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 宇宙と人類の関わりを記述する書籍。1993年9月第3版。再読。

 

 

【はじめに】
 本書の情報を事実として受け入れるか、あくまでもシンボリックな情報として受け入れるかは読者の自由である。なぜなら、事実も象徴も究極的には同じだからである。本書の内容が銀河系宇宙種族の起源に関する唯一の真理だと主張するつもりはない。もし本書の情報がリアルに感じられるのであれば、それを読者の一層の成長に役立ててもらいたい。もし、リアルに感じられない場合でも、ここに盛られた情報が、読者の内的真理の探究の一助となれば幸いである。(p.6)
 上記の中に述べられている “事実も象徴も究極的には同じ” という内容が理解できない人は、この書籍から一体何を読み取るというのだろう。

 

 

【日本語版への序文】
 本書は地球人の宇宙的起源について述べた本である。地球上にはさまざまな人種や宗教がある。しかし、これらは、単に我々を分け隔つ表面的な要素にすぎない。本書のねらいは、このように人類を分け隔てている溝を埋め、そもそも我々は皆、同じ源から来たのだという気づきを読者に提示することにある。
 地球上のさまざまな文化は、民族の起源に関する幽かな記憶を 「神話」 という形で伝承してきた。・・・中略・・・。
 日本文明も例外ではない。日本の皇室の 「神聖」 な起源は言うまでもなく、日本の神秘的な伝統は宇宙的な象徴性に満ちている。 (p.10)
 こう書かれているけれど、日本の皇室の 「神聖」 な起源について、本文中には一切言及されていない。

 

 

【タイトル解題: 『プリズム・オブ・リラ』 】
「大いなる意識」 がこの宇宙に出現した際の 「入り口」 を意味するアーキタイプ的概念。地球が属する銀河系宇宙ファミリーの場合、その入り口は琴座にある。意識(あるいはエネルギー)がこの 「入り口」 を通過した時、ちょうどプリズムを通る光が7つの色彩波動に分かれるように、それは7つの波動に分裂した。(p.172)
 リラ (Lyra) とは琴座のこと。
    《参照》   『2012年 アセンション最後の真実』 浅川嘉富 (学研) 《前編》
              【星への帰還】

 

 

【いかにゲームをプレーするか】
 カルマの法則は、えてして情け容赦のない宇宙ゲームのルールだと思われがちだ。しかしゲームの結果はすでに決まっている。それは統合である。これを理解すれば、重要なのは目的地へ突進することではなく、むしろそこに至る旅の過程を楽しむことだと分かる。換言すれば、要はゲームの結果ではなく、いかにゲームをプレーするかということである。(p.24)

 

 

【シリウス星人とマヤ人】
 シリウス星人はマヤ人に、物質を純粋エネルギーや純粋意識に変換する技術を伝えた。古代マヤ人が後世の人々に多くの謎を残しながら、こつ然と 「消えた」 のは、この変換技術の修得による。地球上での教訓を学び終えた彼らは、シリウス星人の技術を使って自らのエネルギーを他の位相に転換させたのである。・・・中略・・・。古代マヤ人の手によって残された水晶ドクロは、人とその意識の無限の可能性を象徴するものである。(p.65)
 何々星人というと、善悪いずれか一方の見方をしがちだけれど、人間にも善悪があるように、何々星人にもポジティブとネガティブの両方が存在する。

 

 

【ネガティブ指向のシリウス】
 地球上には、「黒魔術」 あるいは 「暗黒の秘儀」 と呼ばれるものがあるが、実はこれはネガティブ指向のシリウス文明で信奉されていた哲学に起源を発し、それを地球的に解釈したものである。古代エジプトでは、セト神殿の神官たちが暗黒の力に対して組織的な崇拝を行っていたが、・・・中略・・・。
 このほか地球上で、ややネガティブ指向のシリウス文明の影響を受けたものに、イルミナティがある。(p.67)
 シリウスがあるのは大犬座。犬のDOGは、GODの鏡像的な綴りだからネガティブなのだろうか?
 偶然にしてはできすぎである。

 

 

【アンタレス】
 両極に分かれた現実には、アルクトゥルスの進化的特質の別の側面を反映する、いわば 「対の片われ」 とも言うべき領域がある。それはアンタレス(蠍座の一等星) と呼ばれる領域である。次元の扉、すなわち次元の交差点には、アンタレスとアルクトゥルスとを結ぶ点があり、これが次元の扉における一つの主要なエネルギー点となっている。地球に誕生する魂の多くは、アルクトゥルスの波動のみを経由して生まれてくるが、中にはアルクトゥルスに到達する前に、アンタレスを通過することを選ぶ魂もある。こうした魂は、人類の集合意識のパターンや体系、また、細胞レベルの進化に直接関与する存在である。(p.109-110)
 アンタレスに係る人々。まさに人類の仕組みに係る人々なのだろう。

 

 

【アンドロメダ】
 我々の銀河系から一番近い(212万光年)渦巻銀河。アンドロメダは抽象的で流動的な特質を持つ領域である。我々の銀河系内(蠍座の1等星、アンタレス) にアンドロメダに通じる次元の通路がある。(p.152)
   《参照》   『空洞地球 2012バージョン&アセンション』 中丸薫 (徳間書店) 《4/4》
             【聖白色同胞団の総本部】

 

 

 冒頭に書き出したように “事実も象徴も究極的には同じ” である。
 どう用いるかは、それぞれの人々の意識次第。
 
<了>
 
 

  リサ・ロイヤル著の読書記録

     『ギャラクティックファミリーと地球のめざめ』    ★

     『宇宙人遭遇への扉』   ★

     『プリズム・オブ・リラ』