《前編》 より
 

 

【特にみなさんに伝えたいこと】
特にみなさんに伝えたいことは、希望を持つこと。これから経済、社会が混乱していくが、そういう中で、素晴らしい将来がまっているということを伝えたい。
平和で、争いが無く、必要なものはすべての人に十分ある世界だ。死の恐怖もない。こういう世界がやってくる。
その前にはもちろん混乱はある。これまでものが崩れていく。従来の経済システム、社会システムが崩れ、新しいものに置き換わっていく、その過程で、天災も若干起こる。
でも、自分がそういう波動に合わせなければ、自分にはそういう災害は起こらない、すべて振動、波動だ。自分の波動に共鳴することが起こる。ポジティブに考え、行動すれば、ポジティブな結果がついてくる。(p.148-149)
 企業経営者の中には、「ピンチはチャンスに変えるモノ」 というポジティブ認識が確立している人は少なくないけれど、一般人の中には、ピンチを恐怖や不安で加速させて右往左往するネガティブ認識の人々が多いだろう。スピリチュアルを学びながら後者であるのなら、テンデ学んだことにはならない。

 

 

【パラレル・ワールド】
過去も現在も未来も全てパラレル・リアリティー、パラレル・ワールドだ。いくつもの世界が並存している。
あなたは物理を学んだからご存知だと思うが、ひとつの電子の波動関数はそれが取りうるすべての状態を表わしている。実際にその中のどの状態に電子が見つかるかは、実験しないと決まらない。
これをパラレル・ワールド(多世界)解釈と言って、いくつもの世界が平行に存在すると考える考え方がある。現代物理学の主流の考え方ではないが。
我々はみなそれぞれ、その並存する世界のどれかひとつを実際には体験しているわけだ。未来はいくつもの可能性がある。その中のどれをあなたが体験するかは、あなたが選択している。(p.151)
 ポジティブな未来を選ぶのか、ネガティブな未来を選ぶのか。
 あなた次第。
   《参照》   『未来は、えらべる!』 バシャール・本田健 (VOICE) 《後編》
           【「100匹目のサル現象」とパラレル・ワールド】
               ~ 【未来はえらべる】~【パラレル地球】~【2012 EXPRESS】

 

 

【本当の愛と自己愛】
本当の愛なら、相手の自由にさせてあげることができる。それができないのは本当の愛ではない。失うことを恐れるのは本当の愛ではない。自己愛でしかない。
自分の一部のように所有して、自分の思い通りにしたい、コントロールしたいと思う。相手ではなく、自分を愛しているのだ。自己投影として相手を愛しているように思う。
相手がたとえば離婚すると言い出すと、相手を憎み、いっそ殺してしまおうという心が出てくる。それはこの愛が本当の愛ではなく、自己愛でしかないことを表わしている。(p.165)
 愛については、何度も書き出しているけれど、分かんない(分かろうとしない?)人が多いらしい。
   《参照》   『愛を引き寄せる法』 上之二郎 (KKロングセラーズ)
             【束縛好き】

 アミはバシャールほど 「本当の愛」 と 「自己愛」 を峻別して厳しく語ってはいないけれど、レベルの低い愛による波動を維持していると、そのような人が住むパラレル・ワールドにいつまでも残留し、進化してゆく地球にシフトできないのである。
   《参照》   『アミ3度目の約束』 エンリケ・バリオス (徳間書店) 《前編》
             【愛と依存】

 

 

【トラウマを解消するには】
「それらを解消するにはどうすればいいのですか?」
「ハートに生命エネルギーを入れればいい。いちいちそれを追体験する必要が無いこともある。苦しい体験や悲しい体験を思い出さなくても、生命エネルギーが入るだけでひとりでに解消されることもある。(p.184)
 退行催眠など、1対1のセッションでする場合は追体験型。
 高度なシャーマンなら、会場いっぱいに集まった人々全体に対し、生命エネルギーを送り込むことで一挙に解消させてしまう。但し、この方法ではトラウマの原因が分からないから、具体的に過去を追体験したいと望むような人にはちょっと物足りないと思われるのだろう。

 

 

【強調したい点:2012年以降の世界】
 下記のリンク書籍の中で書き出したことの繰り返しになるけれど、この 『分裂する未来』 の方が先に出ていた著作である。
   《参照》   『宇宙のニューバイブレーション』 中丸薫・坂本政道 (ヒカルランド) 《前編》
             【バシャールからの情報】
 もう少し、2012年以降の世界について話したい。
 強調したい点は、ゆっくりした変化だということだ。2012年になったら突然世界が変わるのではない。徐々に数十年かけてポジティブ側か、ネガティブ側へと移行していく。大きな天変地異は起こらない、起こると予測するのはネガティブサイドだ。(p.219)
 飼い犬の桃ジャロウに 「ポジとネガ、どっち行きたい?」 って聞くと、結局のところ 「美味しいエサをくれるところ」 ということらしい。つまり、桃ジャロウは単純にポジティブ基調なのである。バシャール流の表現でいえばワクワク基調なのである。だからポジ側へ行くことだろう。
 桃ジャロウにとっては、闇の権力が画策する「人口削減計画」なんてどうでもよくって、「エサの美味度合い」の方がはるかに重要なのである。桃ジャロウは、美味しい食べ物の番組ばかり見ている日本人総体を象徴しているような気がしないでもない。それはそれでいいのかも・・・・ね。

 

<了>