日記「今日見た映画 2017」28『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』 | やりすぎ限界映画入門

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■『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』
☆☆☆☆★★[90]

2017年/日本映画/118分
監督:三池崇史
出演:山﨑賢人/神木隆之介/小松菜奈/岡田将生/新田真剣佑/観月ありさ/國村隼/山田孝之/伊勢谷友介/柳俊太郎/平埜生成/島ゆいか/指出瑞貴/松川星/出合正幸/ 榎木薗郁也/福山翔大/鈴木龍之介/音月桂/森田愛蓮/岩田琉聖/嶋田翔平/若林久弥/藤井佳代子/水橋研二

■2017年 劇場公開作品 28本目

■第2稿 2019年 10月6日 版

「原作を読まない」僕が、「原作を読んでた」珍しい映画。楽しんで面白く見てしまった。

『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの原作を、僕が真面目にちゃんと読んでたのは「第5部」までで、あとはサボってまだ読んでない。個人的には「第3部」が大好きで、かなり繰り返し読んだ。「第2部」の「究極生物」も「かなり」好きだった。当時「第3部」に病的にハマったのがきっかけで、「実写映画化」したいと「妄想」「白昼夢」を抱いた。「妄想」「白昼夢」は “棲息速度域” まで到達し、20代の「鶏」くらいしか脳みそがなかった頃の僕は、「第4部」で、「カーズ」が地球に降ってくると信じてたほどイカれてた。

『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズを「実写映画化」したいと野望を抱いた人間は、ものすごく多かったと思う。僕も自分ならどんな映像をイメージして「実写映画化」するか? 監督になったつもりの虚しい「妄想」「白昼夢」を真剣に考えた。

散々「SFX」「CG」について書いてきたが、「第3部」の頃1989年から1992年まで、『ターミネーター2』の直後で『ジュラシック・パーク』の前、まだ「CG」が「神への冒涜」まで到達してなかった。「DIO」の「世界」「ザ・ワールド」の「時間が止まった」映像が、どんな映像を生み出せるか? 「荒木飛呂彦」の世界観を極限のくそリアリズムで表現するには、『ターミネーター2』や『トゥルーライズ』までの巨額の製作費がなければ「実写映画化不可能」なまでのイメージがあった。日本かハリウッドか? スピルバーグかキャメロンか? 「誰が実写化するか?」というほどの印象だった。

そして「誰も見たことがない」「新しいもの」にはなりにくい現代、「この世で作れない映像がない」「CG」で、とうとう実写化された。

「話が面白かった」。原作がどれほど面白いかなのかもしれないが、俳優がみんな魅力的に見えた。「山﨑賢人」がカッコよかった。「神木隆之介」「小松菜奈」「観月ありさ」「國村隼」「山田孝之」も魅力的だった。

監督になったつもりの虚しい「実写映画化」、「妄想」「白昼夢」を考えてた時、「空条承太郎」「東方仗助」は日本人にはできないと思ってた。ハリウッドの誰か大スターを、『ゴースト・イン・ザ・シェル』の「日本人原作」「外国人キャスト」のように僕はイメージしてた。

「山﨑賢人」がカッコよく、「東方仗助」に見えて漏らした。「三池崇史監督」がものすごい演出で泣かすシーンを多くしてたのにもビビった。恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「小松菜奈」が暴れる、「2作目」が見たくなった。


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画像 2019年 10月