皆さま、こんにちは!
黄金週間はしっかり休まれましたか?
自分は先週末、TDSに行ってきました。
そんでもって今週末は新潟県内を旅する予定です。
駅巡りを楽しむのはかれこれ1か月ぶり、
今からワクワクしてましたよ。
今日は7年前に訪れた五能線から
北金ケ沢(きたかねがさわ)駅の訪問記です。
自分が訪れた時には
こんな木造駅舎が鎮座してましたが…
3年前の令和3年1月に建て替えられたらしく。
現在は簡易駅舎に代わったとのことです。
ちなみに消えた木造駅舎は
昭和6年の開業時に竣工したモノでした。
駅舎には竣工年が記された建物財産標が
貼られてましたっけ。
上記のほか、オリジナルと思われるブツも貼られてます。
ここで気になったことがありまして…
北金ケ沢駅の駅名の「ケ」の表記は
たしか大文字が正しいはずです。
確認のために駅名標をご覧くださいませ。
ところがところが…
建物財産標に記された「ヶ」は小文字表記なのです。
まさかとは思いますけど
昔は「北金ヶ沢駅」が正式な駅名だったってことは
ありませんよね?
ちなみに駅名の由来になった地域名(北金ヶ沢)は小文字表記。
明治22年に合併して廃止になった村名(北金ヶ沢村)も
小文字表記でしたよ。
こちらが駅舎の全景なり。
北金ケ沢駅は平成23年に無人化されるまで
簡易委託駅だったとのこと。
これが比較的最近まで古い木造駅舎が残された
理由と思われます。
それでは亡き木造駅舎を偲びながら
当時の様子をUPしましょう。
まずは駅舎内の様子からです。
自分が北金ケ沢駅を訪れたのは
無人化されてから3年後のことでした。
この頃すでに出札窓口が板で塞がれてましたっけ。
待合室はこんな感じでした。
壁面に保育園児が制作した作品が飾られてます。
皆さんは俳優の日野正平さんが自転車で全国を旅する
NHK BSの番組「にっぽん縦断こころ旅」をご存知ですか?
全国の駅がたびたび登場するので
自分も観てましたが、
深浦町の旅では、北金ヶ沢地区にある
幹の周囲が22メートルもある「日本一の大イチョウ」が
紹介されました。
駅舎の壁に掲げられた保育園の名前が
「銀杏保育園」である理由…
今になって気づきましたわ。
階段を上がってホームに進入します。
北金ケ沢駅は列車の行き違いが可能な
相対式ホーム2面2線構造。
2本のホームは構内踏切で結ばれてます。
北金ケ沢駅は昭和6年に開業してから
わずか2年間ですが、終着駅だったそうです。
それなら昔は構内に転車台があったのではないかと
古い航空写真をチェックしたところ、
残念ながらそれらしき施設はなかったようで…
下は国土地理院のサイトから転載した
昭和23年撮影の航空写真でした。
その代わりと言っちゃなんですが、
構内南側(画像の下側)に工場(3棟が並ぶ白い建物)があり
そこに貨物側線が伸びてたようです。
側線に無蓋車らしき貨車が留置されているので、
施設は木工加工工場かな?
駅舎の東側にも貨物ホームがあり、
有蓋車らしき貨車の姿が写ってました。
駅舎の東側にあった貨物ホームは
昭和46年に貨物の取り扱いが廃止されるまで
現役だったそうです。
下の画像の右側に見ある柵の奥に注目ください。
貨物の取り扱いが廃止されて50年が経過しましたけど、
貨物ホームの痕跡がハッキリと残されてましたよ。
貨物ホームに伸びてた側線跡付近に
歯医者さんの建物がありましたが…
上にUPした古い航空写真を見ると
この位置に鉄道施設らしき建物が写ってますが、
まさかこれを改築したモノではありませんよね?
歯医者さんの建物にしては
大きすぎる気がするのですけど。
最後はホームから見た駅舎の画像で〆ます。
五能線では今週中から
向能代駅の駅舎の建て替え工事が始まるそうです。
無人駅で古い木造駅舎が残るのは
驫木駅と岩舘駅だけになるようで…
五能線から戦前築の木造駅舎が消えるのも
時間の問題かもしれませんね。
↑(東能代駅方面)
ウェスパ椿山駅
深浦駅
北金ケ沢駅(平成28年11月7日)
板柳駅
↓(川部駅方面)
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