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 本書は、日本は2015年に大きな地震に襲われるので、それを回避するために著されたものらしい。古書店で見つけた2017年も半分終わった現在では、時期遅れだけれど、スピ系著作にはたいてい、災害を回避するための方法が記述されている。本書ではどう書かれているのだろうか、と思いつつ読んでみた。2014年12月初版。

 

【2014-2018】
 2014年から2018年まで、地球は突然、活発になります。毎日毎日、地球上のどこかで地震が起きているように状態になります。(p.15)
 日本人にとっては、地震なんて当たり前だから、この5年間を強調されてもそれほどビビらない。
 人類の意識は、地球のエネルギーに対して指令を下すことが可能であることを覚えておいてください。
 大陸の変動エネルギーを、一連のより小さな地殻の変化に小分けして、被害を小さくすることができるということです。(p.14-15)
 地球にとって、地震は、自然なエネルギーの解放なので、これを止めるという意識の使い方は正しくない。被害が大きくならないよう、小さな地震に変えて、エネルギーが解放されることを祈る(意乗る)ことがポイント。
 危機的な予言というものは、あくまでもそれを乗り越えることが目的で語られている。仮に地震が起こったとしても、暗澹たる状況にはならない。逆である。以下のように書かれている。
 地震で別に会社がなくなるわけではありません。ここはみんなが心配し過ぎの部分ですが、日本のリアル経済はちゃんと続いていきます。 (p.99)

 

 

【2018年、富士山の変容】
 科学ではなくてアカシックレコードの視点からお話しますと、これから50年で人類の生活はとても大きく変化するだろうと記されています。2018年には富士山の形が変わってしまいます。以前は東海大地震の影響で富士山の形が変わるだろうと思っていましたが、東海大地震は富士山には影響を与えません。(p.37)
 結局、原因は分からないらしい。
 ただ、日本人は、これをしっかり乗り越えてゆくと書かれている。
 2017の現時点からは、来年のことだけれど、これも起こらない。

 

 

【ユニティ(統合)の時代】
 人類の集合意識は、約1万3000年ごとに「分離」と「ユニティ」という2つの異なる意識の状態を周期的に体験します。・・・中略・・・。
 ユニティの時代は、統合、あるいは合一の時代と呼ばれ、人は「個」としての存在でありながら、同時にすべてが調和し、深いつながりを持つ共同体として存在します。そこではすべての人が目覚めた覚醒者であるかのような意識状態にあり、人間の本質である魂の特質や能力が発揮されます。
 今回ユニティへシフトすると、自分はどれだけ知らなかったのかということを思い出すことさえ難しくなるでしょう。(p.42-43)
 占星術では「魚座の時代から、水瓶座の時代へ」という言い方で表現されていること。
  《参照》  『占星術』 西山華耶 (現代書館) 《後編》
            【アクエリアスの時代】
            【水瓶座(アクエリアス)の象意】

 水瓶座の人類の進化状況を「色」で言うなら、オリーブグリーン。
 アナハタ・チャクラ(ハート・チャクラ)付近の色彩。
  《参照》  『幸せを手にする人は、「色の言葉」を聴いている』  武藤悦子  主婦の友社
             【イエロー+グリーン=オリーブグリーン】 
           

 

 

【人類全体の一斉シフトはなくなっている】
 今の段階で、ユニティの周期における意識状態へとすべての人が一斉にシフトできるほど、人類の集合意識は葛藤を開放していません。
 つまり、人類の多くが人間存在の本質である魂としての自己を思い出し、大いなる叡智から人間存在やこの世界を見ることを選択せずに、これまでの二元的で対立的な信念や価値観と、そこから生まれるさまざまな否定的な感情にとらわれたままで生きています。
 そのため、「人類全体の一斉シフト」はなくなり、「個人的なシフト」へと変更になったということです。(p.49-50)
 リーマンショックが起こったのは2008年。この頃、アセンション指数となる「人類の集合意識の周波数」はだいぶ下がってしまい、結局のところ、2012年末に起こる予定だった「人類全体の一斉シフト」はなくなってしまった。だから、後は、「個人的なシフト」しかない。
   《参照》  『地球維新「17条」最高法規』 慈恩将人・白峰監修 (ヒカルランド) 《後編》
            【2012年問題の本音と建前】

 総体としての人類がどうであれ、地球自体は既にアセンションを開始している。後は、「個々がどうするか」だけである。この辺の事情は、下記リンクに書かれている。
   《参照》  『皇人』 Ai (明窓出版) 《前編》
            【地上セルフの進化(神化)が必要】

 

 

【人類の集合意識は「苦難の道」を選択した】
 なぜ、私たちが集合的にではなく、個人としてシフトする道を選択したのでしょうか? それは自らがつくった「葛藤を通して浄化されたい」という集合意識があるからです。(p.50)
 とにかく、人類の集合意識は、葛藤を通じての「苦難の道」を選択したのである。
 恐れや怒り、悲しみや自己憐憫、罪悪感や恥、批判や他者の承認を求める気持ちなどの奥には、必ずなんらかの葛藤が内在しています。国と国との対立や戦争もその集団の集合意識の中にある葛藤が現れたものです。・・・中略・・・。葛藤を手放すには、たったひとつの方法しかありません。それは、ただやめることです。(p.52-53)
 社会意識という檻の外に、自覚的に出てしまうと、さまざまな葛藤から解放されるのは容易である。
 ゴミと執着と依存と葛藤は、さっさと捨て去るに限ります。
   《参照》  『プレアデス『メシアメジャー』からの黙示メッセージ』 村中愛 (ヒカルランド) 《中編》
              【捨てる】
 葛藤を手放せば手放すほど、皆さんの人生は努力なしに、つまり楽に展開していくでしょう。たとえこの大変な時期を過ごしていったとしてもです。(p.58)

 

 

【社会意識による拘束を脱する】
 例えば、社会に受け入れられるとか、目的を持つとか、高い教育を受けるとか、キャリアを積むとか、結婚して家族を持つなど、そういった社会で生きていくために「必要とされていること」にばかり、意識が向いている状態から脱する必要があります。(p.59-60)
 下記リンクに、全く同じことが書かれている。
   《参照》  『アセンションの超しくみ』 サアラ (ヒカルランド)  《前編》
            【社会意識(コントロール・グリッド)という檻から出る】

 

 

【放射能300m、津波600m】
 福島は北半球全部に影響を与えました。放射能は海面の方にずっと溜まっていきます。海抜300mより上は、放射能の影響が少なくなります。(p.57)
 600mは、津波の危険性を考慮した場合の安全な標高。地震自体によって起こる津波より、海底に溜まっているメタンガスが放出されて上昇する時に発生する津波の危険性を指摘している。

 

 

【2026年:「目覚めること」を拒否できなくなる】
 たぶん2026年、いろいろな一連の出来事が起きて、我々はもう「目覚めること」を拒否できなくなるでしょう。実は私たち人類の中にエイリアンたちがすでに存在していることを私たちが知ることになる大きなイベント、その出来事はひょっとしてこの地球がとても活発に動いているときに起きるかもしれませんが、そういうイベントが非常の近いうちに起きるだろうと思います。(p.71)
 これって、下記リンク動画にある「分岐の時」が、最も伸ばされた場合のシナリオ?
  《参照》  【鍵】バシャール 【日本へのメッセージ】

 

 

【ジャッジメントをやめれば・・・】
 感じるためにはジャッジメントをやめればいいのです。すべてについて裁くことをやめてしまう。自分もジャッジしない。ほかの人も裁かない。もしそれを真剣にやれば、あなたの意識は一挙に拡大します。(p.87)
 これも、「個人的なシフト」を達成する上で、多くの人に共通する課題である。
  《参照》  『未来文明の暗号 男が女を愛するとき』 ROSSCO (ハギジン出版)
           【ジャッジを手放し俯瞰する】
  《参照》  『山川さん、黒斎さん、いまさらながらスピリチュアルって何ですか?』 山川紘矢・亜希子・雲黒斎 (日本文芸社)
           【判断し否定するのはNG。気づくだけでOK】

 

 

 

        ゲリー・ボーネル著の読書記録
 
        <了>