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 地球かかわるギャラクティックファミリー(銀河家族)、すなわち、琴座、ベガ、プレアデス、シリウス、オリオン、アークトゥルス、ゼータ・レティクルなどの文明について記述されている。
 長い読書記録を書いてしまったけれど、マジで書き出したらこの3倍になってしまうだろう。ちゃんと理解していない箇所や、丁寧に読まなかった箇所がいくつかあるから、数か月以内に再読するだろう。
 本書の著者となっているジャーメインは、リサ・ロイヤルに情報を提供している多次元集合意識。サーシャは、日本とのつながりが深いプレアデス人女性と書かれている。2013年11月初版。

 

【プレアデス文明】
 プレアデス人には、琴座から直接入植した琴座人と、琴座から地球に入植して地球の遺伝子を入れてからプレアデスに入植した地球系琴座人の2パターンがあるが故に、現在の地球に思い入れの強い星系であることが記述されているけれど、そんなプレアデス文明が、痛い目にあった経験が書かれている。
 彼らはその当時たくさんの宇宙船を動員して、「こんな戦争はもうやめなさい」とオリオン人に言いに行ったのです。プレアデス人はあまり怖い存在ではないのですが、ある意味、押しが強くて熱心だったので、オリオン人に疎まれました。そしてついに、オリオン人は私(サーシャ)の祖先に教訓を与えたのです。 ・・・(中略)・・・ 。オリオン人はプレアデスの惑星の一つを破壊することで反撃したのです。私の文明がどれだけショックを受けたのか想像できると思います。その出来事によって、プレアデス人は種として急速に成長していきました。(p.24-25)
 プレアデス人たちは、良かれと思って行なったのであるにもかかわらず、手痛い教訓を学ぶことになった。
    《参照》   『地球維新 vol.3』 白峰由鵬・中山大将 (明窓出版)
              【プレアデスの轍 : 排除と統合】

 プレアデスのこの経験から、現在の地球文明が学ぶべきことは、善悪の二元対立ではなく、融合を通じて地球を進化させるべきということ。個々の地球人も、そのような学びを会得しなくてはいけない。

 

 

【琴座文明圏とベガ文明圏】
 琴座文明は何百もの星系に広がりましたが、その中には人間の神話に出てくるものもあります。たとえば白鳥座、北斗七星(おおぐま座)、それにポラリス ―― 北極星ですね、他にも、オリオン、そして、地球など。皆さんご存知の主な星があります。 (p.55)
    《参照》   『プリズム・オブ・リラ』 リサ・ロイヤル&キース・プリースト (ネオデルフィ)
              【タイトル解題:『プリズム・オブ・リラ』】
 琴座で生まれた文明の中で、地球に特に大きな影響を与えたものがあります。ベガと言います。ベガは琴座の恒星です。 ・・・(中略)・・・ 。では、なぜベガが大事なのでしょう? それを理解するためには、まずは琴座人の全般的な性格をよく理解してもらわなければなりません。ベガ人は、もともと琴座で生まれた種族なのですが、琴座に反発し、自分たちの考え方や哲学を表現するために、独自の文明をつくりました。
 では、ベガから派生した文明にはどんなものがあるでしょう? アルタイル、αケンタウリ、地球、そしてオリオンです。オリオンは琴座とベガの両方の影響を受けていました。そして、驚かれるかもしれませんが、火星もベガと関係があります。昔の火星には文明が繁栄し、主にベガの植民地でした。(p.55-56)
 ベガは琴座の主星であるけれど、同一星座内だから同じ文明に分類できるとは限らない。星座とその主星というのは、地球人による神話を当てはめた御随意な枠組みというだけである。
 琴座文明から生まれたベガ文明は、血を分けた文明でありながら、対極的な文明になったということがポイント。そして、この2つの流れを受けたオリオンは、深い二元性の轍に嵌って学ぶことになったらしい。

 

 

【琴座とベガの文明的特徴】
 琴座とベガという対極同士にある文明の特徴はどんなものだったのでしょう? まず、琴座は宇宙で最初の文明が生まれた場所だったので、琴座人は生殖能力を発達させていく必要があり、勇敢で力強くなければなりませんでした、また、未知の世界に出かけることを怖れない開拓精神も必要でした。
 しかし、これらの特徴はバランスが崩れはじめると圧政的なものになっていきます。時の経過とともに、琴座の文明の多くは非常に支配的なものになっていきました。
 しばらくすると、琴座から今までとは違う、哲学的な理想を持った新しいグループが発生しました。琴座の文明は、対外的なものに意識の焦点を向け、物理的世界で物事を起こしていく文明です。それに対して、ベガはより内側に焦点を向けた、瞑想的、思索的な、非常にスピリチュアルな文明でした。宇宙戦争に忙しかった琴座人とは違い、ベガ人は自分の内なる神性の輝きを覚えていたため、それをもっと深めていきたかったのです。しかし、琴座のような攻撃的な環境ではそれはできないと彼らは感じていました。
 その頃には宇宙はとても広大になり、人の住める惑星もたくさんあったため、琴座人はベガ人が分離することを許しました。そしてベガ人は別の世界に飛び出していったのです。(p.56-57)
 琴座人は、好戦的・外向的・物質的であるのに対し、ベガ人は、平和的・内省的・精神的であると言えるだろう。ベガでの記憶を有する水木鈴子先生が語ってくれた内容と同じである。
    《参照》   『幸福あげます』 水木鈴子 (文化創作出版)
              【水木鈴子先生から頂いたクリスマス・プレゼント】

 琴座人の類型をみると、いかにも欧米的であり、とりわけアメリカ的である。アメリカを象徴するのは琴座の主星ヴェガであるとしても、現在の世界の支配者、即ち欧米の支配階級は、明らかにベガ人ではなく琴座人である。
  《参照》   『秘密結社の1ドル札』 デイヴィッド・オーヴァソン (学研)
              【アメリカを象徴する琴座の主星ヴェガ】

 ベガ人の遺伝子を最も色濃く引き継いでいるのは日本人である。
 
【プレアデス・シリウス同盟】  
 銀河の家族の中でも有名な同盟のひとつに、このプレアデス・シリウス同盟があります。双方の文明は、地球の発達がいかに重要なものであるかを理解していました。
 なぜなら、地球には他の文明からもたらされた遺伝子的な影響がたくさんあったからです。いろんな文明がやってきては遺伝子に手を加えていたため、地球は銀河家族全体のドラマを癒すための深いワークができる場所と認識されるようになりました。
 それに気づいたプレアデス人とシリウス人は、当時の地球にいた類人猿の周波数を上げてDNAを改良することに使命を見出しました。こうして、他の文明の魂たちが地球で人間として生まれ変わるための遺伝子プロジェクトが始まったのです。(p.60)
 プレアデスが地球に興味を持つ理由はわかる。冒頭に書きだしたように、リラ(琴座)星系から発し、地球を経由してからブレアデスに入植して文明を築いたという流れがあるのだから。
 なら、シリウスは?
 リラ星系から発し、リラとは対極的な文明を築いていったベガ。シリウスは、そのベガの流れを受け継いでいるのだという。
 
【地球の特殊性と目覚めの時】
 シリウス人は、「遺伝子の第一人者として、私たちはこの人間という新しい種族が最終的に目覚めるようにしよう。そうすれば人間は琴座人の奴隷や所有物ではなく、真に解放された種族となり、銀河の変革に中心的な役割を担うようになるはずだ」という思いを持っていました。 
 今日は、琴座とベガの話なので、こんなにプレアデスとシリウスの話をするつもりはありませんでした。しかし、この話はすべて、綿密に繋がっていることが分かるでしょう。
 シリウス人は、時がきたら本来の自分に目覚めるための遺伝子コードを初期の人間に挿入しました。これは、目覚まし時計を中にセットしたようなものですが、この50年ぐらいで多くの目覚まし時計が鳴りはじめています。もっとスピリチュアルな生き方をしたい、と思う人が今、これほど増えているのも、このためです。(p.61-62)
 この記述からだけだと、シリウスが地球に関わるようになった理由は、「シリウスは遺伝子の第1人者だから」ということしかわからないけれど、他の著作に記述されていた内容も含めると、シリウスは、他の星系から地球が属する銀河系へやってくる場合のポータルらしいから、シリウスは銀河系の主催者のような位置にあるがゆえに地球を見守っているのだろう。
             【シリウスと菊理姫】

 

 

【ベガの神秘主義】
 ベガは地球に極めて重要な影響を与えましたが、その影響は、他の宇宙文明よりスピリチュアルな性質のものでした。それはなぜでしょう? ベガ人は、自分の完全性を忘れないために、この物質的現実という幻想を超えるための多くのスピリチュアルなテクノロジーや瞑想法を開発しました。こうした彼らの実践法は、ベガの神秘主義として体系化されていきました。このため、ベガの流れをくむ種族はベガの神秘主義をルーツとして持っています。たとえばシリウスやオリオン、そして地球の一部がそうです。(p.62)
 秘教とか密教とか言われる神秘主義の系譜は、ベガにそのルーツがあるらしい。この世的なモノ・カネにはあまり興味が向かず、この世離れした神秘主義的なことに興味が向いているような人々って、ベガの系譜にある人々なのかもしれない。
 ベガの神秘主義は主に東洋に残っています。たとえば日本の神道、チベットのボン教、そして他のいろいろなアジアの教えがそうです。オーストラリアのアボリジニ、アメリカの先住民、アイヌなど、世界中の教えにもベガの神秘主義が混じっています。また、ユダヤの神秘主義、ヒンドゥー教など、他にもいろいろあります。(p.64)
 ロウソクの炎を見つめたり、マントラを唱えるなどの精神統一手法によって、マインドのロックをはずす手法もベガの神秘主義に由来すると書かれている。

 

 

【琴座人の作為と、人類の意識の覚醒】
 では、地球はどのような形でベガの神秘主義の影響を受けたのでしょう? 地球で遺伝子プロジェクトが行われていた時代、プレアデス人とシリウス人は人間のプロトタイプをつくっていました。最初のうち、これらのプロトタイプは自分が神の一部であるという意識を持っておらず、動物に近い存在でした。意識を持っていなければ好きなようにコントロールできると琴座人は考え、人間をこの状態に保ちたかったのです。(p.62)
 人間が覚醒しはじめたことは、琴座人にとって大問題でした。なぜなら、種族がいったん覚醒を始めると、もうそのプロセスは止められないのです。琴座人の観点からすると、この遺伝子プロジェクトは失敗でしたが、シリウス人・プレアデス人にとっては大成功でした。(p.63)
    《参照》   『空なる叡智へ』 サアラ (ヒカルランド) 《前編》
              【知ること】 【新たな楽園を築くために】
              【アダムとイブの「失楽園」について】

 遠い昔に行なわれた地球人の遺伝子操作によって覚醒の端緒が埋め込まれたことは成功だったにせよ、琴座人の系譜にある「闇の支配者」側の人々は、ベガ人の神秘主義の再現とシリウス人によってDNAに託し込まれた覚醒が起こらないように、ワクチン接種に躍起になっていたり、日本中にグリッド状に配された装置から撹乱電磁波を放ってこれを阻んでいる。
   《参照》   『人類はアンドロイド!』 高山長房 (ヒカルランド)
 だからと言って、電磁波装置が稼働している間は絶対に覚醒できないのではない。
 この目覚めのプロセスは、意識がある周波数に達したときに初めて起きることになっていました。それはどんな周波数でしょう? 「意識の本来の姿は、分離の幻想ではなく一体性である」ということを完全に受け入れたときの周波数です。そうなったときに、シリウス人がDNAの中に入れた個々のエネルギーのパッケージはほどけはじめます。現在、地球上で起きていることはそういうことなのです。(p.83)

 

 

【かつてあった地球進化の教育施設】
 地球には人間のプロトタイプの教育が秘密裡に行われていた施設がたくさんありました。このような場所は日本にもあります。
 そのひとつが広島の宮島です。(p.63)
   《参照》   『龍蛇族直系の日本人よ!』 浅川嘉富 (ヒカルランド) 《前編》
            【呉と宮島の海】
 もうひとつは日本の北の方にあります。 ・・・(中略)・・・ 。キリストのお墓があるところの近くです。(p.63)
 十和田湖 周辺のことらしい。

 

 

【一人ひとりが世界を変えてゆく】
 みなさんは他人を変えることはできません。一人ひとりが自分のスピリチュアルな道を探求していけば、そこにあるエネルギー・フィールドができます。多くの人が答えを求め、目覚めはじめるにつれ、そのフィールドは日増しに強くなり、他の人がそこに引き込まれるようになります。こうしてあなたがつくりだしたエネルギー・フィールドは、他者の目覚めを助けるのです。
 これは別に秘教的な話ではなく、非常にリアルな話です。こうして一人ひとりが世界を変えていくのです。みなさんは、どうやって地球の役に立とうかと思っていますが、すでに役に立っています。(p.73)
 スピリチュアルな探求をしているだけで、地球の役に立っているというこの記述は、多くのスピ系読者を安心させるだろう。
 しかしながら、スピリチュアルなことに興味を持っているけれど、その目的が、地球の近未来に起こり得る変動から、如何にして自分の財産を守るか、などという意思に基づいている人が結構いたりする。そう言う人って、本当に地球の役に立っているのだろうか? 単に、二元性の物質世界で生きることに執着しているだけだろう。根本的にずれている。少なくともベガの精神性を想起するという段階ではないだろう。

 

 

【シリウス人】
 こうして、シリウス人は地球人類の最初の守護者となりました、シリウスは英語で「ドック・スター」(犬星)と呼ばれていますが、地球では犬という動物は人類に仕え、守ってくれる存在なので、彼らに相応しい呼び名と言えます。なぜなら、それこそがシリウス人が太古の時代から果たしてきた役割だからです。(p.80)
 「DOG」と「GOD」は鏡像文字の関係にあるけれど、シリウスは、人類がもつ神という崇拝的な概念に収まるのではなく、犬のような奉仕者として位置をあえて選んでいたらしい。
 シリウス人は、地球人よりはるかに高度な技術を持ちながら、神として崇められるのではなく、真に地球人を自立させる目的で、遺伝子の中に秘め事をしておいたのである。そこが琴座人とは根本的に大きく異なっている。シリウス人は、真に奉仕者として純粋なハートを持った麗しき人々なのだろう。
 みなさんもご存じだと思いますが、他人のために自分を犠牲にして、そこに何の隠れた動機もなければ、あなたの成長は加速されます。シリウス人は誠実な愛の気持から地球のドラマに巻き込まれていきましたが、それによって知らず知らずのうちに自らのアセンションを加速させていきました。これこそがシリウス人があれほど早くアセンションした理由です。多くの銀河文明は、アセンションするまでずっと長い時間がかかります。
 ではここで、アセンションとはどういう意味か説明しましょう。種族全体がアセンションするというのは、その文明全体のカルマのバランスが取れたことを意味します。その文明は、もはや輪廻転生の周期の中にいる必要がなくなり、非物質的な表現である第5密度に入っていきます。 
 というわけで、シリウス人のアセンションのプロセスはもうすぐ終わろうとしています。彼らが自己を捨てて人類に奉仕したからです。これは本当に美しいことです。すべての文明の中で、地球人に最も影響を与えた文明はどれかというと、それは最も純粋なハートを持っていた、このシリウス人のグループでしょう。 (p.81-82)
 シリウスのみなさん、あんがとね。なんか、涙でそう。
 最も純粋なハートを持っていた、このシリウス人のグループの実例から、アセンションを加速する最強の方法は、“誠実な愛の気持ちで奉仕することなのだ”ということが分かる。スピ系のセミナーで、こういう最も重要なエッセンスをハッキリ語っている人って、ほとんどないない。
 スピリチュアルを学んできた人なら、シリウスと聞いて、「23」 と 「ドルフィン」 を連想する人は少なくないはず。
                【シリウス・ドルフィン・レムリア】

    《参照》   『日月地神示』 白峰聖鵬 (明窓出版) 《後編》

                【数霊】  【分岐点の23】  【太陽の背後にあるシリウス】

 《追記》 上記二つのリンクを読んだ人は、浩宮様(令和時代の今上天皇)がどういう御霊の方かわかるでしょう。

       もうひとつ、リンクしておきます。

    《参照》   『生命と宇宙』 関英男 (飛鳥新社)

                【太陽と地球の昇格(アセンション)】

 

【オリオンの網】
 これまで地球にあったどんな政権よりも支配的な政権を想像してみてください。支配者たちは、 ・・・(中略)・・・、次に、見えない世界をコントロールしはじめました。輪廻転生を信じていた彼らは、もしオリオン星系以外の魂たちがオリオンに生まれ変わるようになったら、今までのように人々をコントロールすることができなくなると思い、テクノロジーを駆使して、微細なエネルギーをコントロールしようとしたのです。
 このようにして支配者たちは、私たちが「オリオンの網」と呼ぶものをつくりました。(p.104-105)
 「オリオンの網」とは、星系の進化を阻む、非常に閉鎖的なコントロールシステムのこと。これはオリオンの第1期にあった状況だと書かれているけれど、現在の地球人類も似たような状況下におかれているだろう。
 現在の地球に生まれてくるレインボーチルドレンをはじめとするスターピープル達は、地球外の星系の叡智を携え、地球を進化させるために陸続と地球に生まれてきているのだけれど、現在の地球の支配者達は、彼らが有する秀でた才能を開花させないために、脳を劣化させるためのワクチン接種を義務づけたり、日常環境を電磁波兵器でシールドしていたりするのである。
    《参照》   『空洞地球』  ダイアン・ロビンス (徳間書店) 《前編》
              【予防接種から新生児を守って!】

 

 

【オリオンの記憶:『スター・ウォーズ』と『デューン 砂の惑星』】
 みなさんがフィクションだと思っている、2つの有名な物語は、実はこの暗黒時代の古い記憶から来ています。
 ひとつは、映画「スター・ウォーズ」の物語です。「スター・ウォーズ」には、圧政的な帝国と、それに抵抗するジェダイの騎士という勢力が登場します。・・・中略・・・。
 オリオンの物語に惹かれている方は、この『デューン 砂の惑星』シリーズの第1巻をぜひお読みになってください。その頃の記憶が浮上してくるかもしれません。 ・・・(中略)・・・。 こうした作家や映画監督たちは、無意識のうちに映画や本という形で銀河の記憶を浮上させ、それを活性化させる手助けをしてくれます。(p.106-107)
 グーグルの「スター・ウォーズ」に対する思い入れは、決して冗談ではないのである。かつてのオリオンで行われていた圧政の再現が、「オリオンの網」を潜り抜けて飛来し、この地球上でも行われているのだということ。
   《参照》   『ウェブ人間論』 梅田望夫・平野啓一郎 (新潮社) 《後編》
            【グーグルの通過儀礼としての 『スター・ウォーズ』 】

 

 

【オリオンのポータル(エネルギーの扉)】
 オリオン座と同じ配置にあるギザの神殿群は、オリオンのポータルへの直接の言及であり、手掛かりです。それは、オリオンのエネルギーが最初に地球に入って来たのはそこであり、オリオンのエネルギーはそこで癒されるべきである、という手掛かりなのです。(p.112)
 ギザの三大ピラミッドが、オリオンの三つ星の配置と同じであることはよく知られているけれど、エジプトに行きたいと思っている人や、行ったことがある人々は、オリオンでの転生経験をしている人々なのかもしれない。
 ところで、東洋のことをオリエントと言うけれど、オリオンという言霊に似ている。西洋世界にあっては中東こそが東洋への入口だったからそうなったのかもしれないけれど、オリオン・エントランスが語源かも、なんて思ったりする。
 二元性に傾斜して苛烈な軋轢を生み続けている(西洋と東洋の結節点である)中東に、オリオンのポータルがあったというのはいかにも意味深である。
 
 

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