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 ヘミシンクを開発したモンローさん自身の著作。古書店で発見したから読んでみたのだけれど、意外なほどに、インパクトのある記述がなかった。別のことに意識を捉われたまま読んでいたのかもしれない。いずれ、もう一度再読してみよう。現時点では、モーエンさんや、坂本政道さんなどの、ヘミシンク後継者たちが書いた本の方が興味深かったと感じている。単に先に読んだからだろうけれど・・・。1992年7月初版。

 

【体外離脱状態下のありさま】
 体脱状態の精神 - 意識においては、自分のすべてがいわば「あからさまに」さらけだされる。この状態では、抑圧された層に隠された潜在意識や無意識などというものは存在しない。したがって、人を欺いたり屈折した行動をとったりということはありえない。自分のすべてがまる見えなのだから。どんな人でも、ありのままの自分を示すことになる。肉体での思考や習慣のなごりはいくらか残っているが、それもやがて邪魔になってくれば手放し、捨ててしまうことになる。(p.13)
 体外離脱状態下で最初に遭遇するありさまは、死後霊界のありさまと全く同じ。
    《参照》   『ジュリアの音信』  山波言太郎  でくのぼう出版
              【霊界の様子】 【人格が宝】

 地球生命圏での生存様式によほど執着心を持っている人以外は、死後、肉体を持つ世界での思考や習慣のなごりについて急速に興味をなくして、モンローが「Hバンド」と呼んでいる古い思念の放射層(フォーカス27以下の層≒想念界)を出て行くことになる。

 

 

【熱意と勇気さえあれば】
 これと同じくらい重要だと思われるのが、人は自分がおのれの肉体を遥かに超えた存在であることを、体脱状態下で教えられるということだ。熱意と勇気さえあれば、自分がなぜ、どのようにして存在しているのかという問いに対して、厳密な答えが得られる。何かを探し求めて、得られた答えが気に入らないということはあるとしても、その答えが正しいということはわかるのだ。(p.13)
 モンローさんは、「熱意と勇気さあれば」と書いているけれど、モーエンさんはそれに加えて「好奇心」ということも書いているだろう。
    《参照》   『死後探索4』 ブルース・モーエン (ハート出版) 《後編》
              【地球生命系の全住民に「共通のテーマ」】

 

 

【どこから来て、どこへ去って行くのか】
 私は、自分がどこから来たのか、どのようにここへ来て人間となったのか、なぜここにいて、最終的にはどのようなスケジュールで、どこへ去って行くのかを「知る」ことができた。この他に重要なことなどあるだろうか。後は細かいことばかりだ。 (p.18)
 中間のスケジュールは、個々に違っているだろうけど、最初と最後に関して全ての人に共通する答えは、以下のリンク著作に示されている。
    《参照》   『神との対話 フォトブック』 ニール・ドナルド・ウォルシュ (サンマーク出版)

 

 

【フォーカス27に来ると】
 以前から分かっていたことだが、事故や病気で、いろいろな怪我や障害を負った人たちも、フォーカス27に来ると完全に回復するのだった。(p.278)
 肉体を持つ物質過程にある人間であっても、波動療法によって積年の病が消えてしまうことがある。
 フォーカス26以下の囚われの世界は、それぞれの想念に合った周波数帯にあるからこそ、その想念層の周波数に合った肉体上の現れが維持されている。そこからより高い想念層の周波数帯に行くということは、より繊細な波動を浴びるということだから、必然的に想念の変容と肉体の癒しを伴っている。
 周波数の上昇は、肉体問題だけに限らず、あらゆる問題を一挙に解決するのである。

 

 

 ヘミシンクによる対外離脱体験に基づく本を著している著者を示しておきます。