皆さま
久しぶりのオウムのちゃまみつ
シリーズです。
これからいよいよ、周囲に
「幸せを広げる」そんな
ステージにちゃまみつは
立とうとしています。
僕も感慨深いものがあります。
詳しくは本文をお読みください。
本日もよろしくお願いします。
【自己紹介】
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「オウムの一生物語」
~㉓過去の経験を活かして幸せを広げる~
前回までのお話しはこちらです。
【第一部①~⑩話/人生の課題が作られる】
【第二部⑪~⑮話/人生の課題と向き合う】
【第三部⑯~⑳話/自分らしく生きて、使命を果たす】
【第四部㉑話~/自分・家族・周囲へと幸せを広げる】
「他のオウムたちもきっと幸せになれるはず」
オウムのちゃまみつは、湧きあがる
純粋な想いを確かに感じていました。
そのことから、師匠雲十郎に相談を
したのです。
師匠雲十郎は、もちろん白いフワフワの
毛を風にそよがせながら、真っすぐ
ちゃまみつを見てこう言いました。
「お前が幸せになれた方法を、他のオウムに教えてあげなさい」
「雲十郎さん、でもどうやって?」
「ちゃまみつ、お前には何ができる?」
「え、それはもう、看板を書くことです」
「そうじゃろ、だから、その技術を含めて他のオウムに教えればいいんじゃよ」
ちゃまみつは、驚いていましたが、
話しの続きを聞きたかったこともあり、
うなずいていました。
「看板を書く教室を開くのはどうじゃろう?」
ちゃまみつは、驚きを隠せずに
言いました。
「教室ですか!まさか、その講師が・・・」
「そうじゃよ、ちゃまみつが講師をすればいい」
「え!」
ちゃまみつは、複雑な想いで、
黙りこくっています。
「もう、わしの技術は古いし、ちゃまみつのその生き様に共感する生徒がきっと集まってくるはずじゃよ」
こうして、ちゃまみつは、「幸せを広げる」べく
看板を書く教室「ちゃまみつ書道教室」を
雲十郎看板店の一部を改装して、
開校することになったのです。
そう、いよいよ、本当にしんどいと
感じていた人生を送ったちゃまみつが、
自分の体験を通して、他のオウムたちに
「教える」側に回ることになりました。
ちゃまみつは、今日のお仕事である
看板を書き終えて、静かに胸の鼓動を
抑えられずにいます。
【続く】
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執筆依頼なども承っております。
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この物語を読んで何か一つでも
感じていただけたら嬉しく思います。
世の中が今よりも幸せな場所になっていきますよう
想いを乗せて書いています。
皆さまよろしくお願いいたします。