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 『タオ・コード』 の著者が、今度は “時間と空間の法則” を知っていたシュメールの神官の導きによって、その叡智を授けられた。その内容が記述されている。2010年1月初版。
 神秘学、歴史学、文明社会学、物理学、生物学等々、あらゆる領域に及ぶ “解” を提供する凄い内容の書籍である。

 

 

【シュメールの叡智と16花弁の菊家紋】
 アブラハムの正妻サラは、シュメール人なのだ。また、アブラハムの母もシュメール人である。当然、ユダヤ人はシュメールの血を引いていることになる。 (p.42-43)
 「シュメールのその最も重要な叡智は口伝され、密かに守られてきた。そして、その叡智を凝縮した象徴図形は、あなた方が天皇家の紋章として知る、あの16放射線状の図形と同一の図形であった」 (p.43)
 日本に昔からある大きな神社の多くは、古代ユダヤの人々が創ったものであることは、古代史に興味を持っている限られた人々にとっては周知のことであろうけれど、天皇家の祖先とされる伊勢神宮に祭られている人が誰なのかを本当に知っている人々はそれほど多くない。アブラハムもサラも日本の主要な神社に鎮もっている。
 菊家紋に秘められたシュメールの叡智がこの本によって開示されるに先んじて、古代ユダヤの秘鍵は少なからぬ日本人に開示されている。出口王仁三郎の神仕組みを継承している 深見東州先生の古くからのお弟子さんたちは、こういったことを既に知っているらしい。
 この本は、日本とシュメールを繋いでいるのだけれど、血族としての繋がりは、上述で完了している。その繋がりを象徴する16花弁の菊家紋(天皇家の紋)は、地球規模の盛衰を司る鍵を秘めている。
 基となるのは地球の際差運動であり、解明するのが菊家紋の16である。

 

 

【歳差運動の周期を菊家紋で分割する】
 独楽の首振り運動のような地軸の揺らぎを、天文学では歳差運動と呼んでいる。その周期は、2万5776年である。
 西洋占星術では、この歳差運動の周期を12分割し、現在は魚座から水瓶座に移行する境界期としているけれど、シュメールの叡智は、歳差運動の周期を菊家紋のように16分割する。そうすると1611年になる。
 因みに1年の365日を16で割ると、約23日であり、人体のバイオリズムの周期である。それに合わせていえば、1611年は文明のバイオリズムの周期といえるだろうか。
 歳差運動の16分割である1611年をさらに16分割すれば、約100年であり、この100年を周期として極めて類似反復した個人的運命の例がある。リンカーンとケネディの運命がそれであるけれど、書き出すのがしんどいから下記参照。
  《参照》  『幸運を導くスピリチュアル・ガイド』 ランディ・フィッツジェラルド (主婦の友社)
           【二人の大統領】

 ついでに、気学の9年という周期は、144年の16分割から算出されている。この144年と言う周期は、太陽、水星、金星、地球がすべて一直線上に並ぶタイミングであり、144年に1度訪れる。

 

 

【文明の盛衰を定める 『ガイアの法則』 を知っていたシュメールの叡智】
「シュメールの叡智においては、90度は、聖なる角度であると同時に、聖なる1/4リズムを示す。
 私たちシュメール文明の宇宙周期象徴学の上では、地球と言うこの大地の聖なる1/4リズムは、6444年であると伝えられている。
 エリドゥが人類最初の文明地として産声を上げた年を基点として1/4リズムに相当する年を計算すると、現代のあなた方の暦では、1995年を示すことになる。
 空間上でその位置は、あなた方の経度の計算に当てはめれば、東経135.0度に相当する。その位置こそがこれから始まるエリドゥなのだ」 (p.32)
 エリドゥとは、古代シュメール文明で栄えた都市の名前。
 東経135度は、日本の標準時を定める明石の経度である。
 歳差運動の周期を聖なる1/4リズムで分割すると、25776年 ÷ 4 = 6444年
(角度にすれば,360度 / 4 = 90度)
 菊家紋の16で分割すると、25776年 ÷ 16 = 1611年。
(角度にすれば,360度 / 16 = 22.5度)
 東経45度にあるエリドゥの繁栄から1611年経た繁栄は、モヘンジョダロを中心としたインダス文明であり、そこからさらに1611年経た繁栄はガンジス文明であり、さらに次が洛陽を中心とした唐文明であり、その次が、明石を中心とした日本文明ということになる。
 つまり、人類文明の焦点は、地球上を1611年ごとに22.5度移動する。
 但し、地球のスピン(歳差運動)による文明焦点の移動には、東周りと西周りの二つがあり、焦点のピークは約800年毎に東周り西周りの焦点を行き来するらしい。この様な現象は、素粒子レベルで確認されているスピノールに起因しているのだろう。
  《参照》  『新ミレニアムの科学原理』 実藤遠 (東明社)《前編》
           【スピノール】

 上記の文明移動は東周りのもので、西周りは、ガンジス文明⇒インダス文明⇒シュメール(メソポタミア)文明⇒ギリシャ・ローマ文明⇒そしてロンドンを中心としたアングロサクソン文明である。
 1995年までの、文明焦点の活性点は西周り側のロンドン(経度0)にあった。それが1995年以降、東経135度の日本に移っているのである。
 1995年は阪神淡路大震災が起こった年。それこそが神意だったのだろう。
  《参照》  『数霊に秘められた宇宙の叡智』深田剛史・はせくらみゆき(徳間書店)
           【117は恩を忘れ傲慢に生きる人類への警告】

 

 

【 日本 ⇒ シュメール ⇒ 日本 】
「あなた方の国の神道は、日本に初めから定住していた人々の宇宙観を受け継いではいるが、形式的基礎は、純然たるシュメールの子孫たちによって作られ、後に東洋ユダヤの人々の手によって発展したものだ」
 ・・・(中略)・・・ 
 それにしても、私は日本人の心のふるさとと思っていた神道が外国から来た人々によって作られた宗教であったということに少々失望を感じてしまった。
「いや、失望することはない。私たちは日本列島が故郷でもあるのだ」
 私たちは日本列島がふるさと?
 どういう意味なのだろう。
「私たちはその昔、日本列島で新たな文明を開始した子孫なのだ」
 ということは、大陸からずっと西へと彼らは移動してシュメールへと至ったということだろうか」
「その証拠は言語の潜在的記録に残されている」 (p.187-190)
  《参照》  『大創運』 深見東州 (たちばな出版) 《後編》
           【日本神霊界】
  《参照》  『日本人のルーツ』 竹内均 (ニュートンプレス)
           【ムー大陸の実在を信じていない?!】
「現在の人類の文明が、今から6400年前にシュメールからスタートしたように、さらにもう6400年前から始まった文明周期は、今のあなたの国がある、日本列島からスタートしたのだ。 ・・・(中略)・・・ その中心者は、淡路島の東経135.0度の位置に定住した。 『古事記』 に書かれた国生み神話は、そのわずかな記憶なのだ」 (p.203)
およそ1万2800年前は東経135度の日本が世界の中心だったのであり、6400年前はシュメールが世界の中心だった。そして、1995年を基点としたこれからの1611年間は、地球規模の風水的法則(ガイアの法則)に従って、再び日本が世界の中心点となってゆくのである。
「135.0度の脈動によって誕生する新たな人類文化は、今現在の人類文明とはまったく異質の、あなた方が想像できないほどのものになるだろう」 (p.214)

 

 

【経度0度と経度135度の文明的特徴】
 「ロンドンを中心とした0度ポイントは、現在陸地となっている場所の中で最大の分離相対性の作用が働くフィールドだ。この性質は生命における男性性に象徴される性質であり、その働きは生命の全体性に反映される。この主張や論理性に長けている彼らの性質も、この大地の性質に育まれたものだ」(p.134)
 一方、現在の言語の中でそれと対照的な性質を最も強く持つ言語は、極東に位置するあなたの言語である日本語だ。最大融合極性の地で形成された日本語には、他の言語にはない際立ったある潜在的特性が秘められているのだ」 (p.137)
   《参照》  “日本語”に関する引用一覧
   《参照》  日本文化講座⑩ 【 日本語の特性 】 <前編>
         日本文化講座⑩ 【 日本語の特性 】 <後編>
 「脈動ポイントに位置する民族の言語は、過去のすべてがそうであるように、必ず地上で最大の言語勢力となるのだ。言語というものは、人類のすべての文化の核であり、人類すべての文化は言語の持つ特性によって維持される」 (p.136)
 シュメールの叡智によると、1995年を境に、地球の脈動ポイントは経度ゼロから経度135度に移ったのだから、世界の繁栄の中心は、ロンドンから、日本の東経135度地点にある地域に移り、世界の最大言語勢力は、英語から日本語に移ってゆくことになるのである。
 かつて、吉田信啓さん が 『超古代、日本語が地球共通語だった』(徳間書店)という著作を書いていたし、日下公人さんが 『21世紀、世界は日本化する』(PHP) というタイトルの本を著していたけれど、決して冗談でも大げさでもなく、そうなってゆくのである。
  《参照》  『数年後に起きていること』 日下公人 (PHP研究所)
          【22世紀は日本語の世紀】

 それでもまだ、「御冗談を・・・」 と思う方々は、この本を読んでみればいい。