東京に出てきて良かったな、と思えるとき | Fruits of Serendipity

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marianneが偶然出会った「幸運の結果」。または、素敵なアレコレ(音楽,映画,本,TV,アート,Web,広告,人)への深夜に綴るラブレター。

もうほとんど1ヶ月も前のことになってしまいますが・・・

嬉しかったことがあったので記録しておきます。



毎月恒例のPOP寄席、11月もいつものようにちょっと遅れながらも、
第1部の音楽編から参加してきました。



個人的には、第1部と第2部の間の、”円盤・田口店長のオススメコーナー”で
紹介された、ドラム2人と映像1人からなる”d.v.d”というトリオが大変気になりました。


ドラム、ヴィジュアル、ドラムで「d.v.d」。
http://www.dvd-3.com/
(検索慣れしてる私でもサイト探すのちょっと苦労しました…)


d.v.dのDVDを見せていただいたのですが、
本当に「楽器と映像を同期」させているパフォーマンスに「おぉ~!」っと驚きました。
”二人がドラムをたたいてゲームをしている内にそれが音楽になっちゃう”という曲の
ライブを拝見したのですが、これがまた面白かったです。ワクワクします。
一度ぜひライブで拝見したいトリオです。

d.v.d
01 > 01(01 Less Than 01)(DVD付)

興味のある方は、こちらでちょっと音も聞けますので、ぜひ。
YouTube
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第2部のゲストは、学習院大学フランス語圏文化学科教授の中条省平さん
テーマは”中条さんが翻訳・解説を手がけた、ステファヌ・ウエ翻案・画による
フランスコミック版マルセル・プルースト『失われた時を求めて』”。


「難解すぎて読まれない名作」と言われているように、
挫折者が多いことでも有名な、20世紀を代表する長編小説。

今回出版されたコミック版は、絵も「タンタン」風でかわいいし、
これまで挫折した方々にも読みやすく、入りやすいと思います。
(私も小説の存在は知っているけど読んだことはありませんが…。)
実際フランスでは学校でも推薦されているようです。

ステファヌ・ウエ, マルセル・プルースト, 中条 省平
失われた時を求めて フランスコミック版 第1巻 コンブレー

それにしても、頭のいい人の話ってどうしてあんなに穏やかで面白いのでしょう。
中条さんのお話の仕方が分かりやすくてとても素敵でした。


会自体も作品との新しい出会いや発見があって面白かったのですが、
「嬉しかったこと」、というのはその後の打ち上げでのこと。


ひとつは、久しぶりに前職での先輩がいらしていたこと。
もうひとつは、うちの会社が『明石家さんちゃんねる』に出ていたのを川勝さんが観ていて、
私が出るかなと思った、と言ってくださったこと!


わざわざそういうことを言ってくださるなんて大変恐縮です。
本当にジェントルというか、お優しいなぁ。
高校~大学時代の自分に自慢したい・・・

これこそが、東京に出てきて良かったなぁと思える瞬間なのです。




書くのが遅くて話題が古くなってしまいました・・・。