皆さま
「オウムの一生物語」はここらで、
最終話となります。
ここまで、成長したちゃまみつは、
きっと、もう勝手にもっともっと
幸せになっていくのだと思います。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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【最終話】「オウムの一生物語」
~㉔過去の経験を活かして幸せを広げる~
前回までのお話しはこちらです。
【第一部①~⑩話/人生の課題が作られる】
【第二部⑪~⑮話/人生の課題と向き合う】
【第三部⑯~⑳話/自分らしく生きて、使命を果たす】
【第四部㉑話~/自分・家族・周囲へと幸せを広げる】
オウムのちゃまみつは、師匠雲十郎の
アドバイスから「看板を書く教室」の
講師になることになりました。
それはちゃまみつが、他のオウムたちも
自分のように幸せに生きられることを
知って欲しいという魂の望みからです。
ちゃまみつが、過去辛いと感じることを
光の出来事として解釈を変えてきたこと、
それによって好きなことである書くことで
自己表現を思いきりできるようになったこと、
それら全てが重なり合うことで、ようやく
幸せを周囲のオウムに広げることが
できるようになったのです。
そうして、もうひとつ、ちゃまみつは
得意なことである書くことや教えることで、
その幸せを広げることになりました。
過去を光に変えた経験×好きなこと×得意なこと
こうしてちゃまみつが、教える
「看板を書く教室」には、徐々に
噂を聞きつけて、生徒たちが
集まるようになったのです。
ちゃまみつは、一羽一羽のオウムに
真剣に向き合うようにしました。
それは、ちゃまみつにはやっぱり
左羽が曲がっているという、劣等感を
特技に変えた経験が大きく影響しています。
生徒の中にもくちばしが曲がってしまった
オウムなどもいましたが、そのせいで
書いた文字が曲がってしまおうが、
ちゃまみつは、それを個性だと言い続けました。
そこには、ちゃまみつだからこその
説得力があったのです。
こうして、不思議と通っている生徒は
看板を書く技術も上がっていきますが、
「幸せに生きる」ことをどこかで覚えても
いくのです。
このことが、ちゃまみつ自身、とても
うれしかったのです。
師匠雲十郎も同じ気持ちでした。
自分が育ててきたちゃまみつが幸せに
なったように、そのちゃまみつの生徒たちも
幸せになっていく様子が、たまらなく
うれしかったのです。
ちゃまみつは、見事に自分を幸せにして、
家族を幸せにして、そして、周囲の仲間たちをも
幸せになるきっかけを与えていきました。
ちゃまみつは、本当に辛いこともあったけど、
ここまで生きることができて、幸せだったと
振り返ります。
そうして、ちゃまみつは、そっと目を閉じ
大きな神様を思い出します。
大きな神様はちゃまみつに言いました。
「ここまで諦めることなく生きてきて、よかったね」
ちゃまみつの小さな胸はなにかで
いっぱいになりました。
【終わり】
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執筆依頼なども承っております。
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この物語を読んで何か一つでも
感じていただけたら嬉しく思います。
世の中が今よりも幸せな場所になっていきますよう
想いを乗せて書いています。
皆さまよろしくお願いいたします。