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 先に、『死後探索2 魂の救出』 の読書記録を書いているけれど、順番とすればこっちが先。2005年12月初版。

 

【seeing it not there テクニック】
「そこにはないと見る」――言葉通りそうするのだ。
 些細な違いだが、「そこにはないと見る」というのと、「それが消えるようにする」というのは同じではない。(p.24)
「何かをどこかへ消したりしようとするというのは、抵抗に遭うことが想定される行為なのよ。あなたが無理やりどこかへやとうとするものは、抵抗する可能性を持っている、ということになる。あなたが力ずくで消してしまおうとすればするほど、その努力によって抵抗の可能性が生れてしまうの。私の言う意味がわかる?」(p.330-331)
    《参照》   『死後探索2 魂の救出』 ブルース・モーエン (ハート出版) 《前編》
              【霊界技】

 「力ずく」という思考形態がいかにも物質世界で培われた地上的観念の延長。
 非物質世界では不適切である。

 

 

【「防御は必ず攻撃を招く」】
 友人のレベッカから、こういう感情的に大きな衝撃を伴う遭遇に対して、将来どう備えたらいいのかを教えてもらった。レベッカのテクニックは『奇跡の道(The course In Miracles)』という本から採ったもので、その本には「防御は必ず攻撃を招く」と書いてある。・・・中略・・・。私は今では、・・・中略・・・彼女の教えてくれたアファメーションを唱えて準備をするようにしている。それはこういう言葉だ。
「私のすべてのエネルギー回路は、清らかに澄み切って開かれており、完璧に機能しています。私が遭遇するいかなるエネルギーも私をたやすく通過し、何の影響も及ぼしません」
 私はいつも。これを使うのを忘れないようにしている。(p.30)
    《参照》   『死後探索2 魂の救出』 ブルース・モーエン (ハート出版) 《前編》
              【最良の防御法】

 

 

【意識を「明晰」にするための参照点】
 私の読んだ多くの本が示していたのは、死後に行くところは、夢の世界とつながっているかもしれない、ということだ。私は意識的に夢の世界に入っていく方法を見つけ出そうと決意した。そしてカルロス・カスタネダの著作に出会ったときに初めて、意識的に夢の世界に入る方法について、真の手がかりをつかむことになった。
 人類学者のカスタネダは、メキシコのヤキ族の文化における呪術師あるいはシャーマンの役割について研究し、それを一連の本に書き記した。その一冊の中に、こんなくだりがあった。カスタネダは、師であるドン・ファン・マトゥスという人物から、夢を見ている最中に自分の手を見るように教えられたというのだ。自分の手は、意識を「明晰」にするための参照点となり、それによって意識的に夢の世界を探索できるという。
 やっと、夢の世界で意識的になるために役立つ手法が見つかった。(p.38-39)
 モーエンさんは、ヘミシンクに出会う前に、意識的に夢(幽体離脱)の世界に入ることに興味を持っていた。そういう人だからこそ、「死後探索シリーズ」を著すような先駆者になれたのだろう。
 幽体離脱(≒体脱≒夢見)の技法に関して最も基本的なことについては、下記に書かれている。
    《参照》   『宇宙の羅針盤 (上)』 辻麻里子 (ナテュラルスピリット) 《前編》
              【北枕で】

 

 

【フォーカス21:「時空の縁」・「架け橋」】
 肉体的に生きている間は、人間の意識が存在できるのはフォーカス21の意識レベルまでに限られる。物質的な世界は、しばしば時間と空間の世界と呼ばれるので、フォーカス21は「時空の縁」であると考えられるのだ。
(それではなぜ、肉体的に生きている人間が、フォーカス21を超えたレベルまで探索に出て戻ってくることができるのだろうか? モンローによれば、探索して戻ってくることは可能だが、肉体的に生きている人間として、そこに住むことはできないのだという)
「架け橋」という言葉も、フォーカス21の呼び名として使われている。二つの世界の間を移動するときに通過する地点だ。物質界の人々と非物質界の存在が出会う場所にもなる。(p.84)
 ヘミシンクの「ゲートウェイ・ヴォエッジ・プログラム」のゲートウェイ。
 ここから先で、非物質世界の友人たちと出会えるようになるらしい。

 

 

【信念】
 デブリーフィング・セッションが終わった後、レベッカが私をわきに連れていって、フォーカス27のエネルギーは本当に微細なエネルギーなのだと話してくれた。
 私は即座に、自分が知覚しようとしているものは、他の参加者たちが取り組んでいるものと違うのだという印象を受けた。・・・中略・・・。
 これを書いている今の時点から振り返ってみれば、違った理解ができる。本当のところは、私自身の死後についての信念が、私の知覚力をブロックしていたのだ。おそらく、ほかの参加者以上に。(p.141)
 生前の信念体系に則した世界はフォーカス23だけれど、ここに書かれている信念は、住む世界を実現させる信念ではなく、「知覚力をブロックする」信念のこと。
 モーエンさんは、死後の世界と想像力は無縁のものだという信念を持っていたらしい。

 

 

【想像力を呼び水として使う】
 私はそれまで、空想と創造は同じものだと信じ込んでおり、それゆえ、どちらも本物ではないと思っていた。その信念が、フォーカス27での知覚を遮断する、大きな障害の一つになっていたのだ。これは、私がライフライン・プログラムで学んだうちで、最も有益な事柄の一つだった。
 想像力のこうした働きは、昔の手動ポンプで井戸から水を汲み上げるのに似ているようだ。・・・中略・・・。ポンプにほんの少し水を入れてやれば、たちどころに水が出てくる。取っ手を上げ下げし続ければ、プール一杯分の水でも汲むことができるのだ。(p.147)
 想像力を呼び水として使えば、フォーカス27の世界を存分に体験できると言っている。
    《参照》   『リトリーバル 過去世の救出』 大槻優子  (ハート出版)
              【想像力を呼び水に使う】

 

 

【想像力が鍵】
 イマジネーションとは、精神の創造的な力を用いてフォーカス27の現実に立ち向かい対処する能力、と言うことになる。
 レベッカの言ったことは正しかった、これは本当に微細なエネルギーで、通常の物質界での感覚を使ったのでは知覚できないのだ。
 私たちがイマジネーションの力(想像力)を作動させれば、フォーカス27の微細なエネルギーがすべて、物質界と同じくらい現実的で知覚可能なものとなるのだ。
 もしあなたが、物質界を超えたところを自分も探索してみたと思われるなら、想像力を利用する能力が鍵となる。この能力を開発し、活用しなくてはならない。(p.149)
 イマジネーション(想像)は、繊細なエネルギーであるが故に、呼び水としてフォーカス27の世界に通ずるということらしい。