Fruits of Serendipity

Fruits of Serendipity

marianneが偶然出会った「幸運の結果」。または、素敵なアレコレ(音楽,映画,本,TV,アート,Web,広告,人)への深夜に綴るラブレター。

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8ヶ月ぶりのブログです!こんにちは、マリアンヌです。

元気だったし、書くネタはあるにはあったのですが
なんだかバタバタのうちに2012年は過ぎてしまった感じで
書く余裕がないうちに・・・なんと今日は大晦日!
駆け足で、思い出をいくつか書いてきます!


<お仕事編>

今年は仕事の比率が大きくて、特に後半は仕事でいっぱいになってしまいました。
地道な仕事が99%でありますが、残りの1%の、
わかりやすくご紹介できるものだけを書いておきます。

■エイプリルフールのネタでテレビに出た!

これ、結構前のことのようですが、今年の事です。
エイプリルフールネタ。
http://wedding.gnavi.co.jp/aprilfool/
初めてこういう企画をやってみたわけですが、
内輪ウケに終わるかと思いきや、予想外の反響で、
最終的には日テレの『スッキリ!』にも取り上げられたという(笑)

そして、今は一発屋の苦しみを味わっております。なんちてw


■早起きのネタで、『日経WOMAN』に載った!

今年のアタマにやってた早起きネタで、日経WOMANに載りました。
今も30分前には出社してますが、あのころは1時間は前に行ってました。
また2013年は1時間前出社で2時間残業カット、目指そうかな~。


■WEB CM動画を作りました!

お金がない分、準備が大変になってしまったけど、映像の力で楽しい雰囲気にしていただきました!
スタッフも出てますし、私も出ていますw
動画はYouTubeで、こちらのリンクからチェックしてみてください↓
「結婚式は、楽しい!」ドラマ3部作


■転職のネタで、またも『日経WOMAN』に載った!

これは、昨年8月に転職したときのことをお話しました。
前の会社も若々しいパワーに満ち満ちてて良かったですが、
今いろんな仕事させてもらってて、動いてよかったなぁと、いい振り返りになりました。


■憧れのTOKYO FMで、まさかのDJデビュー!

中学の頃、ラジオDJに憧れて、
高校の時、DJになってもいいような名前をと「マリアンヌ」と名乗りはじめたワタクシ…
(ニックネームが「マリアンヌ」になった理由はこちらで)

なんと、仕事で、ラジオに出ることになろうとは!
しかもなんとなんと、あの『鷹の爪団』のラジオに出ちゃったんです。
忙しい中で急に出ることになった感じで、直前まで準備があまりできなかったのですが、
FROGMANさんやあきえちゃん、スタッフさんが優しいおかげでなんとかなりました。
不思議な形で昔の夢叶うという、いい思い出になりました!

その時の模様のブログ↓
http://ameblo.jp/takaradio/entry-11415892687.html

その時の模様のUstream↓
http://www.ustream.tv/recorded/27201450/theater




<趣味とか>

2012年は、あまり趣味が充実しなかった年でした。
やっぱり、1月に川勝さんがお亡くなりになって
ポップカルチャー案内人不在の影響が大きかったなと・・・。

お別れ会では受付を手伝わせていただきましたが、
本当に色々なアーティストなどの皆様がいらっしゃってて、
川勝さんの偉大さを感じる一日となりました。
スカパラもピチカートも、そして菊地さんも、
私の好きなものって、実は全部川勝さんのフィルターを通されてたんだなぁって。
改めて、ご冥福をお祈りいたします。


ただ、一時期は映画を良く観に行ってました。
突然ですが、私の2012年ベスト3!
(観た作品が少なかったので、その中で、ですが・・・)

3位 『サイタマノラッパー3』

 これね、ホント、関東出身の人はみんな観て欲しい!!
 1の時のちょっとぬるい感じとかぶっ飛びます!
 あと、栃木の征夷大将軍というラッパーが可愛すぎます。私もラップしたくなりました。

2位 『ダークナイト・ライジング』

 『ダークナイト』のほうが…という声はありますが、
 アン・ハサウェイのキャットウーマンと
 ジョゼフ・ゴードン=レヴィットが最高だったから、いいの!
 もうホント、ジョゼフ・ゴードン・レヴィットには惚れました!!!

1位 『ミッドナイト・イン・パリ』

 ウディ・アレンの最高傑作!
 パリの雰囲気も素敵で、ダリやヘミングウェイなどの偉人たちにもニヤニヤしっぱなし!
 これ、もう1回じっくり観たいわ~。


あとは、今年は大好きなバナナマンがかなり活躍していたことは嬉しかったです。
思えば社会人1年目のころから、ちょっと辛い時はいつもバナナマン(特に日村さんの一生懸命さ)に
元気づけられてました。
ホント、バナナマンには感謝してます。(ただのファンだけどw)
これからも、体に気をつけて頑張って欲しいです!





あ~、紅白観ながらゆっくり書いてたら、年越しを迎える5分前!
2012年、さよなら~!

2013年はもっと感動したり、感動をつくったりする年にしたいです!
よろしくお願いします!


一年前の、ちょうど今ぐらいの時間に起きた、東北大地震。

映画『モテキ』の大根監督は、
自分がこの時に映画を作る意味を考え、開き直ったそうです。

年末に書かれたご自身のブログに、その気持ちが綴られています。
http://blog.livedoor.jp/hitoshione/lite/archives/51438900.html

そして映画『モテキ』は、
多くの広い人に観られた
恋愛エンタテインメントロックンロール青春映画になりました。
ずっと大根監督ファンだった自分のような人や、原作やドラマのファンのみならず、
職場の友達も、うちの弟も、
そして糸井さんの影響で我が母までも
映画館に足を運びました。


大好きな音楽に溢れてて、
主人公の同世代として単純にドキドキした、
本当に面白く、パワーのある映画で、
二度観ても面白くて、
元気を貰いました。



この映画に出てくる彼・彼女たちのように、
恋に悩んだり、
音楽を楽しんだり、
仕事に打ち込んだりできる
ありふれた日常は、
当たり前じゃなくて、幸せなことなんだ。
そう、改めて思います。


今も悲しみや辛さと共に生きる被災地の方々へのお見舞いの気持ちとともに、
自分のありふれた日常の幸せをかみしめながら、
今日はこの映画のファイナルイベントに行かせていただきます。
ランチタイムに、何気なくFacebookにアクセスした。
目の前を流れる、私の敬愛する川勝さんの名前。

まったく信じられなかったが、川勝さんが火事で亡くなったという・・・。
ショックだった。意味がわからなかった。

今日は晩過ぎまでミーティングが詰まってて忙しかったのでなんとか仕事はできたが、
さすがに夜、作業を詰めることができず、帰宅して、川勝さんの本をめくる。

『21世紀のポップ中毒者』。

なんと、この本のspecial thanks toには、私の名前もある。

21世紀のポップ中毒者/川勝 正幸

¥2,300
Amazon.co.jp


高校生の頃、スカパラ経由で川勝さんのお仕事を大好きになり、
それからずっと、川勝さんを尊敬して追いかけてきた。

このブログでも、川勝さんのことをたくさん、書いていた。


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●セレンディピティ(April 07, 2007)
→新卒入社の会社は川勝さんの影響を受けて入った。潰れて転職しちゃったけど。
 でも、ここで川勝さんとのつながりができたから、この就職も失敗じゃなかった、って今は思える。

●人生で大事なことは、タイミングにC調に無責任(April 15, 2007)
→イベント「CLUBKING DELUXE」と、川勝さんのTVブロスコラムについて。

●POP寄席で昭和のパワフルさに圧倒される(April 15, 2007)
→POP寄席、ゲストが柳下毅一郎さんの会に行った。

●休日音楽 ~雨の日編~(April 29, 2007)
→星野源君に、公認川勝チルドレンであることを嫉妬してますと言った。

●HIP HOPとスケートボードに笑った夜(May 13, 2007)
→POP寄席、スケートシングさんがゲストの会に行った。

●また素晴らしい偶然に出会った土曜日。(June 06, 2007)
→ソウルメイトである散歩職さんとの出会いを、川勝さんの東大ポップゼミで講義を受けたヤン富田さんの言葉で表した。

●私はポップカルチャーを吸収するために生きている、と言っても過言ではない・・・のに(June 10, 2007)
→POP寄席、大好きな三木聡監督の会に大遅刻。『図鑑に載ってない虫』のころ。

●久し振りの高円寺(September 15, 2007)
→POP寄席、せきしろさんがゲストの会に行った。

●町で岸部一徳に会うと いいことあるって(October 13, 2007)
→POP寄席、清水ミチコさんがゲストの会に行った。
 仕事が長引いて遅刻しながら高円寺に駆けつけたら、岸部一徳さんとすれ違う。
 その後参加させていただいた打ち上げが”サブカルロイヤルファミリー”さながらの
 状態で幸せすぎてクラクラし、三木聡監督映画『転々』に出てきたセリフ
 「町で岸部一徳に会うと、いいことあるって」は本当だと感じた。

●いまさらツインピークス、そしてクーパーに片思い(October 16, 2007)
→川勝さんが東京大学ポップゼミの2000年の最終回講義で取り上げた
 『ツインピークス』を大変遅ればせながら観て、ドハマリした。

●クワイエットルームにようこそ(November 17, 2007)
→松尾スズキさん監督の映画で、旅館の板前さん役で出ていらした川勝さんのこと。

●東京に出てきて良かったな、と思えるとき(December 04, 2007)
→POP寄席、中条省平さんがゲストの会。
 打ち上げでの川勝さんの言葉に、上京してよかったなんて思いをかみしめる。

●Blog's Labyrinth(December 11, 2007)
→映画『パンズ・ラビリンス』の川勝さんパンフレットが素晴らしかった。

●『東京の編集』に、ノックアウトされ、一回死んで生き返る気持ちになる(January 14, 2008)
→POP寄席、菅付雅信さんがゲストの”メイキング・オブ・『東京の編集』”の会に行った。

●日曜日の雪とBossa Nova(February 06, 2008)
→POP寄席、カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュのマスター、堀内隆志さんがゲストの会に行った。

●アートっ アートっ アートっ(「一気」の節で)(March 09, 2008)
→POP寄席、作家/美術感想家の工藤キキさんがゲストの会に行った。

●シャイでまじめな音楽好き俳優、光石研さん(April 13, 2008)
→POP寄席、光石研さんがゲストの会に行った。
 同日にあったSAKEROCK×スチャダラのチケットを譲ってまで。

●で、高円寺まで行っちゃったのよ、私(June 15, 2008)
→POP寄席、宮崎吐夢さん&篠崎真紀さんがゲストの会に遅刻しつつ駆けつけた。

●光石研映画祭 その1『ユダ』(June 15, 2008)
→”光石研映画祭 ”トークゲスト川勝正幸さんの会に行った。

●紙の本と、webの本(BCCKS)(June 16, 2008)
→POP寄席、アートディレクター松本弦人さんがゲストの会に行った。

●78回転のレコード(July 13, 2008)

→POP寄席、岡田崇さんゲストの会に行った。文化デリックの掛け合いに笑った。

●アイドルソングを聴きながら抱腹絶倒の夜(August 20, 2008)
→POP寄席、ライムスターの宇多丸さんがゲストの会に行った。

●『21世紀のポップ中毒者』出版記念トークショー in タワレコ(September 07, 2008)
→川勝さんの出版記念トークイベントに行った。ゲストは高田蓮さん。

●文化デリック×大根さんトークショーでの、注目すべき国内映像作品(October 05, 2008)
→ABCでの川勝さん・下井草さんと大根さんのトークショーに行った。
 久々に熱の入ったエントリ。打ち上げでの居場所がないが大好きな人だらけで幸せすぎた会。

●前回トークショー記事の修正と補足の注目YouTube動画です。ベイベッ(October 13, 2008)
→上記、ABCでの文化デリック×大根さんトークショーの補足。

●いっそ昭和にワープだ(October 13, 2008)
→POP寄席、渚ようこさんがゲストの会に行った。(話はそれるがこのころ半田健人が自分内ブーム)

●アメスタで、POPでILLなランキング(October 13, 2008)
→”川勝正幸が選ぶ「00年代 ポップなブツ BEST 5」”。
 川勝さんがゲストのYOU THE ROCKのアメーバスタジオ番組を雨の中観覧した。

●SAKEROCK、実に”ホニャララ”なバンドである(November 23, 2008)

→川勝さんがライナーノーツを書いたSAKEROCKの『ホニャララ』が素晴らしい出来で嫉妬。

●ありがとう、文化デリックのPOP寄席(December 30, 2008)
→POP寄席、最終回のゲストは放送作家の高橋洋二さん。(残念すぎるが体調不良で早退…。)
 2年にわたり毎月の楽しみであったPOP寄席を勝手に振り返り。

●何事も継続が大切、を身をもって感じる(July 05, 2009)
→三木聡監督と川勝正幸さんのオールナイトトークショーで『インスタント沼』を観に行った。
 麻生久美子主演のこの映画、実は私も三木監督好きが高じてエキストラで出ている。


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この頃からあまりブログを書けなくなってTwitterに移行したけれど、
この後も川勝さん関連のイベントには参加していた。

イベント外でも、2,3度だが食事会のような場にご一緒させてただいたり、
昨年からは、『ニッポン語の革命家たちの、文体レッスン。』
毎回参加させていただいたり。


最後にご一緒させていただいたのは、昨年12月4日にあった、
『ヤン富田:パフォーミング・アーツ・アシッドテスト Vol.2』

少し前にFacebookでフレンドになった時に、私の誕生日を知ってくれたのか、
誕生日が近いよねと、この日はごちそうになった。
近藤麻理恵『人生がときめく片づけの魔法』を読んで、
最近は片づけにハマってらっしゃる、とのことだった。
(そのことがなんだか意外で可笑しかったが、
 さすが川勝さんがお勧めすると魅力的に聞こえるもので、
 結局私も後日その本を購入した。)


また来月あたり、次回の文体レッスンのご案内が来るんじゃないかなんて。

やっぱりまだ、信じられない。


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川勝さん、本当に尊敬していました。
川勝さんのスタンスが、とても好きでした。

今の私があるのは、川勝さんの仕事に出会ったから、と言っても過言ではありません。
(結局、編集者には、なれませんでしたが。)

今頃、天国で、いろいろな方々に「おそれいります」と
ご挨拶してまわっていらっしゃるのでしょうか。
ナンシー関さんや、スカパラの青木さんにも、お会いされてますか?


川勝さんのお仕事を通して、
いろいろな楽しいこと、素敵なことを教えていただきました。
本当にありがとうございました。

ご冥福をお祈りいたします。


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