こんにちは
UMIで心の勉強修行中の、かほ です。
10月27日に、
文科省が作っている、不登校に関する統計の最新版が出ました。
令和3年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について
コレです
漢字の羅列がとんでもないですよね…
私が気になった、要点だけを挙げますと・・・
令和3年(2021)度、全国の小中学生のうち、
◎不登校の子どもは 24万4,940人
(前年度 19万6,127人)
◎長期欠席者は 41万3,751人
(前年度 28万7,747人)
※長期欠席者---年間30日以上欠席した子ども
不登校---長期欠席者から、病気や経済的理由、コロナ感染回避などを除いた子ども
不登校の数は、9年連続で増えているのですが、
令和3年度は、その増え方が特に大きいみたい。
9年間、じわじわ増えてきていた不登校児が、2021年度でびょ~ん!と増えた感じ
昨年、小中学生の不登校が、ほぼ20万人、
というデータが話題になっていたけど、
今回はそれを大幅に上回る結果になったんですね~
なんでこんなに、不登校って増えているんだろう?
って、疑問に思いますよね。
このデータには、「不登校の要因」という項目もあってですね
みなさんは、不登校の要因って、何だと思いますか?
1位は、無気力・不安
(小中学校ともに1位で、49.7%)
2位は、小学生が 親子の関わり方
(13.2%)
中学生が いじめを除く友人関係をめぐる問題
(11.5%)
私は、このデータを見た時に、
すごく違和感を感じました。
無気力・不安 って、
不登校の要因じゃなくて、
不登校の子の様子とか、状態じゃないの?
「不登校になった要因は、無気力であること」
としてしまうと、
その子がもともと無気力な性質を持っていたから、
ってことになるけど。
普通に考えて、そんな子いないと思うんだけどな・・。
わからんワン!
本当に考えるべきは、
なんで、無気力・不安な状態になったのか?
ではないでしょうか。
で、そこは、
子どもによって色々な原因があるから、
答えを出すのは難しい。
だけど、これだけの速度で
不登校の子どもが増えている現実は、
/
今の学校システムが
これからの未来を生きていく子どもたちには
そぐわなくなってきているんだよ
\
ってことを、教えてくれているように感じます。
私が小学生だったのは、30年前。
ここ30年で、世の中の価値観も、必要とされる能力も、
想像もしないくらいに変わりました。
これからは、もっと速い速度で変化していく、とも言われている。
なのに、学校のシステムは、
当時とほとんど変わっていません。
大人たちが、「変えなきゃ」って言いながら、
おそるおそるやっている間に、
子どもたちは、どんどん新しい価値観を持って生まれてきていて。
そこに、誤差が生じてしまっているんじゃないかな。
夢見る小学校というドキュメンタリー映画を製作した
オオタヴィン監督が、こうおっしゃっていました。
/
不登校は、パーソナルエラーじゃなくて、
システムエラーだと思っている
\
そうかもしれないよな、って思います。
キリンだって、進化の過程で、
首が長めなキリンと、短めなキリンが
混じっていた時代があったかもしれなくて。
高いところにある食料を取れた方が、
生き延びていけるぞ、っていう生存本能で、
徐々に伸びていったんだとしたらですよ。
長いキリンの首を、
無理やり縮めるって、やめといた方がよさそうです。
不登校の子どもも、
無理に学校に戻そうとするよりも、
まずはありのままのその子を認めていけたらいいよね。
そして、
不登校の子どもたちが、身体を張って提示してくれている問題に、
私たち大人は、ちゃんと向き合っていきたい。
それって、結局は、
学校に行っている子どもたちにとっても
今よりもっと楽しく通える学校づくりに繋がっていくんだと思います。
今日も、最後までお読みいただき、ありがとうございました
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