皆さま、おはようございます!
今朝は今年8月に訪れたばかりの
津軽線・今別(いまべつ)駅の訪問記です。
ここはもう少し早い時期に訪れたかった駅でして…
今別駅は昭和33年に開設された駅で、平成15年に無人駅化。
長らくは、駅舎は有人駅時代のままの状態で使われていたのですけど、
今年の6月より改修工事に着工。
8月1日に竣工後のお披露目会が催されたばかりだったのですよ。
自分が訪れたのは改装が終わってから2週間後のこと。
ピッカピカの今別駅が見れたのも嬉しかったですが、
出来ればその前の姿も見てみたかったですね。
で、今回の改装工事でどこが変わったかというと…
駅舎は今別駅が開業した昭和33年に建てられたモノなので
古いわけではなく、基本的には大きくは変わってません。
ではどこが変わったかというと…
現在の今別駅は無人駅なので、
かつて駅員さんの事務スペースだったエリアを撤去。
一部が待合室の敷地に充てられて、待合室が拡張されました。
そしてもうひとつ!
以前は駅舎の外にあった駅便(駅の便所)が廃止され、
駅舎内に移されましたの。
これによって、今別駅のトイレは完全バリアフリー化され、
しかもヒーターまで付いちゃってるので超快適!
とっても居心地が良い駅に生まれ変わったのですよ。
では、元々あった外付けの駅便はどのようになったかというと…
自分が訪れた時点ではまだ撤去されずに、
使用禁止の板が貼り付けられた状態で残ってました。
駅の便所を写真に撮って嬉しいかって?
だって自分、駅舎の専ヲタではなく駅便も愛する兼任ヲタですから。
いや、駅の構内にあるモノすべてを愛する箱ヲタですから!
こちらの駅便には今別町の散策マップが掲げられてました。
消防署やコンビニも記されているので
観光案内というよりは町内看板といった感じかな?
駅舎を抜けてホームに入ります。
今別駅は開業当初から、単式ホームが1本あるだけの棒線構造の駅でした。
ホームと駅舎がやや離れた位置にありますけど、
将来的には、単式ホーム→島式ホームに拡張して
列車の行き違いが可能な構造に
アップデート出来る仕様だったのかもしれませんね。
現実は真逆な方向に進んでしまってるようで、
昭和59年に貨物列車が廃止され、
国鉄時代に6往復が運行されていた普通列車も
現在は5往復に減便されてしまいました。
ではなぜ、列車の本数が少ない今別駅が
これほど大きな改修が施されたかというと…
今別町といえば、北海道新幹線の開通によって
「日本一小さな新幹線駅」奥津軽いまべつ駅が開業したことが話題ですけど、
町の中心の最寄り駅はこちらなのです。
今回の改修工事は今別町の主導で行われたらしく。
新幹線で訪れた観光客に
付近の観光施設をブラついてもらうだけではなくて、
町の中心まで足を運んでもらって
今別町のアクティビティ楽しんでほしいという町の意の
現れだったのではないでしょうか?
構内には町が所有するバスが駐車されてました。
「巡回バス」の看板がぶら下がった、新幹線が描かれたこのバス、
白ナンバーなので路線バスではなく「町のおもてなしバス」と思われ。
週末の今別町は楽しいイベントだらけなのかもしれませんね。
仕事の関係で平日しか旅出来ない自分いうのもなんですけど。
最後に…
古い駅便は無用の長物と化してますので
間もなく姿を消してしまう可能性が大。
駅便ファンの方は早めの記録をお忘れずに。
そんな人はいないかな?
↑(青森駅方面)
今別駅(平成29年8月15日)
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