引き取り手のない遺体
創りたいのは自死ゼロと労災ゼロの世界【うつ専門メンタルコーチ&講師】安田伸也です。もう20年以上前。わたしが漁業が盛んな地方の巡視艇の船長をしていたときの話です。管内の港で、水死体が上がったとの情報がありました。車で港へ行くと中年男性の死体があり、警察と合同検視が始じまりました。医師によると死因は溺死。外傷もありません。誤って岸壁から海に落ちたか、自死。いずれにせよ事件性は無いと判断されました。しかし、いくら調べても身元を示すモノ。免許証とか保険証などを所持していません。警察官と一緒に聞き込みをしていたところ、港近くのバス停で見かけたとの目撃情報があり、地元の人間では無い可能性が高いことが解りました。小さな街なので、住民はだいたい顔を覚えているようです。事務所へ帰り報告書を作成していると、身元が判明したとの連絡が警察から入りました。下着に名前が書いてあったので、警察署が近辺の施設に問い合わせたようです。警察が遺族と連絡を取ったらしいのですが、遺族は引き取りを拒否。家族を顧みずにさんざん好きなことして、周りに迷惑をかけて出ていった人なので引き取りたくないというのが理由でした。警察が説得したようですが、結局水難救護法に基づいて市町村が無縁仏として弔(とむら)ったようです。以前の記事でも書きましたが、「死体」は身元が判明した時に「遺体」と名前を変えます。しかし、この方は「遺体」になっても遺族に引き取って貰えなかった。わたしは初めてのケースでしたが、警察官の方に伺うと、同様の事案はたまにあるようでした。わたしは、この方の人生はどんな人生だったんだろう。ご家族を責める気持ちは全くありませんが、そう考えると心が痛みました。もしも、自分がこのような死に方をしたら、家族は引き取ってくれるだろうか。ちょっと不安にもなりました。あなたは、周りの人とどんなコミュニケーションをとり、どんな関係性を築いていますか?そして、周りの方を大切にしているでしょうか。家族はもちろん、同僚、友人、仲間、街で行き交う人。少しでも縁のあった人を丁寧に扱っているでしょうか?知らず知らずに傷つけていませんか?わたしも自分事として、肝に銘じたいと思います。この記事が気に入ったら、今すぐメルマガへの登録を‼️【お知らせ】うつや不安が多い方などのメンタルが不安定な方、コーチングを学びたい方向けに、セミナーも開催しています。また、労災防止などの講演活動もしていますので、気になる方はサイドバーの派遣会社からお申込みを。読むだけでメンタルが安定し、心の回復力(レジリエンス)が高まるメルマガを毎日配信中!!!「幸福へ舵を切れ!」▼