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 新しい時代へ移行してゆくことに関しては、2人ともほとんど同じような意見だけれど、個々の点に関しては、まったく違った見解を示している個所がある。これに関して、中丸さんは、「坂本さんとは全然違った見方ですから、議論する必要はない。それぞれを人が知って、あとは個人が判断すればいい。」(p.205) と言っている。
 そう、読者個人の見識に従って、判断すればいい。2011年2月初版。

 

 

【2012のイベント】
中丸 : 2012年は2万6000年に1回のフォトンベルトに入るときにあたっています。また、太陽や地球も含めて星々が一直線に並ぶのも、太陽の爆発が一番ピークになるのも、そして惑星X(ニビル)が地球の軌道に近づいてくるのも2012年ころです。このようにいろいろなことが重なるのは地球始まって以来のことで、地球にどのようなことが起こるかはガーディアンも今はいえないといっています。
 ただ、地軸がどう動くかとかが1時間前にはわかるそうで、「1時間あれば十分です。どのようにも助けられます」 といっていました。彼らは、空中携挙といって、オーラの出る人たちを何万人でも何百万人でも吸い上げる訓練を何十年もしてきているそうです。(p.58)
 ガーディアンとは、霊能者でもある中丸さんなら、普通にコンタクトできる守護霊のこと。
 空中携挙って、光のエレベーターを上がってゆく、映画のシーンみたいなあれである。
 表紙の写真は、NASAが発表した最新映像のフォトンベルト。
 坂本さんはフォトンベルト説に対して懐疑的な意見を述べているけれど、以下のように言っている。
坂本 : 今回起こる現象はものすごくレアな現象で、2万6000年とかそんなものではなく、何十万年、何百万年に1回起こるぐらいの、あるいは、地球開闢以来といわれているので、2万6000年周期の歳差運動とは多分関係ないのではないかと思います。(p.77)
 現在の地球が、歳差運動の周期を超える大周期に遭遇しているという説は、大学生時代 『現代密教』 という小雑誌の中に書かれていたのを読んだことがある。
 ついでにその小雑誌の中には、地球が向かっている長期的な傾向は、温暖化ではなく氷河期であるとも。この点については、中丸さんも別の著作の中で同じことを言っている。
 どの周期が原因であろうと、現在の地球は政治的にも経済的にも社会的にも混迷の様相を深めていることに間違いはないのだから、ドラマティックなイベントを伴う急激な変化であろうと、穏やかな変化であろうと、人間自らが率先して心や意識を変えてゆかなければやってゆけないだろうと、よほど鈍感な人びとでない限り、直観的に感じているはずである。

 

 

【バシャールからの情報】
坂本 : バシャールは、2012年に突然すべてが変わるのではなくて、そこを超えて10年、20年、30年かけてゆっくり変わっていく。社会システムも変わるだろうし、政治も変わるだろうし、いろいろなものが変化していくためには時間がかかるという言い方をしています。(p.315)
 現在の物質的世界(第3密度)が、非物質的世界(第5密度)との中間にある、半霊半物質的世界(第4密度)へ移行してゆくということは、物・金よりも、心・精神・霊といった非物質側にある世界の影響が、より大きく社会や人生に関与するようになるということである。

 

 

【各システムへのポータル(出入口)】
坂本 : シリウス経由でこの宇宙に入ってきて、さらに金星経由で太陽系に入ってくる。そういうルートがあるようです。(p.64-65)
 重力に束縛されたコッテコテの地球人意識しかない人にとって、こういう話は馬鹿げた話なんだろうけれど、現在の地球には、そうじゃない人々もたくさんいる。下記リンクのような著作って、前世紀末からいっぱい出版されているけれど、これらを馬鹿話と思うような人は、はっきり言って意識レベルが低すぎるということなのである。
   《参照》   『プリズム・オブ・リラ』 リサ・ロイヤル&キース・プリースト (ネオデルフィ)

 

 

【悪魔的宇宙人のアヌンナキ/レプティリアンの実績】
中丸 : イギリスの今のエリザベス女王も、やはり闇の権力の、ある意味ではトップのように担がれて、あの王室がそういうふうに使われている。彼女を支配しているものを呼んだら、人間ではない。オリオンに逃げていきましたが、爬虫類、レプティリアンでした。 ・・・(中略)・・・ そういう存在は57種類ぐらいいる。(p.87)
 英国王室というのは、世界を支配している国際金融財閥と軍需産業にとって非常に好都合な存在だったわけだから、レプティリアンにとっては最も憑依する価値のあるものだった。映画の世界みたいで楽しい。
中丸 : アヌンナキが人間の遺伝子をいじったのです。人間は本当は12本の遺伝子を持っていますが、今2本しか使っていません。その束ねられてしまっている10本が、2012年以降、すごいエネルギーを入れられたときに、心の浄化がどのくらい進んでいるかによって、少し緩んでくる感じというか、英知が引き出されてくるという変化がある可能性はあります。(p.87-88)
 アヌンナキ/レプティリアンに関しては下記。
   《参照》   『まもなく世界は5次元へ移行します』 エハン・デラヴィ&中丸薫 (徳間書店) 《後編》
                【ある紋章】

 

 

【ハワイの女神ペレ】
坂本 : ガイアの女性的なあらわれとしてペレという形であらわれることもあるけれども、ある意味、地球意識そのものですよという話で、地球は女性なので、ペレという女性的な形をとる。ハワイのキラウエア火山は地球のハートチャクラだというメッセージを、もらいました。愛情とか、無条件の愛とか、地球の愛とかを直接体験したいのだったら、キラウエアに来なさい。そこに来れば、そういうエネルギーが感じられますよと。(p.103)
   《参照》   『奇跡の習慣』 ソンドラ・レイ (ビジネス社)
   《参照》   『地球のハートチャクラにつながる』 坂本政道 (アメーバブックス)

 

 

【背筋を伸ばす】
中丸 : 今回坂本さんも、私と向かい合って話していると背筋を伸ばしたくなるとおっしゃっていました。肉体と霊体は腰のところでくっつきますから、黄金の糸で上に引っ張られて頭と両肩で正三角形をつくる、そんなイメージで背筋をシャキッと伸ばしたほうがエネルギーの通りが良くなるのです。(p.307)
 冴えをもたらす基本姿勢である。素行の悪い人間は姿勢も悪い。姿勢=至誠という言霊は伊達ではない。
 霊能者で姿勢の悪い人はいないはずである。姿勢も人相もおかしい霊能者というのは、低級霊の憑依によって霊力を得ているような輩である。とはいえ最終根拠は、御霊の純度である。姿勢も人相もそこそこマトモでも、物欲や金欲だけで生きている輩など、一般社会にはテンコ盛りいる。

 

 

【プラズマによる洗礼を受ける松果体】
中丸 : 銀河セントラルから吹き上がってくるブラズマのスプラッシュは、まちがいなく私たちの身の上に降り注ぐことになります。そのエネルギーに淘汰されるか、そのエネルギーによって進化の上の段階に進むか、その選択はそれぞれの身の処し方というか、スピリットの磨き方いかんにかかわってくると思うのです。(p.153)
 このブラズマのスプラッシュを受け取る脳内の器官は松果体という部位である。
 松果体は宇宙信号の受信機なのです。この信号を素直に受け取れる方が、人間復興(スピリッチュアル・ルネッサンス)のすんだ方ということになります。光の信号は宇宙の意志そのものです。間違いなど何もありません。私たちの中の、よこしまな欲望がこの信号を誤って受け止めてしまうと、それが間違いの元になります。(p.155)
 国内外のスピリッチュアリストが、日本人の役割の重要性を語っているけれど、これは日本文化による意識特性に依っているのであり、その元は日本人の脳の特性であり、さらに部位を特定するなら松果体に行き着くのだろう。 日本の色、紫、それは霊性を最終的に開花させるターミナルであるサハスラ・チャクラによって発せられる色であり、松果体に関与している。
 現在、脳科学がどの程度進展しているのか知らないけれど、密教の世界では遠の昔から周知のことである。
   《参照》   『幸せを手にする人は、「色の言葉」を聴いている』 武藤悦子 主婦の友社
              【マジェンタ・愛がひそむ場所・日本の色】

 

 

【 「死」 と 日本人 】
坂本 : 死の恐怖がなくなると、価値観がガラッと変わります。今まで地球生命系では、人間は死をいかにして避けるかというところがすべての基本で、そこから物欲とか食欲とかすべての欲が出ています。欲はつまるところ、人を蹴落としても自分だけ死を逃れて生き残ろうという我の意識です。死の恐怖がなくなって 「別に死んだっていいよ」 というふうになってくれば、じぶんだけという我の意識は亡くなります。多分そうした変化を通してアセンションしていくような気がします。(p.317)
 死が怖いという人は、生まれ代わりに関する著作などいくらでもあるのだから、それらを読んでみればいいのである。
 現在は、欧米的価値観に汚染されて、死を恐れる日本人は多くなっているのであろうけれど、日本人は本来的に、他民族とは異なる死の意識を有している。日本人のDNAに託された意識的な死に関するポジティブな側面がボーネルさんの著作に語られてる。
   《参照》   『光の記憶』 高橋克彦/ゲリー・ボーネル (VIOCE)
                【コンシャスダイイング】