薄桜鬼・現パロ【Love the Spiral】(土方・原田)#27 | 浅葱色の空の下。

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薄桜鬼に見事にハマってしまったアラサーのブログです。
拙いですが、お話描いてます。
まだゲームはプレイしてません!色々教えてやってください。

少しずつフォレストにもお話を置いていっています。お楽しみいただければ幸いです。

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設定無視、キャラ崩壊などご注意を。


それでもよろしければどうぞ。





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3日目の通常稽古も済み、4日目のトレッキングも滞りなく済んだ。


4日目は朝食が終わってから、源さんの奥さんとひたすらお握りを握って、
お昼に山の中腹あたりにいた皆に車でお弁当を届けた。


木陰に入って皆と一緒にお弁当を食べて。


左之とはポツポツ話をして。


沖田くんにからかわれる土方さんを笑いながら。



久々に来た山は凄く気持ちよくて、リラックス出来た。







先に帰っていた私は窓からぼんやりと外を見ながら久々のゆっくりした時間を楽しんでいた。


3日目のミーティングの時に4日目5日目の洗濯は各自でやるように土方さんが言ってくれたお陰で、
こうやってのんびりさせてもらっている。


「明日は朝練の後は午前が休みで、午後からは近くの学校と練習試合だったっけ」


何だかんだで忙しくて通常稽古もろくに見学出来てなかった私。


土方さんに連れてもらえるようお願いすると快く了承してくれたけど、
「気をつけろ」だのなんだの言ってたな…。


夏だけどこの宿舎は山からの涼しい風と近くにある清流のせいか、
クーラーもいらずに本当に快適に過ごせる。


窓から入ってくる風が心地よくて私はそっと目を閉じた。



不意に外から賑やかな声が聞こえてくる。


「帰って来たんだな」と自然に零れた笑み。


私は足取り軽く玄関に向かった。







5日目。

朝食を終え、片付けの手伝いも終えた私。


今日は風があまりないせいか、珍しく蒸し暑い。

今日も洗濯は各自だし、お昼の準備まではまだ時間があるし。


そういや休憩室に漫画とかあったっけと思いながら廊下を歩いていると、

外から賑やかな声が聞こえてきた。



外に出てみると姿は見えなくて、声だけが聞こえてくる。



声のする方に歩いていってみると、沖田くんと藤堂くんたち何人かが川に入って、はしゃいでいて、
それを見守るように斎藤くんや千鶴ちゃんが岩に腰かけていた。



「何してるのー」


「あ、千亜さん!おいでよ。水が冷たくて気持ちいいよ」


『青春だな~』なんて思って思わず零れた笑み。

近づけば千鶴ちゃんも岩に腰掛けて足だけ川の中に入れて涼んでいた。


「気持ちい?千鶴ちゃん」


「はい、とっても。千亜さんもどうですか?」


「いいね~、私も入っちゃおうかな」


千鶴ちゃんの声に応えながら靴に手をかけようとしたとき。


目の前に現れたのは沖田くんで。


長身の彼が嬉しそうに笑って私を見下ろしていた。


…何だか嫌な予感がする。



「千亜さん」


「な、なぁに?」


「僕たち朝練とか通常稽古とか、昨日はトレッキングとか頑張ってると思わない?」


「お、思うよ」


「今日も午後から試合だし」


「うん、頑張ってね」


「だからさ、ご褒美ちょうだい?」


「へ?」


「ご褒美」

ニヤリと沖田くんの口角が上がったのを見た。



「な、何?へ?ひゃ?!」

気付けばあっという間に私は沖田くんにお姫様抱っこされて、
そのままずんずんと川の中へと入っていく。


「待って!待って!!何?!やだ!!!」


私や他の皆の制する声も聞かずにニコニコと笑いながら
ばしゃばしゃと音を立てながらまだまだ川を進む沖田くん。


そしてある程度のとこまで来たかと思えば、
勢いを付けてそのまま私を川へ放り投げた。



それはまるでスローモーションのように。


大きな音を立てて、冷たい水の中に沈む。


水中で目を開ければ、沢山の気泡が水面へ上がっていく。


足の着く場所だと少しホッとしながら立ち上がった。


ザバっと音をたてながら立ち上がれば、びしょ濡れな私を見て、沖田くんはお腹を抱えてカラカラと笑う。


「も~!!!!何やってくれてるの!!」と沖田くんを睨みつけて怒りながら岸の方に向かう。


髪から服からも雫を垂らしながら川辺に着く。

「ひで~」と笑う声が聞こえていた藤堂くんや斎藤君を見れば
何だか顔が赤くて視線を逸らされた。

千鶴ちゃんまで動揺している。


不思議に思っていると、後ろから戻ってきた沖田くんが心底嬉しそうに声をかけてきた。


「うん、千亜さんごちそうさま。これで僕たち昼からの試合も頑張れそう。ね、平助、一くん」


沖田くんの言葉の意味がわからずに突っ立っていると。



「何してんだ!!」


怒気を含んだ声が飛び込んできて、驚いて振り返ればそこに彼がいた。








助けに来てくれた彼とは…?(√分岐)




土方歳三



原田左之助













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やっとこさの√分岐。


やっと√分岐まできたwww


リアルは冬になりそうだってのにwwwww



皆様、この話は夏ですよー。合宿もまだ5日目ですよーw




まずは土方さんから書いていきまーす!!!(`・ω・´)



後でちゃんとリンクもしますので。




のんびり更新ですが、温かく見守ってやってくださいm(_ _ )m