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皆さま、おはようございます!

 

実は一昨日から半年ぶりの北海道旅を楽しんでました。

目的はここ数年の間に様子が変わった駅を眺めにゆくこと。

自身の情報のリカバリーです。

一昨日は始発の新幹線で北海道入りしましたよ。

只今「えきねっと」の「お先にトクだ値」は確変真っ只中。

最高で50%の割引が適用されるので旅人は大助かりですよね。

 

その後は今日以降の行程のために

「HOKKAIDO LOVE!6日間周遊パス」をゲットしました。

このチケット、道内のJR線全線(ただし新幹線は除く)が

フリーエリアで、特急も含めて6日間乗り放題!

しかも本来は24,000円(国土交通省届け出価格)するところ、

自治体が半額を負担してくれてるので

12,000円で購入することが出来るのですよ。

これを使わない手はありませんわね。

昨日は7月にオープンしたばかりの

ウポポイ(民族共生象徴空間)にも入場し、

かなりヘロヘロな状態ですが、

他にも見たいものが山ほどあるので

今日も張り切って行ってきますぜ☆

 

話は変わりまして今朝は五能線から

岩館(いわだて)駅の訪問記です。

五能線内では数少ないレトロな駅舎が残る駅でしたよ。

 

 岩館駅は五能線が開通した

大正15年に開業した駅とのこと。

駅舎の正面にそのように堂々と書かれてました。

 駅の名所(〇〇が見える駅等々)が掲げられてる駅は

数多くありますが、

開設年が記されてる岩館駅、

歴史によほどの自信があるのでしょうね。

 

このレトロな駅舎ですけど、

国鉄時代から使われてるモノを平成22年に

よりレトロに見えるよう改装を施したんですって。

古い木造駅舎がちょっとした観光ブームになってるせいか、

最近は全国各地の駅で

この手法のリノベーションが行われてます。

岩館駅もそんな流行に乗ったのでしょう。

 

そんな駅舎ですから、

岩館駅が開業した大正15年に建てられたモノと思いきや、

柱に貼られた建物財産票によると

竣工年は昭和2年らしいです。

…となると気になるのは

開業からの2年間の駅舎の様子。

駅舎がわずか2年で建て替えられたとも思えず

気分がモヤッとしてました。

この2年間は駅舎があったの?無かったの?

※ prague2018さんからコメントを戴けました。

大正15年~昭和元年は同じ1年。

岩舘駅の開業年は大正15年11月、駅舎の竣工年は昭和2年1月…

よくよく考えたらこの間は2カ月しかなかったんですね。

昭和64年~平成元年を体験しているのに

改元の沼に陥ってました。

prague2018さん、気づかせていただきありがとうございました!

 

…考えていても答えは一向に出てきませんので、

まずは構内の様子を眺めましょう。

 

自分が岩館駅を訪れたのは4年前の平成28年11月。

この頃は業務委託駅で出札窓口が営業中でしたが、

平成30年に無人駅化されたみたいですね。

 

待合室の中はこんな感じでした。

 

「五能線」といえば演歌歌手の水森かおりさんです。

五能線の駅でよく水森さんのポスターを見かけるのは、

こんな歌を歌ってるからですよ。

 

 

岩崎駅も駅舎の壁面にポスターと直筆サインが飾られてました。

ご当地ソングの女王である水森かおりさんですが、

旅をしてると全国各地で水森さんのポスターに出くわします。

しかも結構高い頻度で…

この戦略は間違っちゃいませんわね。

 

水森かおりさんが描いた列車が酷すぎるって?

 

そんなことはありません。

JR東日本が駅名標に描いた列車がコレですから

無問題でしょう。

むしろ水森さんの絵の方が

クオリティが高いのではないでしょうか。

…お日様は大概ですけど。

 

改装前の岩館駅の写真も飾られてましたよ。

改装後の駅舎も嫌いではありませんが、

個人的にはこちらが好みかな。

装った「レトロ感」にあざとさを感じちゃんです。

 

続いてはホームにイン。

岩館駅は列車の行き違いが可能な

相対式ホーム2面2線構造でした。

 

さてさて、岩館駅は駅が開業してから

五能線(当時は能代線)が延伸する昭和5年までの5年間、

終着駅だった時代があります。

駅の開業年(大正15年)と

駅舎の竣工年(昭和2年)がずれてる件は

それが関係してるのではないかと思い、

国土地理院のサイトで昔の航空写真を漁ってみました。

そこで見つけたのが昭和23年撮影の写真。

現在と駅の様子がかなり違っているみたいですけど…

あれ?

現在ある駅の東側にも駅らしきものが写ってません?

島式ホームっぽいモノが見える気がするのですけど…

まさかとは思いますが、

岩館駅には五能線の延伸に伴う移転歴があったとか?

開業年と駅舎の建立年のずれは

これが理由ではないでしょうかね?

線路が伸びる先にある巨大な建物の正体も気になります。

 

なお、この頃存在していた北側の構内は

昭和30年代半ばにこの場所に国道が通されたため、

現在は見ることは出来ません。

90年前の岩館駅は

はたしでどのような様相だったのでしょう?

 

そんなに古い話ではありませんが、

岩館駅は海岸線から近く

国鉄時代は海水浴客で賑わっていたらしい。

ホームから海岸の様子を見ることが出来ました。

以上、想像していたよりも侮れない歴史を秘めた岩館駅でした。

駅舎の竣工年、

戦前に構内にあった施設については

今後も調査を続けたいと思います。

…どこか五能線に関する古書が落ちてませんかね?

 

 

 

 

訪問駅リスト(JR線)

五能線

 

↑(東能代駅方面)

能代駅

向能代駅(平成28年11月8日)

北能代駅(平成28年11月8日)

鳥形駅(平成28年11月8日)

沢目駅

東八森駅(平成28年11月8日)

八森駅(平成28年11月8日)

滝ノ間駅

あきた白神駅(平成28年11月8日)

岩館駅(平成28年11月8日)

大間越駅(平成28年11月8日)

白神岳登山口駅(平成28年11月8日)

松神駅(平成28年11月8日)

十二湖駅(平成28年11月8日)

陸奥岩崎駅

陸奥沢辺駅(平成28年11月8日)

ウェスパ椿山駅

艫作駅(平成28年11月8日)

横磯駅(平成28年11月8日)

深浦駅

広戸駅(平成28年11月7日)

追良瀬駅(平成28年11月7日)

驫木駅(平成28年11月7日)

風合瀬駅(平成28年11月7日)

大戸瀬駅(平成28年11月7日)

千畳敷駅(平成28年11月7日)

北金ヶ沢駅

陸奥柳田駅

陸奥赤石駅(平成28年11月7日)

鯵ヶ沢駅(平成28年11月7日)

鳴沢駅(平成28年11月7日)

越水駅(平成28年11月7日)

陸奥森田駅

中田駅(平成28年11月7日)

木造駅(平成28年11月7日)

五所川原駅

陸奥鶴田駅

鶴泊駅(平成28年11月7日)

板柳駅

林崎駅(平成28年11月7日)

藤崎駅(平成28年11月7日)

↓(川部駅方面)

 

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