日記「今日見た映画 2017」22『ブレードランナー 2049』 | やりすぎ限界映画入門

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ダイナマイト・ボンバー・ギャル @ パスタ功次郎

■「やりすぎ限界映画工房」
■「自称 “本物” のエド・ウッド」


■『ブレードランナー 2049』
☆☆☆☆★★[90]

2017年/アメリカ映画/163分
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演:ライアン・ゴズリング/ハリソン・フォード/アナ・デ・アルマス/マッケンジー・デイヴィス/シルヴィア・フークス/レニー・ジェームズ/カルラ・ユーリ/ロビン・ライト/ショーン・ヤング/デイヴ・バウティスタ/ジャレッド・レトー/ウッド・ハリス/デヴィッド・ダストマルチャン/ヒアム・アッバス/エドワード・ジェームズ・オルモス/バーカッド・アブディ

■2017年 劇場公開作品 22本目

「超話題作」にして「超問題作」。「映画史」にどれほどの影響を与えるか? 『ブレードランナー 2049』の公開を、「もう戻れない」ほどの「映画ヲタク」は、地球に隕石が堕ちるほどの思いで待ったに違いない。

「やりすぎ限界映画」とは思えなかった。「賞賛」の意見を「SNS」でいろいろ読んでみたが、僕を撃ちのめすほど説得される意見はなかった。

アイデアは素直に面白かったし尊敬した。レプリカントの完成度が “棲息速度域” に到達し、人間と同じになってしまう。極限のくそリアリズムで「ありえる」ことに見えた。

だが「この世で作れない映像がない」現代で、「1作目」を超えるほどの「衝撃」を生み出すことは、できなかったように見える。「続編映画」が「前作を超える」例は圧倒的に少ない。実際に超えた「続編映画」が「頭に思い浮かぶほどしかない」ことが、その難しさを証明してるのだと思う。

「1作目」を超える「インパクト」を生み出すことなど、もはや「リドリー・スコット監督」「本人」にもできないのかもしれない。「リドリー・スコット監督」「本人」が自ら「監督」しなかったことが、「生み出せない」ことの「答え」にも見えた。ジェームズ・キャメロン監督」「本人」が自ら「監督」しなかった『ターミネーター ニュー・フェイト』にも、「同じ」「不安」を感じてる。

だが、「約40年」の時を超え、「CG」で甦った恐るべき “極限ダイナマイト・ボンバー・ギャル” 「ショーン・ヤング」の、恐るべき「極限の美」には、「時間が止まった」となる以外なす術はなかった。


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画像 2019年 9月