出来事に良いも悪いも無い
レジリエンス(心の回復力)を育成する【うつ・パニック障害専門メンタルコーチ】メタルこと安田伸也です。タイトルのこの言葉を聞いて、あなたはどう思われましたか?そんなバカな!世の中には、良いことと悪いことがあるに決まっているって思ったでしょうか?でも、こんなお話があります。ある有名な寺の前に「泣きばあさん」と呼ばれる老女がいました。雨の降る日は泣き、また晴れた日でも泣いています。その寺の住職が不思議に思い、こう訊ねます。「お婆さんは、どうして泣いているのですか?」すると老女は答えます。「私には二人の息子がおります。1人は傘屋、1人は草履(ぞうり)屋を商売にしています。雨の日は草履屋の息子は草履が売れずに困っているだろう。晴れた日には傘屋の息子はさぞ苦労しているだろう。そんな風に考えると泣かずにはおれません。」住職がこう言います。「では、お婆さん、こう考えてはいかがだろう?雨の日には、傘屋の息子さんがさぞ儲かっていることだろう。晴れの日には、草履が飛ぶように売れているに違いない。」泣きばあさんは、それ以降泣くことは泣くなり、毎日笑って暮らしたとのことでした。天気は、自分の意思ではどうにもなりません。どんなに嫌でも、雨は降る。どんなに辛くても、夏の日光はジリジリと照りつけます。それを「どうして今日は雨なんだろう、昨日はあんなに晴れていたのに」と考えても仕方が無いんです。出来事は起こるべくしておきます。その出来事の良い面を観るか、悪い面を観るか。ただそれだけなのです。だから、わたしは何か自分の思い通りにならない事が起こったとき。その出来事の良い面を観ることにしています。例えば、予定していたイベントが中止になったとしましょう。残念ですが、その時間を他の有効なことに使えないだろうか?と考えてみたり、もっと面白いことは無いだろうか?と探します。出来事に良いも悪いもありません。必ず、自分にとって良い面もあれば、悪い面もある。どちらを観た方が、幸福に暮らせるかは明白ですよね。この老女のように。【お知らせ】うつやパニック障害など、メンタルが不安定な方、コーチングを学びたい方向けに、セミナーも開催しています。この記事が気に入ったら、今すぐメルマガへの登録を‼️読むだけでメンタルが安定し、心の回復力(レジリエンス)が高まるメルマガを毎日配信中!!!「幸福へ舵を切れ!」▼