力もなくした「哀しみ」が「凄かった」。「3年前」、「ちゃんと」「見てなかった」ことに「反省」「懺悔」「償い」。

■初稿 2018年 6月24日


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画像 2018年 6月