おはようございます
新学期のお弁当作り、二日目にして早速寝過ごし、
お弁当用のご飯を一合だけ急速炊きで炊いたら、
やっぱりちょっと水っぽくて芯っぽい気がするりくのらです。
明日は炊飯器のタイマー機能というのを使ってみようかいな ( 寝過ごし前提 )
りくのら朝学習 No.99 種の入り方 です。
果物の種の入り方はどうなっていますか? 種をかきこもう!
りんご や なし
グレープフルーツ
さくらんぼ
すいか
アボカド
ライチ
もも
いちご
もしも子どもが、まだその果物を食べたことがなかったら、
お母さんやお父さんが代わりに書いてあげてください。
ものを食べる時にも、今自分が口に入れようとしているものが
どんな色や形や造りになっているのか、じっと観察するときっとおもしろいです。
出かける間際の朝ごはんとか、給食係が片付けようと待っている給食の時間とか、
急いで食べ終わらなければならない時にじいっと観察を始めると
待っている人が困っちゃうかもしれませんが、
たとえば出かける予定のないお休みの日の朝ごはんには、
子どもが気のすむまで観察をさせてあげてみてください。
出来立てで温かいのが美味しいおかずや、冷たく冷やしたおかずなのに… と
お料理したお母さん ( や、お父さん ) は美味しい状態で食べて欲しいかもしれないけど、
冷めちゃったら、乾いちゃったら、伸びちゃったら、出来立てよりも美味しくなくなるって、
言われてそうかと思うよりも、自分で体験してみてなるほどと思う方がわかります。
温めた牛乳は、飲まないでそのまま置いておくと表面に膜ができるんだね。
うどんは食べないでそのまま置いておくと、最初よりも量が増えるみたい。
ウサギりんごは、食べないでそのまま置いておくと、茶色いうさぎに変身するのか。
ときどき、たま~にだったらいいんじゃないかな
ところで昨日から読み始めたこの本は
これはりくのらには非常に大好物な本でした
東京大学文学部で英米文学の翻訳家の柴田元幸さんが行った
翻訳についての講義記録をまとめたものです。
最初にテキストになる英文 ( 今まで読んだところは全部短編小説の一部または全部だった ) が載っていて、まずはこれを ( つっかえつっかえ ) 読む。
わからない単語がいっぱい出てきて、本当は辞書で引きながら読むといいんでしょうけど、
りくのらはものぐさなので読み飛ばします ( 日本語を読む時もそう )。
原文をパラグラフ毎に順番に、原文と学生の訳文を並べて出して、
学生の訳文について先生の柴田さんや学生さんたちが討論をしていく様子です。
「 行くと 」 と訳すか 「 行ったら 」 と訳すか、
「 コート 」 か 「 外套 」 か 「 オーバー 」 か、
うるさく飛び回っているのは 「 イナゴ 」 なのか 「 セミ 」 なのか
( 大体なんでこの二種類の虫がおんなじ単語で呼ばれるんだろう? )
もしかすると、いや、多分、世の中の大部分の人にとってはどっちでもいいような言葉のちがいを
どっちでもよくはない、と考えて、どういうのが適しているか頭をひねる。
言葉のリズムや雰囲気について考え、そう感じる理由について考える。
こういうのは大好きです。
大大大好きです。
しかし ( 半分くらいまで読み進んだ時点で ) ひとつだけ、いやあなことがありました。
昔、村上春樹の訳で読んだレイモンド ・ カーヴァー の短編小説がテキストに取り上げられていて
この話、最初に読んだ時、あまりにいやあな終わり方なので、
いやさのあまり繰り返し読んでしまった記憶があった。
そのいやあな話にほぼ四半世紀が過ぎた今、再び巡り合ってしまいました。
そういえばあの村上春樹訳のレイモンド ・ カーヴァー の短編集の第一回配本は
何か製本の手違いで、本を箱から取り出すのが至難の業だったことを思い出しました。
この講義を聴講してみたいなあと心底思いました。
だがそのためには東京大学に入学しなければならないようですが…
りくのら太が今朝、センター試験の受験料の振り込み期限を忘れないように、と、
A4サイズの裏紙に赤マジックで大きく書いて台所のドアに貼りつけていきました。
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翻訳教室 (朝日文庫) [ 柴田元幸 ]
1,080円
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....... りくのら朝学習プリント
.......
今までのりくのら朝学習プリントをダウンロードできます。
No.50 息の音をきいてみよう ( 通勤電車で行楽気分 )
No.51 四色問題 ( 今年もいのししはウロウロしてるのか? )
No.54 かっこいい字をかこう ( ちびっ子の姪っ子 )
No.60 いくつあるといいの? ( タコスの衝撃 )
No.61 記号を考えよう ( H ってヘリコプター? )
No.62 夢を思い出す ( 鉄錆色がかった血の色だってさ )
No.63 いくらぐらい? ( まちがえたって大丈夫だよ! )
No.64 はんこの文字 ( 鏡文字でもほめてくれた先生 )
No.65 なにで包みますか? ( ぼえむはいいからさあ )
No.68 はかる道具 ( はかれないものも考えよう )
No.69 筆記体に挑戦 ( 実はあんまり使われてない? )
No.70 間取りを書こう ( 不動産広告っておもしろいですね )
No.71 行きたい所 ( あなた降る夢の奥さんが素敵 )
No.73 恐ろしい妖怪 (宇宙最強にしてやることはそれ? )
No.76 どんなものを入れる? ( 本棚の上の桐箱の中には)
No.77 気持ちを想像する ( 黙って見ていてあげる能力 )
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No.79 早口言葉 ( 彼女が海岸で掘ったのは )
No.80 今までで一番 ( 忘れられないもぎたてライチ )
No.82 あなたが知っている… ( おかんアートができたわけ )
No.85 ふたをしめる ( マヨネーズのふたは二段式 )
No.86 本の綴じ方 ( 教科書の向きが揃いません )
No.88 ふえていくしりとり ( 先生、それ前からあるやつ )
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No.97 アルファベットの略語 ( ピンクレディーが流行ってた )
No.99 種の入り方 ( 箱から取り出せない本 )