自死ゼロ・事故ゼロの世界を創るメンタルコーチ
安田伸也です。
・うつになるのは弱いから? いいえ、心の仕組みの話です。
「自分はダメだ」「また失敗した」。
そんなふうに、ちょっとしたことでいつまでも自分を責めたり、落ち込んでしまったり…。
それが続いてしまうと、心のエネルギーが少しずつ減っていって、やがて動けなくなることがあります。
これが、いわゆる「うつ」の状態。
その背景には、レジリエンス(心の回復力)が少なくなっていることが関係しているんです。
レジリエンスとは、心がどんなダメージを受けてもまた立ち直る力のこと。
風邪を引いたら体が回復するように、心にも回復する力が必要なんですよ。
でも、この力は万能ではなく、減ってしまうこともあるのが現実です。
・「考え方の癖」に気づくのは、思っている以上に怖い
レジリエンスを育てるには、まず自分の「考え方の癖」に目を向けることが大切です。
でもね、これって簡単なようでとても難しい。
なぜなら、私たちはその「考え方の癖」が当たり前だと思い込んでいるから。
「自分はこういう人間だ」っていう思い込みが、長年の積み重ねで“自分の中の常識”になっているんですよね。
たとえばこんな風に考えてること、ありませんか?
・仕事は完璧にやらないといけない
・結果を出さなきゃいけない
・人に頼ったら迷惑になるから、自分で全部やるべき
これらは一見、真面目で責任感がある素晴らしい考え方のように見えます。
そして実際、こういった信念があなたを支えてきた部分もあるんです。
でも、気づいてほしいのは、これらの信念が心を追い詰める原因になっていることもあるってこと。
「でも、この考え方で今まで頑張ってきたんだから、変えるなんて怖い」
そう思うのも当然です。
なぜなら、この考え方こそが、これまでのあなたの“生き方”だったから。
でも、そのままではレジリエンスは育ちません。
だからこそ、少しずつ自分の思考を見直す勇気を持つことが、レジリエンスを取り戻す第一歩になるんです。
・自分の弱さに向き合うとき、「怖い」は当たり前
「自分のマイナス面に向き合うなんて、そんなの無理」
そう思う人もいるかもしれません。
でもね、それはごく普通のこと。
自分の弱さやダメな部分に向き合うのって、本当に怖いです。
私もそうでした。
仕事がうまくいっていない自分、人間関係に疲れている自分、何もできない自分…。
そういう「できていない自分」を直視するのは、まるで心の中にずっと隠していた秘密を暴かれるような感覚です。
それでも、少しずつ向き合うことで私は変わることができました。
なぜかというと、向き合うことで「これって私の考え方の癖だったんだ」って気づけたからです。
考え方の癖に気づくと、不思議と「それをやめる方法」も見えてきます。
まるで、モヤモヤした霧の中に光が差し込むような感覚です。
・レジリエンスを育てる方法、試してみませんか?
「それでも、そんな簡単に自分を変えられるわけない」
そう感じる方もいるかもしれません。確かに、心の癖を変えるのは一朝一夕ではできません。
でも、少しずつでも自分の考え方を見直していけば、必ず変わります。
私がそうでした。
たとえば、こんな方法があります:
・毎晩「今日うまくいったこと」を3つ書き出す。
・何か言われて腹が立った時、どうして腹が立ったのか理由を考える。
・できない自分を責める前に「とはいえ、頑張ってるよね」と肯定してみる。
これらを繰り返していくと、少しずつ心の回復力が育っていきます。
すると、失敗しても「まあ、そういう日もあるよね」って思えるようになってくるんです。
最後に:自分を大切にする選択を
大切なのは、自分の弱さを否定しないこと。
むしろ、その弱さに気づいて寄り添ってあげることです。
そうすることで、心は少しずつ軽くなり、レジリエンスという力が育まれていきます。
自分の考え方の癖に気づき、それを少しずつ変えていくこと。
これは決して簡単ではないけれど、誰でも挑戦できることです。
そしてその挑戦が、今よりもっと自由で穏やかな自分を作り出してくれるはずです。
さあ、あなたも今日から少しずつ自分を見つめ直してみませんか?
その一歩が、心の回復力を育てる大きな鍵になりますよ。
もっと早くレジリエンスを育てたいのであれば、コーチングがお勧めです。
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