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 古書店で見つけた2008年4月初版本。副題に“2012年に何が起こるか”とあるけれど、要は近未来に起こり得ることを予測して書かれたもの。2013年時点までは漸変しているだけで、タイトルのような極端なことは起こっていないけれど、大枠とすればこの著作の内容はいまだに活きている。
 著者は、2012年に天変地異は起こらず漸変することを、この本の翌年に著された下記の著作の中で語っている。
    《参照》   『分裂する未来』 坂本政道 (ハート出版) 《後編》

             【強調したい点:2012年以降の世界】

 タイトルにとらわれることなく、地球生命系がどのようになってゆくかを書き出しておこう。
 アセンション系列の著作は、2012年が過ぎた今、古書店に多く出回っているように思うけれど、出してしまう前に再読してみる価値はあるだろう。アセンション(意識の進化)は極めて重要なテーマである。

 

【意識の進化と二極化】
 著者は、フォトンベルト説は認めていないけれど、銀河系のコアから地球に生命エネルギーが流れ込んでくることによって、人間の意識の進化が起こると言っている。
 生命エネルギーを活用することで、人間意識の進化が起こる。また地球生命系自身も変わってくるだろう。
 人類の意識が進化することによって、人間は地球生命系から卒業していく。
 ただ、そのことで二極化が起こる。卒業を選択する者と、しない者が出る。今まで通りの輪廻の道を選ぶ人たちも残る可能性があるのだ。
 ここで重要なことは、卒業のための選別試験があるわけではないという点だ。試験に落ちて卒業できないということではない。あくまでも本人の意志、選択に任されているのだ。卒業することを選ぶ人はみな卒業できる。生命エネルギーを活用するので、だれでもそれができるのである。
 生命エネルギーには、そういう力がある。知覚と意識を広げ、人を覚醒へと向かわせる力である。特に生命エネルギーの中の、無条件の愛の成分が、そういうことを可能とするのである。(p.11)
    《参照》   『バシャール×坂本政道』 ダリル・アンカ/坂本政道 (VOICE) 《前編》

              【自分には選択できる】

 

 

【卒業を忘れてしまった輪廻人と地球生命系からの卒業を選択する人】
 人間の想いが死後世界というものを生み出してしまい、すんなりと輪廻できない状況が生み出された。非物質の世界では、想いが物を作り出すということがある。
 人間の場合は、想いが強力なので、それが非物質次元での地球のまわりに人間特有の死後世界を作ってしまっている。人のもつさまざまな信念や価値観に応じた世界が生み出されているのだ。たとえば、種々の欲の生みだした世界がそこにはある。これらはフォーカス・レベルで言うとフォーカス23から26までの世界である。
 人は死後、その価値観や信念に応じて、こういった死後世界に行き、そこにいつまでもいるということがおこってしまった。動物ではそういったことはないから、人間の想いだけが強烈なのだろう。(p.53)

 そこからフォーカス27まで来て初めて次の生へ生まれかわることができる。
 ただ、我々の本来の目的は、地球生命系で学ぶべきことを学び、卒業することなのである。それをすっかり忘れてみな輪廻を続けるのだ。(p.54)
 フォーカス23~26の死後世界は閉鎖される過程にある。輪廻を選ぶ人の為に完全になくなるわけではないらしいけれど、既に死後世界でうろうろしている人々をフォーカス27へ救出している状況であることが書かれている。
 銀河系のコアから届いている生命エネルギーに感化されて、もう輪廻の必要がないことに気づいている人々は多いだろう。輪廻を選択しない人々が増えるから地球の人口は急速に減少してゆくことになる。輪廻を選択しないということは、地球生命系における物質的な生命形態を選択しないということである。
 現状において、物質的な生命形態の日本人は、医薬品(MSD)やケムトレイルや放射能といったさまざまな方法で、人口削減計画の対象にされている。被災から2年半経った福島原発周辺地域(関東圏)の火葬場は、数日から1週間待ちだという。チェルノブイリの事例から見れば、さらに若年者の死亡は増える定めらしい。
 「闇の権力」によるこのような人口削減が行われなくても、確実に全世界の人口は急速に減少してゆくことになる。少子高齢化は不可避なことで、行政がどう工夫しようがこの趨勢は全く変えられない。世界の人口は2030年には現在の半分になっているだろう。

 

 

【愛情たっぷり】
 ペットは愛情を注がれることによって、意識が広がるから、ある意味進化する。
 愛というものには、意識を覚醒させる効果があるのだ。

 人間だって、子どものときに愛情を与えられずに育つと、ぼーっとした大人になる。常に愛情を掛けると意識が開く。
 それと同じで「無条件の愛」も愛なので、それが自分の心に入ってくると、知覚能力がより高まる。そうすると、いろいろな輪廻の原因となっているものが、自分で見えてくる。それが第一段階なのである。(p.93)
 「知覚能力の高まり(覚醒)」に関して、アセンション系列の著作には、「松果体が励起される」というような記述が多いけれど、著者のように「愛の効果」として語る方が、大勢の人々に分かりやすい。
 現在、地球上に生きている人々は、銀河系コアから送られている 『SUPER LOVE』 によって、誰でも少しずつ覚醒しつつある。
 密教系の「覚醒の書」は何十年も前からあったけれど、ここ10年ほどの期間に、著者のような人々が非常にわかりやすい表現でその実態を鳥瞰的に記述してくれるようになった。これも地球生命系の意識が急速に進化してきた証拠である。

 

 

【射手座と蠍座】
 銀河系のコアの位置は射手座の方向にある。射手座というのは夏の夜空で有名なさそり座のすぐ脇にある。・・・中略・・・。
 昔からいろいろな文化で、射手座のこのあたりが何かエネルギーの源だというのはわかっていたようだ。だから、いろいろな宗教、古代からの教えなどでは、射手座のその部分をセントラルサンと呼ぶ。
 射手座というのはその名が示すように、矢を持った射手が馬に乗った姿をしている。実は射手座の矢が示しているところが銀河系の中心に当たっているとも言われている。(p.38)
 射手座の矢の先にあるのは蠍座のアンタレスであるという話を聞いたことがある。
 この本の中では、ピラミッドに秘められたものの解明が重要であると書かれているけれど、ピラミッドのあるアフリカの雛型が九州で、九州北部にある主要な神社には射手座が降りているという。
    《参照》   『エメラルド タブレット』 トート (霞ヶ関書房)
              【プラズマ宇宙の仕組みを解明しているアンタレスの住者たち】

 

 

【ピラミッドが造られた訳】
 なぜピラミッドを造ったのかという理由についてその生命体は、
「将来、人類がそれを解明するために造ったのだ」と言うのだ。
 ピラミッドに込められたメッセージを解明することによって、人類が意識を進化させることができるのだそうだ。それだけでなく、生命エネルギーを活用する方法や、さらに、宇宙空間内の航行方法についても、ピラミッドの構造や、その地球上の位置の持つ意味にヒントが隠されているとのことだ。これを解明するのが私の使命だとその生命体は言う。(p.145)

 いろいろな生命系あるいはいろいろな星で、ピラミッドはきっと有効なのだろう。あるいは電力源にもなるらしい。(p.147-148)
 ピラミッドに託されていたフリー・エネルギー創出技術なら、すでに実現している。
    《参照》   『これが無限の[光フリーエネルギー]発生の原理だ』 河合勝 (ヒカルランド) 《3/3》
              【フリーエネルギーは封印する】

 

 

【穏健派と急進派】
 急進派が考えているプランは、まず卒業した人だけ連れていく。ただし残された人間を救出するグループが残って、その人たちを救出して後から追いついてくればいいという考え方だ。
 穏健派はそうではなくて、10年とか、もっとゆっくり時間をかけてやっていこうとしている。まずもっと啓蒙していき、非物質世界があるのだということを教えていくわけだ。さらにピラミッドを利用してみんなの意識を変え、準備段階を踏んだ上でやった方が、全員がそろって卒業できると考えているのだ。・・・中略・・・。
 非物質世界があるんだということをみんなが知り、その実在が証明できれば確かに状況は変わってくるだろう。
 さらに、宇宙には人類以外にも高度に進化した生命がいることがわかれば、これこそ、コペルニクス的な常識の大転換が起こる。(p.166)
    《参照》   『[UFO宇宙人アセンション] 真実への完全ガイド』 ペトル・ホボット×浅川嘉富 《3/4》
              【地球のアセンションに関する急進派と穏健派】
 穏健派の考えには問題点もある。それは2012年に生命エネルギーの流入がピークを迎えた後、どのくらい続くのかがよくわからないのである。もし、急激に減少するなら、10年、20年かけてやっていると機会を失ってしまう恐れがあるのだ。(p.169)
 急進派が穏健派に許可した猶予期間の予測は、この本によると2010~2012となっているけれど、実際のところは再猶予されている。であるにせよ無制限に猶予期間が延ばされることはないだろう。
    《参照》   『龍蛇族直系の日本人よ!』 浅川嘉富 (ヒカルランド) 《後編》
              【木村秋則さんの体験】