日記「今日見た映画 2015」51『独裁者と小さな孫』 | やりすぎ限界映画入門

やりすぎ限界映画入門

ダイナマイト・ボンバー・ギャル @ パスタ功次郎

■「やりすぎ限界映画工房」
■「自称 “本物” のエド・ウッド」


■『独裁者と小さな孫』
やりすぎ限界映画:☆☆☆☆★★★[95]

2014年/ジョージア=フランス=イギリス=ドイツ映画/119分
監督:モフセン・マフマルバフ
出演:ミシャ・ゴミアシュヴィリ/ダチ・オルウェラシュヴィリ/イャ・スキタシュヴィリ/グジャ・ブルデュリ/ズラ・ベガリシュヴィリ/ラシャ・ラミシュヴィリ/ソソ・クヴェデリゼ/ダト・ベシタイシュウィリ

■2015年 劇場公開作品 51本目

■第2稿 2021年 2月13日 版

「実話」に見えるが、どこの国の話かも「全く解からない」。「実話」か「創作」か調べる以外「選択肢」はなかった。

「3年前」、「まだ」「かなり」「重症」の “本物” の「アル中」、「酔っ払ってた」「寝ぼけてた」「体調が悪かった」程度じゃなかった状態で見て、ここまでビビッて「泣きながら」大きい方を漏らした記憶が「鮮明」。「よほど」「怖かった」のだろう。細部の忘れてた部分まで見直したら「大きい方垂れ流し」まで震え上がった。

「3年前」、日本に住んでて「独裁者」が「他人事」にしか見えなかった。「3年前」、「超てきとう」「超不真面目」「超いい加減」で『独裁者と小さな孫』の背景を調べなかったことを「今」、「反省」「懺悔」「償い」。どこの国かは「架空の国」だった。「実話」じゃなく「創作」だが、何でここまで「実話」に見えるのか? 「真実」を思い知った「怖さ」に「震撼」「驚愕」「絶句」しかない。

「モフセン・マフマルバフ監督」は「イラン人」。15歳で「パフラヴィー朝」を倒すため地下活動に参加。「独裁者」と実際に戦ってきた人間がいることを思い知るしかなかった。

有名な「アドルフ・ヒトラー」以外にも、かなり大勢「独裁者」が「今」もいることを思い知るしかない。今「独裁政権」ではない日本人の僕は、本当にこんなことが起きてるのか、体験したことないから「実感」できない。『独裁者と小さな孫』「大統領」の、「大勢」いるであろうモデルの一人に挙がった「パーレビ国王」のことを調べて「おしっこ垂れ流し」。「日本人」に生まれたことを仏様に「感謝」した。

「パーレビ国王」「イラン革命」、「ムバラク大統領」「アラブの春」、「ヴィクトル・ヤヌコーヴィチ大統領」「2014年ウクライナ騒乱」…………とか、「3年前」、「何一つ殆ど砂粒ほども知らなかった」。自分自身のあまりに「超てきとう」「超不真面目」「超いい加減」さに「絶句」。『クロッシング』『レッド・ファミリー』のような「背景実話系映画」だから、「実話」にしか見えなかったのだ。

インタビューで「モフセン・マフマルバフ監督」は「架空の国」にした意図を、「どこの国でもありえる物語として撮りたかった」と言う。今までも「現実」これからも「まだ」「現実」に、ビビッて「泣きながら」「大きい方垂れ流し」。

人間は絶対「自分が他人にしたことは、いずれ全部自分に返ってくる」。冒頭数分「停電」になって「銃撃戦」の音が聞こえてからの「映画全部」、「これでもか」「これでもか」「これでもか」「これでもか」…………まで、「大統領が国民にしたことは、いずれ全部大統領に返ってくる」恐るべき「やりすぎ限界映画」。「独裁者」など「絶対許されない」。「血のしょんべん」が出るほどの「怖さ」が日本で起きないことを祈るしかない。




[Previous]
日記「今日見た映画 2015」51『独裁者と小さな孫』
日記「今日見た映画 2015」52『パプーシャの黒い瞳』
日記「今日見た映画 2015」53『愛して飲んで歌って』
日記「今日見た映画 2015」54『妻への家路』
日記「今日見た映画 2015」55『WE ARE Perfume WOR…』
日記「今日見た映画 2015」56『恋人たち』
日記「今日見た映画 2015」57『ボヴァリー夫人とパン屋』
日記「今日見た映画 2015」58『ジュラシック・ワールド』
日記「今日見た映画 2015」59『わたしに会うまでの160…』
日記「今日見た映画 2015」60『アリスのままで』
[Next]

画像 2018年 6月