皆さま、こんにちは！
皆さまは「県」のイメージ、どんなモノをお持ちでしょうかね？
あくまでも個人的な印象ですけど、自分は地元の宮城は「ずんだ」、
お隣りの岩手は「じゃじゃ麺」という感じでした。
食い物ネタばかりでホントに申し訳ない。
ちなみに全国の業務スーパーで売られている「ずんだ餅」は
宮城県南にある丸森町で作られてます。
あの会社さんは昔は「よもぎ」を作ってたんでしたっけ。
青森県の印象はズバリ「りんご」でしょう。
異論は認めません。
青森県の日本海沿いを伸びる五能線にもりんご感満載な駅がありました。
藤崎町の玄関口である、こちらでしたよ。
五能線・藤崎（ふじさき）駅です！
駅舎の壁面の貼られた無数の「りんご」たち。
りんご好きには堪らん駅でしょうよ。
それではなぜ藤崎駅が「りんご」なのか？
藤崎町には旧農林省の園芸試験場があり、
ここでりんご品種の「ふじ」が誕生したからとのこと。
駅舎の中に解説パネルが掲げられてました。
だから藤崎駅もりんご推しがスゴイのです。
町の案内看板も「りんご」だらけでした。
君は「ふじ丸くん」って言うのね。
この際だからしっかり覚えておきます。
案内看板を見る。
「ふじ丸くん」ではなく、描かれた列車に目が行ってしまうのは
鉄道ファンの悲しい性でした。
藤崎駅は「リゾートしらかみ」が全列車停車する駅ですからね。
国鉄時代は藤崎駅から「りんご」を出荷するための
貨物列車も運行されていたらしい。
そんな藤崎駅の現在の様子を眺めてみました。
まずは駅舎内の様子からです。
藤崎駅は五能線（当時は国有化前の陸奥鉄道）が開通した
大正７年に開業した駅。
現在ある駅舎は平成25年に建て替えされたモノでした。
建て替え前の駅舎の写真が飾られてましたよ。
藤崎駅が町の皆さんに愛されてることがビシビシ伝わってきますね。
こちらは国土地理院のサイトから転載した
貨物輸送が現役だった頃の昭和50年撮影の航空写真です。
構内に有蓋車…一部に通風車が混じってるのかな？
沢山の貨車が停まってますが、駅前にりんごの加工工場があり、
農作物に混じってリンゴジャムやペーストも出荷されてたんですって。
写真に写るりんご加工工場は今でも見ることが出来ますよ。
航空写真で注目してほしいのは駅舎の位置とホームの形状でした。
旧駅舎時代は駅舎の背後に貨物ホームに繋がる側線が存在していたので
離れた位置に島式ホームがありましたが、
側線は撤去、ホームが単式化されたため
新駅舎はホーム寄りに移されたのです。
駅前広場が広く空いているのは、昔はここに駅舎があったから。
旧駅舎の遺構が残っていないか探してみましたけど…
手前側に見える２個の穴は旧駅舎時代の柵の跡でしょうかね？
こちらは現在のホームの様子です。
国鉄時代から使われていた島式ホームを単式化したモノ。
側線の一部は保線車両の留置線として現在も使われてました。
最後はりんごも葉っぱ模様の駅名標で〆ます。
全国的に有名な品種の「ふじ」ですが、「サンふじ」を含め、
品名の由来が「藤崎町」であることをここに来て初めて知りましたよ。
自分はてっきり岩木山の愛称「津軽富士」からだと思ってました。
つくづく感じたのですけど…藤崎町ってすごくありません？
↑（東能代駅方面）
能代駅
向能代駅
北能代駅
沢目駅
滝ノ間駅
あきた白神駅
岩館駅
松神駅
陸奥岩崎駅
ウェスパ椿山駅
深浦駅
追良瀬駅
北金ヶ沢駅
陸奥柳田駅
陸奥赤石駅
鯵ヶ沢駅
越水駅
陸奥森田駅
五所川原駅
陸奥鶴田駅
板柳駅
藤崎駅（平成28年11月７日）
↓（川部駅方面）
駅探訪記、旅情報を不定期に更新中。
新着情報がすぐ受け取れるフォロワー登録をお願いします！
