皆さま、こんにちは!

 

駅舎の改築が発表された五能線・鶴泊(つるどまり)駅

工事がついに始まったようです。

公式プレスによれば新駅舎は年内中に竣工するとのこと。

デッカな折り鶴のマークが掲げられた駅舎に代わるみたいですね。

JR東日本のHPより転載。

折り鶴の由来は、駅が所在する町が「鶴田町」だからか?

それとも駅名が「鶴泊駅」だからか?

どちらもかもしれませんが、どんな姿の駅舎に代わるのかが気になります。

待合室の出入口はホーム側に移設されるのかな?

 

そんな鶴泊駅に自分が訪れたのは今から3年前のこと。

鶴泊駅は大正7年に開業した駅で、

駅舎はログハウス風のこ洒落た仕様でしたよ。

 

五能線内にはJR移行期にログハウス風に建て替え、

もしくは改装された駅が数多くあるので、

鶴泊駅の駅舎を見て、てっきり新しいモノかと思いましたが、

建物財産票に記された建築年を見て驚いちゃいました。

昭和2年6月!そんなに古い駅舎だったのです!?

五能線内で最も古い木造駅舎は

大正14年(1925年)に建てられた陸奥森田駅のモノです。

ってことは、鶴泊駅の駅舎は五能線内では最古の部類だったってことで…

駅舎は間もなく解体されちゃいますが、これって惜しくはありませんかね?

 

まるで民家の玄関口のような扉を開けて中に入ってみます。

 

鶴泊駅は昭和46年に無人化されましたが、

その後も簡易委託駅として窓口業務が継続されてたそうで…

簡易委託は平成27年春まで続いていたそうですよ。

もう少し早い時期にここに来れてたら、出札窓口で常備券が買えたのか…

それを知ったら、今日まで鶴泊駅に来る決心がつかなかった自分に

腹が立ってきた!

 

壁面には間もなく消える駅舎の木版画が掲げられてました。

 

おそらく、この角度から見た駅舎なのでしょうね。

新駅舎に代わっても木版画は残ってほしいなぁ。

 

それとナゼだかわかりませんけど「栗ようかん」の作り方も掲示中です。

せっかくなら、ここは青森なので

リンゴを使った料理のレシピの方がありがたいのですけど…

「リンゴようかん」とか如何ですかね?

いやいや「ようかん」じゃなくても構いませんので。

 

駅舎を抜けてホームに入ります。

 

鶴泊駅は単式ホームを持つ駅構造で、東側に側線を1本有してます。

 

この側線の役目が気になり、

国土地理院のサイトで古い航空写真をチェックしました。

下は昭和23年に撮影された写真ですが、

向い側にホームがもう一本あるのがわかりますでしょうか?

このホームには数量の貨車が留置されているので、

貨車に荷物を積み込むための荷役ホームだったのではないかと。

鶴田町と言えば昔からリンゴの栽培が盛んな町ですので、

ホームはリンゴの出荷に使われていたのではないでしょうかね?

 

建物は変わりましたがこの場所には今でもリンゴの貯蔵倉庫があります。

それにしてもこれほど巨大なリンゴの貯蔵倉庫があるとか…

これを見ながら青森にいる気分に浸ってましたよ。

 

最後はまもなく見納めの駅舎の写真で〆ます。

自分は11月に五能線の駅巡りを楽しみましたが、

この時期は街中にリンゴの香りが漂うステキな季節なのです。

今年の11月は秋田県内の未踏破駅を攻める予定ですけど、

ここではどんな香りが楽しめるのでしょうかね?

今から楽しみです。

 

 

訪問駅リスト(JR線)

五能線

 

↑(東能代駅方面)

能代駅

向能代駅

北能代駅

鳥形駅

沢目駅

東八森駅(平成28年11月8日)

八森駅(平成28年11月8日)

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陸奥沢辺駅(平成28年11月8日)

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艫作駅(平成28年11月8日)

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広戸駅(平成28年11月7日)

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驫木駅(平成28年11月7日)

風合瀬駅

大戸瀬駅

千畳敷駅(平成28年11月7日)

北金ヶ沢駅

陸奥柳田駅

陸奥赤石駅

鯵ヶ沢駅

鳴沢駅

越水駅

陸奥森田駅

中田駅(平成28年11月7日)

木造駅(平成28年11月7日)

五所川原駅

陸奥鶴田駅

鶴泊駅(平成28年11月7日)

板柳駅

林崎駅(平成28年11月7日)

藤崎駅

↓(川部駅方面)

 

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