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 モンロー研究所で開発されたヘミシンクの体験記録。タイトルの内容はその中のほんの一部。2004年2月初版。

 

 

【死後世界】
 フォーカス○○というのは、ヘミシンクにおける意識レベルを意味する。死者のいるフォーカスレベルは23~27。卓抜なシャーマンさんが語ることと殆ど同じ内容が書かれている。
フォーカス23
 死者のいる意識レベルのうち一番低いレベル。(p.44)
 人間は死後さまざまな世界へ赴くが、フォーカス23と呼ばれる意識レベルには自分の想いの生み出す世界に閉じ込められて出られなくなった人たちが大勢いる。幽霊とか悪霊、怨霊などと呼ばれるのもそこの住人である。自分が死んだことに気付かずにいつまでも病院のベッドの上で痛みに苦しんでいる人もいる。その人の想いが病院とベッドだけでなく、痛みまで生みだしているのである。(p.74)
 何十年宗教団体に属していたって、こういうことすら分からず、死後霊界の最低レベルに留まっている人が多いのだから、一体全体何のために宗教団体に属していたのか甚だ疑問である。
 このフォーカス24~26の住人の特徴は、教条主義的に一つのことを信じていて、他の可能性をまったく受け入れていないという点である。頑迷で誤った考えを深く信じているため、そこから抜け出せないでいる。地上に生きているときは、いろいろな人が住んでいるため、信条に接する機会があり、信仰を変えられる可能性があるが、ここではそういう機会がないため、抜け出すのは非常にまれである。(p.45) 
 信念体系というのは宗教だけではない。例えば科学的ないし宗教的なドグマを盲信しているが故に地上と同じグループを構成しつつ、いつまでも輪廻転生せずに留まっているといった実に愚かしい状態。
 救出活動とは、そういう人たちのところへ行き、話しかけることで想いから解放し、フォーカス27までガイドやヘルパーの助けを借りて連れて行く作業を言う。(p.27)
 ここで言う救出活動とは、宗教的な言葉で言えば救霊ということだろう。
 フォーカス27に至ってはじめて次の生へ輪廻転生できるようになる。

 

 

【ハートのチャクラを開くために】
 ハートのチャクラ=アナハタ・チャクラ=愛のチャクラ。
 これさえわかれば、ハートのチャクラが開くような気がしてならない。(p.71)
 “これさえ”とは、過去世の体験のこと。例えば戦場などで人を殺さねばならいような状況にあった場合、愛を押し込め、あえて無感覚になることで、その場をやり過ごすようになる。これもいわゆるトラウマである。このような経験を何度も経てきた人は、綾となっている愛の心を解消してしまわないとハートのチャクラはなかなか開かない。

 

 

【未来は決まっていない】
 フォーカス15に関して以下のように書かれている。
 無時間の状態である。逆に全ての時間につながった状態とも言える。過去世情報にアクセスできる。未来も垣間見ることが可能である。ただし、未来は確定していないと言われている。いくつもの可能性の中で、今ならこの可能性が一番高いということは言える。我々が今どう行動すべきかで、未来はどんどん変わっていく。未来のすべてが決まっているような決定論的な世界では決してない。(p.43)
 21世紀に入った時点ではこの様にいえるのだろう。それ以前は、かなり決定論的な色彩が強かった。これから時代が進むにつれて未来はより可変的になる。なぜならば、体主霊従から霊主体従の時代へ遷移しつつあるからである。体的なものより霊的なものの方が可変性・変容性が高い。つまり「想像=創造」という傾向が強くなる。だからこそ、ポジティブに生きることが、自分にとっても世界にとっても最良な方法なのである。
   《参照》   『二つの真実』 船井幸雄 (ビジネス社)

             【「聖書の暗号」が外れはじめる時期】

 

 

【ユングとモンロー】
 ユングは、自身の体験をもとに、人間の意識の奥には個人的無意識の領域があり、そのさらに奥には「集合的無意識」と呼ぶ領域が広がっているとした。個人の意識は家族や民族、さらに人類全体へとつながっている。さらに最深部では宇宙全体へとつながっていく。
 これはモンローらが見出したこととほぼ一致している。(p.168)
 人の「宇宙意識の拡大」と「深層意識への深化(=意識レベルの向上)」は同時であることを意味している。
 近年、銀河系外宇宙に新しい星や星団が続々と発見されているけれど、それらを人類が認識するということは、人類の意識レベルが上昇(アセンション)するということでもある。

 

 

【地球の双子惑星】
 ここはアンドロメダ銀河内の地球の双子惑星と呼ばれているところです。(p.170)
 これって、スーパー・インテリジェンス。

 

 

【「ボーデの法則」と「ストネッキング共鳴」】
 ボーデの法則の美しい点は、水星を基準にして水星から各惑星までの距離(ポーデ値での距離)を考えると、次のように言える点である。
 ・・・(中略)・・・ 
 水星からある惑星までの距離は、一つ内側の惑星までの距離の2倍である(海王星を除く)。(p.214-216)
 この「ボーデの法則」の成因として考えられるのが「ストネッキング共鳴」
 太陽は5~160分の周期でパルス振動していることが知られている。彼(ストネッキング)の説は、この振動により太陽はソリトン波を周りの空間に放出していて、それが太陽圏の端ヘリオポーズで反射され、太陽風プラズマ内に定常波ができるとし、さらにこの定常波の節の部分に各惑星が安定した軌道を保っているとする。(p.224)
 占星術は惑星直列による影響を甚大であると考えているけれど、その科学的根拠は、惑星間の引力というよりこのストネッキング共鳴だろう。

 

 

【星たちは生きている】
 特に驚きだったのは、ケンタウルス座のアルファ(二重星)がまわりに喜びを放ちながら快活に動き回り、まるでペアダンスを踊っているかのようだったことだ。星たちは生きている。活発に生命エネルギーを放出しているのだ。
 それから地球のコアの結晶が、母性愛に満ちているとは知らなかった。優しさに富み、全てを受け入れてくれるようなそんな存在、母なる大地、これは本当だ。(p.232)
 ケンタウルス座のアルファが二重星であることは、二重ラセンで構成されるDNAに関与しているのだろう。これに関して以下からリンクを二つ辿れば、ヘミシンクを使わなくても自在に星々を巡るシャーマンさんが語っているケンタウルス座の記述に出会える。
   《参照》   『まもなく世界は5次元へ移行します』 エハン・デラヴィ&中丸薫 (徳間書店) 《後編》
               【魔女の究極の目的】

 マザー・アース・ガイアに関しては、
   《参照》   『ガイア 愛と光につつまれる言葉』 アマーリエ (イースト・プレス)

 

 

<了>