イメージ 1

 「未来は変えられる」ということがテーマの著作である。2009年7月初版。

 

 

【“闇の存在” の本体は、地球域から去った】
 聖書の暗号にあるように、Iさんの言う “闇の存在” の本体が地球域から去ったのは、まちがいないようです。その時期は、ヘブライ歴の5756年(西暦でいえば1995年9月~1996年9月ではないかと私は思っています。
 ・・・(中略)・・・ 
 そして、このことが「聖書の暗号」のポイントだと私は思うのです。(p.44)
 闇の存在の影響を受けて地球上で活躍していたのが、フリーメイソンやイルミナティで、政治経済分野での実行部隊を指揮する中核こそがビルダーバーグに集っていた人々である。
   《参照》   『アメリカが隠し続ける金融危機の真実』 ベンジャミン・フルフォード (青春出版社)
             【ビルダーバーグ会議】

 また、“闇の存在” の本体が地球域から去った時期を1995~1996年と書いていることについて、その根拠は示されていけど、多分、地球規模の風水法則である 『ガイアの法則』 を元にしてそう書いているはずである。
 1995年には、地球の活性ポイントが、分離相対性のフールドであるロンドンから、最大融合極性の地である日本に移ったのである。
   《参照》   『ガイアの法則』 千賀一生 (徳間書店) 《前編》
            【文明の盛衰を定める 『ガイアの法則』 を知っていたシュメールの叡智】

 

 

【聖書の暗号のポイント】
「旧約聖書」のモーセの五書にコンピュータ・ソフトで暗号を組み込んだ五次元存在は、地球人にその事実を知らせたくて、三千数百年も前に、モーセに彼らの意にしたがったモーセの五書を作らせたのだと思います。(p.44)
 5次元世界から見ると、三次元世界の過去も未来も、お見通しのようです。
「聖書の暗号」が、そちらからの情報であり、しかも21世紀のはじめのできごとを、人類に教えようとしたものだと考えると、20世紀末から21世紀に入って、だんだんと当たらなくなり、変更し得るようになったということが、分かるように思います。(p.55)
 “闇の存在” の本体が地球域から去ったことで、「聖書の暗号」に記されている “闇のコード(悪しき未来)” は必ずしも実現せず、 “光のコード(良き未来)” は実現しやすくなったということ。
 闇の存在たちが地球を支配してきた事実とその作為の数々は、今やYou-Tubeやウィキリークスで世界中にバラされつつあるし、日本でも、 船井幸雄さん や 中丸薫さん の読者はかなり前からそういった事実を知っている。インターネットの発達で、たまたまそのようなサイトに出会って、それらの事実を知るようになる人々も益々多くなることだろう。バレてしまえば“闇のコード(悪しき未来)” は実現しないから、チャンちゃんもバラすのを手伝っている。そして、その過程と未来における日本の役割と、近未来世界の素晴らしさも知ってもらいたいから。

 

 

【トラウマ=カルマ=業を消し去る方法】
 モナさんとヒューレンさんは、一緒にホ・オポノポノを人々に広めることになったのです。そして、具体的には、 ・・・(中略)・・・ ハワイ州立の精神障害者の収容施設で、患者のだれにも会わず、彼らのファイルを見て「ホ・オポノポノ」を実践しただけで、全員を正常(?)にしたようなのです。 ・・・(中略)・・・ 。
 モナさんやヒューレンさんのやり方は、「すべては自分の責任だ」と考え、自分と対象となる存在に「①ありがとう、②ごめんなさい、③許してね、④愛しているよ」の4つの言葉を独特の方法で唱え、それによってそれぞれの潜在意識=人間の持っている潜在記憶=トラウマ=カルマ=業などを消し去ることが、主体だと思われます。(p.84)
 ハワイ特有の癒し療法である「ホ・オポノポノ」に関しては、下記から2つリンクを。
   《参照》   『奇跡の習慣』 ソンドラ・レイ (ビジネス社)
               【許す】

 

 

【恐怖ではなく愛の次元から】
 胸と喉の間のその位置を、私は「ユニヴァーサル・ハート」(Universal Heart、全てを含む宇宙的な心)と呼んでいます。青と緑の中間のような色、ターコイズ(トルコ石)色のその場所からは、たしかに光が出ていますね。個の意識と全体の意識とつながっているところ、それがユニヴァーサル・ハートです。愛を持っているときには、そこから発せられる光はとても大きくなり、恐怖を持っていると縮まってしまいます。(p.109)
 この個所(アナハタ・チャクラ)から発せられる光の、色だけでなく、大きさ、透明度でその人の霊格が分かるという。
 私たちは宇宙において単に「創造されたもの」であるだけにとどまりません。この現実というものを、共に創造している存在だということを思い出してください。このことを思い出すことによって、ユニヴァーサル・ハートが開かれてきます。そうすると、私たちは1つになることができるようになるのです。
 恐怖に閉じこもることなく、愛の次元に自分を飛翔させてください、混乱や滅亡といったことに意識の焦点を合わせるのではなく、協働して創造する者として生き抜く道を選んでください。恐怖の次元から選択するのではなく、愛の次元から選択してください。(p.110)
 「創造している存在だということを思い出す」とは、「自分が神と同じであり、神と一体である」ことを自覚すること。

 

 

【 『聖書の暗号』 が外れはじめる時期】
 暗号が外れはじめる時期は、暗号上では2015年以降となっています。この時期から現在の未来が決められた自由のない世界から、自己責任で運命を変更できるルールに変わるとされています。(p.121)
 “自己責任で運命を変更できるルールに変わる” ということは、カルマの法則が機能しなくなるということだろう。このことを知らずに、仏教的な因縁論に支配されている人は、2015年を過ぎても自縄自縛としてのルール内世界に住むことになる。
 1995年に闇の存在が地球域から去り、2015年からは完全に水瓶座のサイクルに入るから基本的なルールが変わるけれど、その間の未来は暫定的なものであって人類総体の意識と行動に応じて可変だった。実際には、多くの未来が書き替えられてきたのである。
   《参照》   『来るべき世界』 ルース・モントゴメリー (ナチュラルスピリット)
 地球外から見守る存在も、人類を進化させるために、ハードランディングかソフトランディングかで意見は分かれていたという。現時点において、世界的な金融危機も、回避される可能性がないわけではない。

 

 

【時流が分かってないオヤジ用の図書】
 マスメディアの情報しか知らない人々(特に年配のオッサンたち)は、いまだに過去の歴史の延長上でくだらないことを言ってるけれど、そういう人々用に、船井さんは気づきの著作を書いてもいる。
 それらにつきましては、2006年6月にビジネス社から発行しました私と副島隆彦さんの共著 『昭和史からの警告』 や、2007年10月にやはりビジネス社から発刊しました私と太田龍さんの共著 『日本人が知らない「人類支配者」の正体』 の2冊をご一読いただくと、読者の皆様にもかなりお分かりいただけると思います。(p.158)

 

 

【外部知性からの情報】
 宇宙からというか多次元からというか、外部知性からの正しいと思えそうな情報も続々と人間界に入ってきています。具体的には (p.172)
 ドン・エルギンズ他著 『ラー文書』 (ナチュラルスピリット)
 飛鳥昭雄・三神たける著 『失われた火星人の謎とサンドワーム』 (学研)
 バシャール・坂本政道対談本 『人類、その起源と未来』 (ヴィオス)
 の3冊が紹介されている。

 

 

【タイトル解題 『二つの真実』 】
 本書の主題である「二つの真実」のことをもう一度思い出してください。
 一つめは、「人類の歴史はもとより、我々個々人の生涯につきましても、生没の年月日を含めて、その生起することの99.9%以上は何千年も前から決められていた」ということです。 ・・・(中略)・・・ 。
 そこで二つめの真実です。「何千年も前から決められていたことが、最近のことですが、案外簡単に改善できるようになった。よいほう、正しいほう、いわゆる天の理にしたがったほうに変えられるようだ。しかも人間の思いと行動によって変えられるようになった」 ということです。(p.206-207)
 資本主義経済も戦争(経済)も、天の理ではなく地の理によって推進されてきたことだから、畢竟するに近未来の地上からは消えて行く。その終わらせ方が問題なのだけれど、くれぐれもハードランディングにならないように、多くの日本人たちが、祈りつつ行動して頑張っている最中である。
 ぜひ「よい思いを持ち、実現を確信し、はっきりと実現した時のことをイメージ化し、よいことをどんどん実現させて行きましょう」 と、読者のみなさんにお願いし、本書の本文を終わろうと思います。(p.244)
 世界的な恐慌が起ころうが起きまいが、これから人類社会は、相次ぐ急速な技術革新によって驚くべき変貌を遂げて行くことになっているのである。

<了>