こんなに楽でいいの? 〜拍子抜けしたフランスのミルク育児事情〜 | 子供と暮らすウィーン便り 〜美しいもの探し&文化の違いに思いを巡らせて〜

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イギリス、パリ、東京、現在ウィーンに暮らす駐在妻です。
「美しき青きドナウ」を見ながら子供とドタバタ暮らす
「忙しきクスミBBA」(笑)がウィーンで美しいものを探し、
新たなる価値観や文化の違いに興味を持ちながら暮らしています。
英仏回顧録、旅行記、収納等も♡

こんばんは。
今日も一日お疲れ様でした。

 

初めましての方は、お読み頂く前に 

こちら(およみ頂く前に♡)をどうぞ♫

 

***

 

さて少し前にこんな記事を書きました。

 

 

母乳が出なくても大丈夫!
こんな国もある!
〜驚きのフランスの母乳事情〜

 

 

「なぜ?」フランスの母乳事情
〜母親としての自己肯定感〜

 

 

私は長女は日本で母乳で、

次女はフランスで混合で育てました。

 

長女の時は外出時、周りの環境もあって

ケープと自分のおっぱいだけあれば

すぐにあげられる母乳は

なんて楽なんだろう?と思っていました。

 



とはいえ、おっぱいが大好きで、

ギャン泣きする娘は

外出先でも何度も何度も授乳室を

使ったり、授乳室がなければ

ケープを使って

授乳していましたっけ・・。

 

 

子供の個性もありますが、

夜も本当に大変で、

添い乳の癖をつけてしまった故、

夜に私も何度起きて腰を痛めながら

添い乳したことか・・・

 

それでも第一子で初めての育児、

こんなものなのかな?と

大変さも受け入れていた私。


 

大変なこともあったけれど、

母乳には母乳の良さがあるのも

実感していました。

長女は母乳で育てられてよかったし、

 よい経験だったなぁと思っています。


 

 

 

その当時はミルクの人はミルクの人で

荷物が多くて大変なんだろうな、と

想像していました。

 

お湯の温度を調節して持参したり、

粉を持っていったり。

 

 

・・ですから母乳の方が楽なのでは?

と思っていたのです。

 

 


 

ところが。

フランスの病院で次女を出産し、

ミルクの扱い方を教わりましたら・・

 

「水はエビアンとかでいいわ。

それを混ぜるだけよ。」

 

「水で溶けるんですか?」

 

「水で大丈夫よ。その代わり冷たいのは

ダメよ、常温のお水よ。」

 

 

・・・・・と言われたではありませんか。

 

 

日本では必ず人肌に温めるように

指導されるミルク・・

(最近は70度以上とか?)

 

私にとってはあの温度調節が手間に

思えていました。

 

が、フランスでは水を入れて振って

「はいどうぞ!」

でいいと言われるのです。

 

 

もちろんフランスでも電子レンジで

お湯にしてから調乳する人もいますが、

日本と違って「人肌まで」なんて言う

「指導」はなく、温める人がいても、

それは赤ちゃんの好みの問題のようです。


 

WHOからはサカザキ菌等の関係で

70度以上のお湯で調乳するように

指導があったようで、世界的には

最近は70度以上で調乳するのでしょうか。

 

WHOからの指針が変わったらしい以降の、

2015年生まれの娘のフランスの

母子手帳を見ても、

 

「水は室温であげて良い。

しっかり振って混ぜる。」

 

とだけ明記してあるのを確認しました。


日本の長女の母子手帳には

70℃以上のお湯でミルクを溶かし、と

しっかり書いてあります。

 
 
フランスの母子手帳。
 

でも、

周りのフランス人ママ友に聞いても、皆、

 

「エビアンやボルビックであげてるわ、

あ、でも必ず常温よ、冷たいのはダメよ。」

 

 と言われるくらいでした。



日本ではエビアンなどはダメ、

と言われる人もいたと言うのに・・


フランスには赤ちゃんの顔のついた

ミネラルウォーターのボトルは

ミルク用の水として使ってよいと

されています。


 病院には日本人スタッフも何人もいましたが、

一度たりとも調乳温度について

言われたことはなかったですね。

何故なのでしょう?


お国違えば面白いものですねチュー

 

 

フランスの粉は常温でも解けましたし、

気になるサカザキ菌等についても

問題はクリアしているのでしょうか・・?

分かりません。

 


サカザキ菌については名前すら知らず、

随分後に知り、気になったところですが、

 

出産当時は病院の先生も助産師も、

周りのフランス人ママ友も、

フランスで出産した日本人のママ友も

皆そう言うので、

私もフランス流でいこうか、と思い、

持ち歩くはエビアンとミルクのみでした。

 

水を入れてしっかりシェイク。

そしてお口にポン!

 

 

なぁんて楽なのーーーー!

 

フランスのやり方は色々な面で楽すぎて、

 

「大人都合に合わせたいだけじゃない?」

 

と思ったりしたことも

あった私ですが、とにかく楽なので、

母親にとっては様々な負担が

減っているのだなぁとは

身をもって実感したことです。

 

 

そして何より、私の場合は

外で授乳室を探し歩いたり、

ケープをして授乳するより
ミルクをあげるだけなのは、

母乳より圧倒的に楽だと感じました。


授乳一つとっても、

経験してみて比べてわかったことですが、

フランスのあり方は面倒臭がりな私には

とても合っていて、本当に楽でした。

 

 

そして周りの環境的にも

外で授乳をしている人は滅多に見ないので、

そういう環境にも

あっているのかもしれません。

 

 

だけれども・・もちろん、

粉も日本とは違うのかもしれませんし、

上記の様々な理由により、

フランス流をするのを

勧めているわけではありません!

誤解なきよう。

 

 

フランスのどこまでも楽なやり方・・・

そして、至るところで感じていた

衛生面でのいい加減さ。。なのか?


懐かしく思い出します・・ラブ

  


安全面を考えれば、

フランスも今後変わるかもしれませんね!


(でも既にフランスもサカザキ箘に

集団感染した事例があるのにも関わらず

指導されないのはなぜなのかしら。

謎ですが、やっぱりそういう部分も

フランスっぽいのかもと思ったりします

 

***

 

お読み頂きありがとうございました。

素敵な1日をおすごしくださいませ。

 

***

 

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