事故を防ぐのは、心の安全から。
心の安全設計室
心の安全コンサルタント
安田伸也です。

「人間関係がうまくいかない」
「職場になじめない」
「周りの人とどう関わればいいのかわからない」
そんな悩みは、単なるコミュニケーションの問題として片づけられないこともあります。
わたし自身、海上保安庁で働いていた頃、人間関係や組織になじめないことで長く悩んできました。
だからこそ今、心の健康を考えるうえでも「人とどう関わるか」は大切なテーマだと感じています。
今回は、うつと社会との関わり、そしてコミュニケーションについて考えてみます。
この記事の目次
うつと社会との関わりを考える
40年間うつを研究しているマイケル・ヤプコ博士の見解では、
「うつ病は脳や心の問題ではなく、 社会性の問題」
とのことです。
つまり、他者や社会と適切にコミュニケーションが取れるか否かなのです。
わたしのように組織に馴染めないと、うつうつとした状態になってしまいます。
また、うつまでとは行かないまでも、引き籠もりなどなってしまうのも、何かしら社会と関わり方に悩んでいるからでしょう。
補足
マイケル・ヤプコ博士は、うつには大きな社会的要因があり、社会的スキルや支えになる人間関係が重要だと述べています。うつの原因や経過にはさまざまな要因が関係するため、ここでは「人との関係」という一つの視点から考えています。
マイケル・ヤプコ博士の解説はこちら
人は人との関わりを遮断して生きていけない
しかし、人は人との関わりを遮断して生きて行くわけには行きません。
だから、生きて行く上で周りの人とのコミュニケーションを適切に取れないと、やはり苦しみます。
逆に適切なコミュニケーションが取れさえすれば、困ったときも人に助けて貰えるし、仲間と協力し合って問題を乗り越えることが出来る。
環境の変化とコミュニケーション
うつって、何か辛いこと、しんどいことがあったときに起こるとは限りません。
進学や就職、昇進、結婚、出産など、本来ならおめでたい場合に起こることも多いんです。
つまり、環境の変化に上手く付いていけない。
そんな場面です。
こんな時に、今までの自分のやり方に囚われず、周りの人との関係性を上手く作ることが出来れば乗り切れるでしょう。
コミュニケーションは学校で教えてもらえない
だけどね、このコミュニケーションは学校で教えて貰えないんですよ。
学校では、友達と仲良くしなさいと言われますが、仲良くする方法は教えてくれない。
だから、コミュニケーションで苦しむ人が多いんだと思います。
だからこそ良いコミュニケーションを伝えたい
ですから、もっと良いコミュニケーションを伝えていきたい。
そう思います。
まとめ|人との関係をつくる力を学ぶ
コミュニケーションというと、「上手に話すこと」を思い浮かべる人もいるかもしれません。
でも本当に大切なのは、困ったときに助けを求めたり、相手の話を聴いたり、お互いに協力できる関係をつくっていくことではないでしょうか。
特に、進学、就職、昇進、結婚など環境が大きく変わるときには、それまでとは違う人間関係をつくる必要があります。
コミュニケーションは、生まれつきの才能ではなく、学び、練習していけるもの。
だからこそ、職場や家庭で安心して人と関われるコミュニケーションを、これからも伝えていきたいと思っています。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が、人間関係やコミュニケーションに悩んだとき、「自分はどう人と関わっているだろう」と振り返る切っ掛けになれば嬉しく思います。
👤 筆者プロフィール|安田伸也
元海上保安官・潜水士。海上保安庁に約35年間勤務し、潜水士、巡視船航海士、巡視艇船長などを経験しました。海難救助、転覆船や沈没船の捜索、領海警備、密漁船や密輸船への対応など、3,000件以上の事件・事故に関わってきました。一方、在職中には職場の人間関係やコミュニケーションに悩み、約20年間、うつやパニック障害などのメンタル不調を繰り返しました。退職後に心理学やコーチングを学び、現在は心の安全コンサルタントとして、安全大会や企業研修などで事故防止、心理的安全性、職場のコミュニケーション、メンタルヘルス、傾聴などについてお伝えしています。
