皆さま、こんにちは！
コロナ禍が落ち着き始めた昨今、
幼稚園や小学校の行事も徐々に復活してきたみたいですね。
春夏の行事を秋に延期したケースが多くて
ここ数日は毎日バタバタ過ごしてました。
自分は知らなかったのですが、
誕生日を迎えて12歳になった
小学６年生を対象としたワクチン接種が
この秋から始まったらしいです。
子供たちの大半は、
早く外で自由に遊びたいので
ワクチン接種をさっさと終えたいみたいで。
自分も外をほっつき歩くのが趣味なので、
その気持ちよくわかるわ～
話は変わりまして…
木造駅舎が好きなら、
五能線を訪れた際はこの駅の訪問は外すべからず。
国鉄時代の木造駅舎が残る
五能線・陸奥森田（むつもりた）駅の訪問記です。
陸奥森田駅の駅舎は一見した感じ、
古さを感じさせませんが
実は五能線内で最古の木造駅舎なのですよ。
建物財産標によると大正14年に竣工したモノだそう。
陸奥森田駅は五能線（当時は五所川原線）が延伸した
大正13年に開業した駅でしたが、
それ以前に開通していた川部駅-五所川原駅間では
開業当時から残る木造駅舎はすべて建て替え済み。
五能線全線で見ても、
戦前築の駅舎はここと岩館駅のモノ（昭和２年築）だけに
なってしまったのですよ。
大正時代に建てられた駅舎はここオンリーってことで。
陸奥森田駅は無人駅なので
本来なら簡易駅舎に代わるところ、
歴史的な価値が認められて、建物はそのままに
平成28年に無人駅仕様に改装されたそうです。
待合室内にバリアフリー対応のトイレが設けられてましたよ。
古風なベンチが並んでますが、
よく見ると新調されたモノであることがわかりますよね。
平成29年に国鉄時代の駅舎を改築した津軽線・今別駅もですが、
青森県内のJR駅は、国鉄時代の駅舎をリノベーションするのが
流行ってるのでしょうか？
ちなみに青森県内にある最古の駅舎は
津軽新城駅・川部駅（明治27年築）だったはず。
それと並んで古い可能性があるのが碇ヶ関駅と…
陸奥森田駅の駅舎はその次ぐらいに古いのではないかしら？
…などと考えながら駅舎を眺めてましたよ。
陸奥森田駅の駅舎、めっちゃイイわ！
陸奥森田駅は「森田村」の玄関口として開業しましたが、
当の森田村は平成17年に合併して廃止、
現在は「つがる市」の一部に変わったそうです。
「森田村」の観光案内が今も駅前に立ってました。
ここで気になったのが「つがる地球村」の中にある円形劇場。
理由は駅名標にでっかく描かれてたからです。
円形劇場をかすめるようにキハ40が描かれてますが、
劇場は駅から車で５分の場所にあるらしいです。
それでは構内を眺めましょう。
陸奥森田駅は単式ホームがあるだけの棒線構造の駅でした。
向かい側にホームと線路が残っているので、
一見、行き違いが可能な構造に思われますが
その線路は本線に繋がってません。
五能線は昭和61年にCTC化、
合わせて陸奥森田駅の無人化（簡易委託駅化）が行われてますので
交換設備もこの際に廃止されたのでしょう。
廃ホームが現役だった様子を見たくて
国土地理院のサイトに掲載の航空写真をチェックしました。
上は昭和37年に撮影された写真ですが、
廃ホームの裏側に線路が伸びていて
そこに貨車（２両の有蓋車？）が留置されてます。
駅舎の西側（写真の左側）には
駅舎よりも大きな倉庫を備えた貨物ホームも見えますよね。
ここは米どころなので穀物の輸送に利用したモノなのかな？
倉庫は撤去されましたが、
貨物ホームと線路は今も残されてました。
陸奥森田駅の貨物輸送が廃止されたのは昭和46年…
ってことは50年近くも放置されてる？
いろいろと気になることだらけの陸奥森田駅でした。
駅名標に描かれた円形劇場がある「つがる地球村」。
ネットで調べたら、ほぼ直滑降で滑れる
急斜面ジャンボ滑り台もあるんですって。
ウェスパ椿山無き今、次の五能線沿線での宿泊は
つがる地球村でのオートキャンプもありかもしれませんね。
コメくいてー！
↑（東能代駅方面）
能代駅
ウェスパ椿山駅
深浦駅
北金ヶ沢駅
陸奥柳田駅
陸奥森田駅（平成28年11月７日）
五所川原駅
陸奥鶴田駅
板柳駅
↓（川部駅方面）
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