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 『死後体験』 『死後体験Ⅱ』 に次ぐものだから、さらに深い領域にまで行ったかと思いきや、前2作の再現版みたいな内容である。でもまあ、違う視点で書かれている部分があるから学びにはなるだろう。2005年1月初版。

 

【太陽系とチャクラ】
 各チャクラには対応する惑星があることがわかる。たとえばリズ・シンプソン著『チャクラヒーリング』(産調出版)には、次の関係が示されている。(p.35)
 第1チャクラは土星、2は冥王星、3は火星と太陽、4は金星、5は水星、6は海王星と木星、7は天王星。
 私としてはこのように本に書いてあるから、はいそうですかと納得するのではなく、それを体感してみたいと思う。実際に自分の感覚として惑星とチャクラの関連を感じてみたいのである。(p.36)
 こうあるけれど、明白な体感はもたらされなかったらしい。

 

 

【我々の理想とする社会】
 オリオン座の次に行った生命体について考えてみたい。
 この生命体は、個体どうしの意識がみなつながっていた。テレパシーで互いに結びついているのだ。
 ・・・(中略)・・・ 。
 人類の場合は個々の意識の分化が極めてはっきりと進んだのである。宇宙の生命体がみな人類と同じような状態にあるわけではない。今回遭遇した生命体のように、意識の分化がそれほど進んでいない生命体の社会には、嘘や偽りというものはありえない。隠すことができないからである。また、他人をいじめたり、傷つけたりすることもありえない。それは自分を傷つけることになるからだ。つまり、こういう生命体の社会は我々よりも遥かに平和で穏やかな世界ということになる。我々の理想とするような世界である。(p.57)
 多くの人々は、意識は分化してゆくのが進化だと思っているんだろうけれど、宇宙史スケールで見た場合は、分化と融合を繰り返しているはずである。黄道帯(獣帯)で双魚宮といわれる20世紀までの2000年期は分化(分離)のサイクルだったのであり、宝瓶宮といわれる21世紀からの2000年期は統合(融合)の時代である。
 アセンション問題を云々しなくても、占星術の象意だけで、これからの人類の意識は融合に向かい、テレバシー能力など従来の人類にはなかったいくつかの能力が徐々に開化してゆくからこそ、超高度な技術文明が平和な社会と共に実現して行のだと言えるはずである。
   《参照》   『宇宙人がアセンションを語り始めました』 田村珠芳 (徳間書店) 《中編》

             【現在の地球文明を覆すエネルギー技術とテレパシー能力】

   《参照》   『チャクラ・クリアリング』 ドリーン・バーチュー (JMA)

             【風当たりが強かった特殊能力保持者】

 

 

【人間の認識表現能力の限界】
 宇宙は我々の宇宙だけでなく、それこそ無数にある。
 これはある意味、現代宇宙論が主張していることと一致している。 ・・・(中略)・・・ 。
 これらの無数の宇宙は存在したとしても我々には知るすべがないと現代物理学は主張する。というのは、そういった宇宙と我々の宇宙の間で情報のやり取りが不可能だからだ。
 私が見た光景はそういう意味で驚きである。三次元空間に青白い球が無数に並んでいたのである。
 人間の認識表現能力が三次元空間でのそれに限定されているために、視覚情報(映像)として受容する段階で、三次元での映像に翻訳されてしまった可能性も高い。我々は三次元のものしか認識できないので、真実は異なっていても、それを認識する段階で三次元のものとして認識するのである。(p.93)
 他次元を語るまでもなく、3次元近傍の4次元にあるアストラル界であってさえ、その認識は人間の表象能力の影響下にある。
   《参照》   『[UFO宇宙人アセンション] 真実への完全ガイド』 ペトル・ホボット×浅川嘉富 《2/4》

              【アストラル界について】

 

 

【霊的救済活動の目的】
 フォーカス24、25に囚われている人たちを苦労して救出する話がいくつもこの本(ブルース・モーエンの著作)に出てくる。たとえば、物を盗んで相手を傷つけることだけに生きがいを感じている人たちが住む世界から助け出す話。いずれにせよ、フォーカス24,25にいる人たちの信念は非常に強固である。ちょっとやそっとでは崩れない。
 私は過去世の自分(おそらく複数)とそれに関連する一大集団を助けださないといけない。これはおそらく二つの意味で私の霊的性成長を促すのだと思う。ひとつは、過去世の体験を通じて心の中にあるトラウマを解放すること。もうひとつは、ヘルパーたちがそうであったように、救出活動自体が霊的成長の助けになることである。
 ただそのためにはメンター(先生)が必要だ。(p.103)
 すべての人にとって、生まれてきた目的は、畢竟するに霊的進化(神化)の道をできるだけ速やかに辿ることのはずである。そのためには、過去世において自ら作りなしたカルマやトラウマを解き放って行かねばならない。その為にはほかの存在たちを助ける(徳を積む)ことも重要である。普通の欲望充足生活を営んでいるだけでは、人生の本来の目的は、ほとんど達成されないだろう。
 霊的世界にかかわる人々の中には、低級霊の支配下にあって怪しいことをしている人々が多いけれど、至誠の姿勢を崩すことのない高度なシャーマンさんをメンターとして学ぶことができる人々は幸いである。

 

 

【取得情報にかかわる霊格】
 情報にはさまざまなソースとレベルがある、一番下のレベルは、いわゆる魑魅魍魎、幽霊の部類が人に乗り移って伝える情報だ。これは間違いだらけ。
 その人の霊格に応じたレベルから情報が得られる。もちろん、心を無にすれば、原理的にはどんな上からも情報を得ることはできるが、無と言ってもその人のレベルがどうしても出てきてしまうので、どうしてもその人の興味、霊格が決め手となる。 (p.109)
   《参照》   『神霊界』 深見東州 (たちばな出版) 《中編》

              【魔界と正神界の違いを峻別する “芸術性と美” 】

   《参照》   『大除霊』 深見東州 (たちばな出版) 《後編》

              【基礎的な審神の法】

 日本人が、日々の生活の中で「至誠」を尊んできたのは、御魂の純度保ち、霊格をより一層高めるため。
 実践の過程で「無心」を尊んできたのは、御魂の輝きを最大限に生かすためだったのだろう。
   《参照》   『目覚めよ!宇宙人。』 山本耕一 (ヒカルランド) 《前編》

              【波動のない部屋】

 欲心たっぷりな人がヘミシンクを活用したり霊的世界に参入したりしても、多分、その欲心に応じて痛い目に合うだけである。
 ペルーのアルベルト・フジモリ元大統領がそのいい例。現地のシャーマンにシンベ湖でメサと呼ばれる祭祀を依頼しとことで、可能性の低かった大統領に成れたけれど、その後、私欲に走る行動をしたため、シャーマンさんからの警告通り、現在は刑務所に入っている。

 

 

【餅は餅屋】
 あなたがガイドと呼ぶ存在たちは人間を卒業した段階の『光の存在』であるから、それ相応の情報が得られる。ただ、どちらかというと愛とか、生命エネルギーとかが中心になる。
 技術、科学、音楽、美術、政治、文学、など人間活動のさまざまな範囲のことはその道の専門家でないとわからない。
 たとえば、技術上の難問は技術、科学について知識と洞察を備えた存在のみが解決策をあたえることができる。
 モーツアルトには音楽の専門家がついていたわけだ。(p.109)
 日本神霊界の様相をそのまま語っているかのような記述。
 愛は基本だけれど、それぞれの分野においては、自ら学び高めようとする意欲に応じて霊的なバックアップが得られる。霊的次元(光)の存在たちは、努力しない人にひらめきを与えることはない。専門用語すらわからない人にヒラメキを与えても実現しないのだから。
   《参照》   『強運力開発セミナー』 半田晴久 (たちばな出版)

             【顕在意識のへのインプット(学び)の重要性】

             【ひらめきを得られる人】
 人が得るアイデア、インスピレーション、ひらめきはすべて上へアクセスしたときに起こる (p.110)
 物理に秀でた「光の存在たち」は、人間であったときにそれを学んだのかという著者の質問に対して、
 そういう人もいるが、多くはそうではない。人間であったことがあまりない存在もいる、かれらは物理についての知識を物質界、非物質界について直接把握しながら瞑想して得ている。知識、情報はそこにあるのだ。宇宙に充満している。そこから把握することも原理的には可能だ。ただ人間には不可能に近いが、我々のような霊的に進んだ存在たちには可能である。(p.110)
 無条件の愛を知るのに、その源まで行く必要がないように、あらゆる知識や情報は、その源まで行く必要はない。それらは宇宙全体に存在する、と言っている。デビッド・ボームの言う「暗在系」にあるのではなく「明在系」のあらゆる場所にある、と。

 

 

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