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 最近、古書店にアセンションものがめっきり少なくなっているけれど、この本を見つけたので読んでみた。2011年8月初版。

 

【魂が肉体を持たないときに見えるもの】
ゲリー  あなたがビーチに立って天の川を見るとします。それは素晴らしい景色です。その景色を味わうためには、魂が、感覚器官を備えた形態に宿っている必要があります。比較する能力、例えば空間を比較したり、時間を比較したりという感覚器官を備えていないと、そういう体験はできません。
 あなたが肉体を持たないときに外を見ると、恐らく宇宙はちがうように見えると思います。魂が地球に生まれようとして待っているときに土星のエネルギーに引かれていくとすると、その場所から太陽系を見ることになり、見える景色は全く違います。それは光がピカピカしているわけではなくて、エネルギーのネットワークという形で見えると思います。肉体を持たない魂は、太陽系全体がお互いにエネルギーネットワークでつながっているのを見ることができます。そのエネルギーは太陽系を太陽系として保っているエネルギーです。 ・・・(中略)・・・ 肉体なしで魂として創造という宇宙を見るとき、それは信じられないほど広大なエネルギーのネットワークです。すべてが幾何学的なネットワーク状につながっています。(p.80-81)
 肉体を持っている状態での視覚は、可視光線と言われる周波数範囲の物しか見えない。肉体を持たない状態であれば、存在する世界の周波数帯が変わってくるから、見えるものも当然違う。

 

【最後のシフトポイント:2036~2037】
ゲリー  このポイントで地球上に残っている人間たちは、全く何の抵抗もなく、多次元的な形を体験し始めます、そして、人間の意識は空間と近しい関係になります。この2036年から2037年の最後のシフトポイントで、時間というものが全く制限とならなくなるので、人間の意識は大きな飛躍を遂げます。
 今我々は、光速が最も速い速度だととらえていますが、このシフトポイント以降は、すべては思考の速度に反応します。あなたが、銀河の中心と思うと、あなたは銀河の中心に行ける。そしてほかのシステム、つまり地球外のシステムの魂たちと仲間になることができる。既にほかの惑星の存在たちはこういうシフトを体験しています。シフトを通過した地球の人々は大気の中に光の船、宇宙船というよりは思考が作ったような船を見るようになります。(p.146)
   《参照》  『星へのプレリュード』 佐治晴夫 黙出版
            【光速と念速】

 バシャールが言っている人類の未来と同じである。

 

【アストラル体で、物理的なドアをノックする】
坂本  ゲリーさんが彼女の部屋のドアをノックしたときは、アストラル体でノックしたんですか? アストラル体って、物理的なドアをノックできるんですか?
ゲリー できます。
坂本  でも、私の体験からだと、ノックしようとするとスルッと行っちゃうんですよ。もちろん通り抜けることもできますよ。
ゲリー 坂本さんのアストラル体のハーモニクス、つまり振動周波数を肉体のバイブレーションに近づけて、そして実際にノックすることは可能です。
坂本  つまり、振動周波数を下げたということですか。
ゲリー 実際に下げるのではなく、収縮させるという言い方をしましょうか。可能ですよ。
坂本  じゃ、ゲリーさんはノックできるんですね。
ゲリー そうです。実際にメンタル体の現実をアストラル体や物理的肉体に化することができます。(p.193-194)
 家族に何か伝えたいと思いながら、出来ずにイライラしている自縛霊さんたちに、このことを伝えてあげたら、ノックしたり、ローソクの炎を揺らめかせたりして、そこにいることを伝えようとするかも。

 

【葉隠れの術】

ゲリー 「私からは見えない」というアイデアをその人の意識の中に埋め込む。その信念に従って見えないという形でそれを体験する。あるいは、ほかの先生はその現象をシェイプシフト、つまり形態を変える能力があるというふうに言うかもしれません。
坂本  ゲリーさんのご意見はどうでしょうか?
ゲリー それは両方を含んでいます。
坂本  両方って、どういう意味ですか?
ゲリー 私の肉体は非常に密度が薄くなって、視覚的には捉えられなくなっている。さらに、彼女の意識の中に「彼女には私が見えない」という信念を送ることはすごく簡単だと思います。
坂本  忍者みたい。
ゲリー 実は忍者の訓練もそういうことをやっているんですよ。
坂本  葉隠れの術、隠遁の術?
ゲリー 実は少林寺のトレーニングもそうです。同じです。それから、仏教の僧侶にも同じ訓練があります。
坂本  何とかの術?
ゲリー 高等魔術と言います。 (p.195-196)
 こういうのを読めば、世界中の諜報機関の人々が、日本の忍者マスターに習いに来ている目的が何なのか、分かるだろう。そして、日本が諜報機関を持っていなくても、何とかかんとかやっていけてる理由も。
    《参照》   『新説2012年 地球人類進化論』 中丸薫・白峰 (明窓出版) 《前編》
              【日本の忍者マスター】

 

【自主独立】
 上記に続く会話。
ゲリー 人々にとってすごく大切なのは、自分が本当に自主独立した存在であるということを知ることです ・・・(中略)・・・ 。
坂本  自主独立は、何という英語ですか。
ゲリー ソヴァリン・ビーイング。 SOVEREING BEING.
通訳(大野) ソヴァリンは主権を持つとか、自分が自分の主人公であるとか、そういう意味ですね。外側からの影響を一切受けない存在です。自分で自己承認できている。ほかからの承認を必要としない存在。(p.197)
 諜報の場合でも、救霊の場合でも、ソヴァリン・ビーイング(外側からの影響を一切受けない存在)として確立していないと、簡単に相手に支配され騙されてしまう。
   《参照》   『[UFO宇宙人アセンション] 真実への完全ガイド』 ペトル・ホボット×浅川嘉富
              【超能力による闘い】

 現実界においても、ソヴァリン・ビーイング(自己承認できている自分自身の主人公)であれば、何ら揺らぐことのない確たる人生を歩んで行ける。

 

【バイロケーション】
ゲリー  「私は今、本当にビーチにいるんだ」と集中してみてください。あなたはビーチにいます。ちょっと潮っぽいにおいがします。波しぶきがあなたの肌に触れています。カモメの声がします。あなたは今、あなたが本当に体験し、思い出したとおりに体験しています。今、あなたは意識を実際にその場所に送り込んでいることになります。それがバイロケーションです。
 実際にビーチにいる、あなたがまるでそこにいるかのように体験できるぐらいまで可能です。その場所にあなたのエネルギーが非常に集中した形で存在するので、「えっ、あなたは昨日、あのピーチにいたでしょう。あなたを見かけた気がしました」と言う人さえ出てきます。
 ほかの例をあげますと、あなたが誰かのことをすごくリアルに感じながら考えたとします。そうしたら、あなたが考えているその人から電話がかかってきて、その人が「あなたのことをすごく身近に感じたから、ちょっと電話してみました」と言う。それもバイロケーションです。(p.264)
 最後に書かれているこの様な現象について、「単なる直感じゃないか」と言う人がいるだろうけれど、その直感を引き起こした原因がバイロケーションだと言っている。
 坂本さんの著作を読んだことのある人なら、体外離脱とバイロケーションはほとんど同じように思えるだろう。坂本さんも 「体外離脱とバイロケーションって、ほとんど同じなんですよ」(p.152) と言っているのに対し、ゲリーさんは、「違う」という立場なのだけれど、ヤヤコシイことを言っていて良く分からない。
 
【ガイア(ハワイの女神ペレ)と繋がる方法】
坂本  地球というのは集合意識みたいなところがあって、いろいろな存在がいます。ガイアと言われていますが、地球自身を維持している存在たちはたくさんいるので、そのうちの女性的な側面がより出てきた場合に、私はそれをペレという女神という形でとらえているのです。(p.298-299)
 ピンク・フロイドの「MAROONED」という曲があって、 ・・・(中略)・・・ すごく高温でギューンと上がっていくと上の方に意識が行って、ピッと交信できるのです。 ・・・(中略)・・・ 。その曲を聴くと、ヘミシンクを使わなくても、いつも簡単にペレと繋がってしまうのです。(p.300)
   《参照》   『地球のハートチャクラにつながる』 坂本政道 (アメーバブックス)
            【ピンク・フロイドの曲】

 

【中国の問題】

ゲリー  中国の問題は、すごく巨大なダムを作ってしまったことです。3つの川がダムに流れ込んでいますが、ダムにたまった水は地球自身に影響を与えます。ダムがいっぱいになるにつれ、水の重みが大地をシフトさせ、それでダムが壊れるのです。(p.319)
 ビジネス書に描かれている三峡ダムの問題は、漏水が生じているとか、泥が溜まってダムとしての機能を果たせなくなるという程度の問題なのだけれど、スピ系の人々に言わせれば、その程度の問題ではないのである。
 この本には、24時間で日本の人口を越える人々の命が失われると書かれているけれど、これも中国に住む人々のハーモニクス(振動周波数)に連動するのだろう。
 もうひとつ、太平洋にガスの泡が沈んでいる箇所があって、水温の上昇につれてその泡が浮かび上がることで、大きな津波が生ずることになる(p.321)とも書かれている。
 しかし、これから大いなる変革を行おうとしている地球全体の見地から、ウイングメーカー船が、もしかしたら、これらの危機を未然のうちに防いでくれるかもしれない。

 

【3・11後の日本】
ゲリー  こういうひどく悪いことが起きるのは、自分たちが何か悪いことをしたからだと考えたい人たちが多いのです。
 それは真実ではありません。別に地球が日本の敵になったわけじゃない。 ・・・(中略)・・・ 。
 もし私が何かを予知することができるなら、日本人の力強さとか、負けない心で、どんなことがこれから日本に起きようと、日本人というのは協力して日本を再建するだろうという未来です。
 日本はよくなるばかりです。 (p.326-327)
 ゲリーさんは、「日本はよくなるばかりです。」と書いているけれど、こと福島第一原発の放射能漏れに関しては、この本が出された3・11直後より、今年に入ってメルトダウンが進行していて、もはや手のつけられない状態に成り果てている。
 それでも、政府と東電は、いまだに嘘情報ばかりを流し続けている。本当の状態を知って、関東圏から脱出している人々は既に100万人を超えたとか。
 チェルノブイリで爆裂した原発の経験で培われたロシアの技術が導入されないなら、東日本に住む多くの国民は、座して死を待つ状態になってしまうだろう。
    《参照》   日本国民は、放射能から逃げ場を失ってしまった!!

 

 

  ゲリー・ボーネル

     『光のアカシャ・フィールド』

     『日本人が知って変えていくべき重大な未来』

     『地球の『超』歩き方』

     『光の記憶』

     『光の12日間』

     『人類アカシャ全史』

     『第3次世界大戦、始まる!』

 

<了>