レジリエンス(心の回復力)を育成する
【うつ・パニック障害専門メンタルコーチ】
メタルこと安田伸也です。
先週の木曜日(11/9)に埼玉県川口市所在の関東防災設備株式会社様の安全大会で講演を行いました。
今回のテーマは、事故防止です。
プロフィールにもありますが、海上保安庁時代に嫌というほど事故に関わりました。
事故の調査のために現場に赴いたり、実際に関係者から話しを聴くのが仕事でしたからね。
もちろん、実際に自分が調査した以外にも調査報告の精査をしていました。
陸上の交通事故と同じように、船同士の衝突で亡くなる方。
海に転落して溺死する方。
そして自死されるも多く含まれます。
自死の場合は、身元不明死体を除いて、遺族の方に配慮して広報はされません。
ですから、ニュースなどであまり目にする機会はないでしょうが、みなさんの想像以上に多いと思います。
警察庁の統計によると昨年(令和4年)自死した方は2万人越え。
単純計算で、毎日55人が自死していることになります。
生きたくても生きることを許されない命がある一方、自ら死を選ぶ人もいる。
どうしてこんな事になってしまうんだろう。
と、現役時代はそんな理不尽な想いを感じていました。
そして、多くの事故調査をする中で、自死と事故の共通点に気がついたんです。
それは、亡くなる方ではなく、残された方々の共通点です。
大切な人が突然いなくなるという共通点。
事故は、突然起こります。
自死する方も、誰にも相談せずに逝ってしまう人がほとんどです。
だから残された方々にとっては、青天の霹靂。
人はいつか死にます。
それは避けられません。
だけど、病気や老衰などで亡くなるのなら、周りの人は辛いけどまだ心の準備ができます。
わたしの母親もガンで亡くなりましたが、一般の病院からホスピスへ移り、残りの半月である程度心の準備ができました。
大切な家族や友人が突然いなくなる。
取り残される方の心中は、計り知れないものがあります。
そしてもう一つの共通点。
それはコミュニケーションで防ぐことが出来るということ。
うつは「社会性の問題」と言われます。
自分と社会がどう関わるか。
そして、自分自身とのコミュニケーション。
これを良くしていくことで、防ぐことができます。
一方事故は、独りで防ぐのはとても難しい。
だから、常に危険と隣り合わせの潜水士達は、ミーティングで共通理解を図り、単独行動はせずに最低でも2人一組で作業に当たります。
このミーティングでも大切なのは、相互理解のコミュニケーションです。
キチンと相手の意見を聴き、お互いのイメージを一致させる。
しかし、人は1人1人価値観や考え方が違うので、なかなかできているようで出来ていない。
そんなことになってしまいます。
しかし、コミュニケーションの本質を知れば、事故防止は必ず出来ます。
自死と事故を防止する。
やっぱり、この2つが自分にとってのテーマなんだな。
今回の講演を通じて、改めて思いました。
講演をご依頼は、
システムブレーンさんか、ワールド企画さんからお願いします。
・株式会社システムブレーン
https://www.sbrain.co.jp/keyperson/K-17687.htm
・ワールド企画有限会社
講演WISH
https://worldkikaku.jp/yasuda_shinya
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