光石研映画祭 その1『ユダ』 | Fruits of Serendipity

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marianneが偶然出会った「幸運の結果」。または、素敵なアレコレ(音楽,映画,本,TV,アート,Web,広告,人)への深夜に綴るラブレター。

5月は本当よく出歩いてまして・・・5月17日から1週間、渋谷ユーロスペースで開催された

光石研映画祭 にも、7日中2日間行ってきました。


私の行った日の上映作品は、「エロス番長」シリーズ~『ユダ』

トークゲスト川勝正幸さんだったので、行ってきました。


光石さんと川勝さんが話す・・・ということで、映画祭でありながらも音楽話に。

途中クレイジーケンバンド の横山剣さんからのメッセージビデオもあって、

光石さんが感激する、という微笑ましいこともありました。

イーネッ!イーネッ!イーーーネッ!

4月のPOP寄席 の延長という感じで、楽しめました。


一転して、映画のほうはかなりヘヴィ。


ユダ

「エロス番長」シリーズ~『ユダ』のあらすじや解説等はこちら に。


性同一性障害、DV、レイプ・・・など、

今やってる木10のドラマにも似たようなフレーズが出てきそうですが、

あのドラマの10倍、いやそれ以上に衝撃的だと個人的には思います。

(ちなみにあのドラマは周囲の視聴率がハンパなく高いんです、みんな観てる/笑)


この映画に関しては何ともコメントが難しいですが、とてもすごい作品でした。

日々生温いながらも幸せに生きている私には、あれこれ考えさせられながらも

答えが出ないというか・・・。


光石さん以外の二人の役者さんも良く、とても惹かれるところがありました。

特に「ユダ」役の本多一麻さんが何とも言えず魅力的。

この方が、本当に性同一性障害の方のようで。どうりで非常にリアリティがあったのです。


どのシーンも本当に衝撃的でしたが、

「僕たち、つながれるかな」「つながる理由はそれだけでいいの」(←うろ覚え)

というセリフにガツンときました。

人と人が、物理的もしくは精神的に”つながる”ということについて、

いろいろと意味を考えさせられました。


気になった方は、レンタルとかにもあるかもしれないので、ぜひご覧ください。

映画館で見るには心臓に悪い感じがするほど凄い作品です。