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 激動の時代を生きる英知をひと言でいえば、「高次元とつながる」ことだろう。その必要性が記述されている。特に終盤には、ヘミシンクで実習している人にとって、役立つ様々な情報や指標が示されている。霊的世界を探求している人でも、同じ世界を扱っているのだから、参考になるはずである。2011年12月初版。

 

 

【ガイドにつながることが不可欠】
 今、世界が激動の中にある背景には、アセンションと呼ばれる人類と地球の大変化があります。人類と地球が今よりもひとつ上の段階へ進化していくのです。
 そのために、いろいろな分野でこれまでの常識が崩れ、新たなものに置き換わるという大転換が起きています。それには今後数十年かかると言われています。
 この激変の時代の変化の波にうまく乗って、自ら大変化を遂げていくのには、ガイドにつながることが不可欠です。ガイドにつながることが進化を促していきます。(p.4-5)
 ガイドとは、日本語で言えば指導霊とか守護霊と呼ばれるものだけれど、すでにアセンション(霊的進化)を先取りしている存在たちと解釈してもいいだろう。ガイドにつながることの必要性や、その方法、そしてガイドの導きによってアセンションを加速する方法が書かれている。
 今年の年末でアセンションする機会が終わってしまうのではない。それまでに中核となる人々はハイレベルなところまでアセンションを達成するのだろうけど、その後に第2波、第3波として、それに続く人々がアセンションを達成してゆくはずである。
 霊的に進化(アセンション)した人々が、高次な存在との繋がりを深めることで、地上における優れた技術、思想、社会体系などの定着化が促進されることになるのだろう。

 

 

【真の自己へつながる第4密度】
 アセンション(霊的進化)は地球の密度変化に連れて生じているもの。
 地球は現在の第3密度から第4密度へと変化してゆく。
   《参照》   『バシャール×坂本政道』 ダリル・アンカ/坂本政道 (VOICE) 《前編》
             【密度と振動数】 【第4密度】

 地球の波動が高まってゆくと、人体の波動も高まり、人間性にも変化が生じてくる。
 第3密度の場合は、「真の自己」は地球生命系で身についたありとあらゆる信念や価値観で覆われているため、私たちは、「真の自己」から乖離した生き方をしています。そういう信念や価値観に則った生き方をしているのです。(p.38)
 第3密度の世界は、個別意識が強く我欲が普通。ゆえに喜びは長く続かず、苦しみや悲しみや怒りの多い世界。
 第4密度の世界は、個別意識と集団意識が両立してゆくので我欲が薄れ、喜びと愛にみちた世界になり、苦しみ悲しみ怒りなども無くなってゆく。
 いまだに地球を支配したいという我欲の強い人々が、意図的に世界各国の経済的締め付けを厳しくし、人々の生活を行きづまらせているから、ヨーロッパでは一斉に民衆が暴動を起こしているけれど、コッテコテの第3密度人間は、警察権力という公設暴力団を支配しているから、正しい世界を創ろうとする人々を容赦なく逮捕しつつ、一層締め付けを強化する。こういった状況は、まだしばらく続くだろう。

 

 

【死はなぜ恐いのか】
 死はなぜ恐いのでしょうか。
 それは私たちが第3密度に生きているからです。この世界では、物質世界のことだけしか知覚できないのです。それ以外の世界を認識できません。(p.67)
   《参照》   『人は、はるか銀河を越えて』 坂本政道 (講談社)

             【この本を読んでみれば・・・】~

 第3密度の物質世界にドップリ嵌っていたら、死も怖いしお金が無くなることも相当に恐いだろう。ガイドにつながれば、第4密度の世界を超えた第5密度の世界(肉体のない世界=死後の世界を含む宇宙意識の世界)も垣間見ることができる。そこに意識が繋がれば、身体が第3密度側にあっても、愛の気が流れ込むようになるから、まあ、物質的な欲望も浄化されてノー天気に生きられるようになるだろう。
 欲とは無縁で、死によっても決して失われることのない永久の幸せは、結局のところ、「大いなるすべて」とつながることで得られます。つまり、第3密度から第4密度の意識に移っていくことで得られます。(p.72)

 

 

【本旨を取り違えている大方の宗教】
 本来、宗教は第3密度から卒業する方法を人々に伝えることが役目だったのですが、宗教も第3密度にどっぷりと浸かってしまいました。 ・・・(中略)・・・ 。
 第3密度の宗教は権力を掌握するための手段になったり、あるいは政治的な道具として使われています。(p.72)
 霊的成長の術を欠き、葬式や墓地に関わった荒稼ぎとしての葬式仏教ほど堕落したものはないだろう。
   《参照》   『正義という名の洗脳』 苫米地英人 (大和書房) 《後編》

             【日本国内の「墓利権」争い】

 現在という時代の意味を何ら捉えていないありきたりな宗教(団体)に属しても、霊的進化など全く達成されないのである。日常生活者(信者)の側も、単にこの世的な幸せや御利益が得られるか否かで宗教を判断しているのだろう。そんなことで宗教に属していても、経済が疲弊している社会にあっては、結局のところ経済的な困窮を加速するだけのことである。そのような愚かしさを回避したいのなら、霊的進化を目的とするセミナーにでも参加して学んだほうがいい。
 森田健さんや著者の坂本政道さんは、モンロー研究所が開発したヘミシンクを日本に導入したパイオニアなんだろうけど、こういった著者の本を読んで理解した上で、死後の世界や第4密度の世界を体験してみたいと云う人々なら、5万円程のヘミシンクCDを購入するだけで、自宅に居ながら訓練・体験することができるだろう。

 

 

【ガイドとつながると・・・】
 ガイドへのつながり方にもいろいろあります。知的につながる場合と、ハートでつながる場合です。知的につながる場合は、英知をもらう、視点をもらう感じです。(p.77)
 それに対して、ハートでつながる場合は、愛情をもらい、癒され、満たされます。そうすると満足感を得られ少々のことでは怒らなくなります。怒りがなくなると他人に対しての思いやりの心が芽生えてきます。(p.78)

 さらに、ガイドとのつながりがもっと強くなると、ガイド経由で「大いなるすべて」ともつながり、生命エネルギーがよりたくさん流れてくるようになります。(p.78)
 つながると繋がった側のエネルギーが流れ込んでくる。スピリッチュアルな存在には正邪があるけれど、邪なものにつながった場合は、支配的であったり、命令的であったり、温かさが感じられないといった感覚によって見分けることができる。そこら辺は霊覚者のもとで学んでいる人々と同じはずである。欲心があると邪な存在と共鳴して(繋がって)しまうから、清明な心が必要だろう。

 

 

【常識を見直すようになる】
 これまでに自分の中で、あるいは社会で、当たり前になっていたことの一切が、本当にそれがあるべき姿なのか考えなおす必要性を感じます。
 一切の常識が第3密度での、しかも今の社会での常識であって、そうであるべきかどうか、再度ゼロベースで考えることになると思います。
 それはたとえば、倫理、道徳に関する常識や、夫婦関係、社会制度、政治形態、経済システム、労働、育児、教育制度といった社会全般についてのことです。(p.82)
 ガイドにつながれば進化して行く社会の先が見えてくるから、未来を起点とした考え方をするようになる。そちらからの視点で見れば、否が応でもこの物質世界で言う処の常識は、急速に陳腐化することがはっきり分かるようになるだろう。。
 チャンちゃんはいつも古書の買い置きをしているけれど、5年ほど前までは、それらのほとんどを読んでいた。しかし近年は、わざわざ買っておいたそれらの多くを読みもせず古書店に再び持っていってしまうのである。時間の流れが早くなっているので、ちょっと前の本であってもまったく読む必要を感じられなくなってしまうのである。あるべき未来の側に意識が向かえば、この世(第3密度)基準の本などをいくら読んでも無駄、というよりバカバカしいとすら思えてくるのである。
 読むべきは、この世(第3密度)基準の未来を起点とした思考の詰まった本ではなく、第4密度基準の世界を起点とした本である。そして第4密度世界の基準はシンプルである。 “愛” それだけである。シンプルすぎるから何度も繰り返し書く必要などない。
 だからもう昨年あたりから、何度もこの読書記録のブログを終わりにしようと思っていたのである。そろそろ終わるだろう。

 

 

【ガイドのサポート基準】
 たとえば、大金持ちになるとか、偉くなるとか、有名になるとか、そういった個人的な欲に基づく願望の場合、ガイドのサポートは受けづらいようです。(p.88)
   《参照》   『宇宙パラレルワールドの超しくみ』 サアラ (ヒカルランド) 《中編》

             【これからは、成功哲学が通用しなくなる】

 

 

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