皆さま、おばんです!
今年のお盆休みに津軽線の駅巡りを楽しみましたが、
今晩はその中から、こちらの駅の訪問記でした。
津軽線・津軽宮田(つがるみやた)駅です!
津軽宮田駅は昭和34年に開設された駅。
津軽線内で多く見かける、
単式ホームが1本あるだけの停留所タイプの駅ですけど、
他の駅には無い、独特な空気に包まれていたというか…
くんかくんか。
この匂い、お線香の香りじゃないですか!
それもそのはずです。
津軽宮田駅はお寺さん(清岸寺さん)に隣接する駅なのですから。
そういえば、自分が津軽宮田駅を訪れたのは8月15日のこと。
ご先祖様に手を合わせなきゃいけない日だっていうのに、
呑気に駅巡りとか、何やってんのよ、自分!
お墓参りを済ませる方々に気づかれぬよう、
コッソリと駅巡りを楽しみましたよ。
津軽宮田駅のホームの後ろにはお寺さんのお墓がビッチリ並びます。
宮脇俊三先生の著書によると、駅のホームがあるこの場所は、
元々はお寺さんの土地だったらしい。
津軽宮田駅が開設される際に、
奥内集落と瀬戸子集落で誘致合戦が起こったそうで、
最終的に、清岸寺さんが土地を無償提供することで、
駅の位置が決まったんですって。
津軽宮田駅がお線香臭いとか文句言ったら罰が当たりますからね。
津軽宮田駅の単式ホームを眺めました。
待合室は平成11年に建て替えされたモノなり。
ここは海峡線の貨物列車が高速で通過する区間です。
ホームがカーブ上に設けられているために、
線路には大きなカントが付いてました。
こうして津軽宮田駅の駅施設をひと通り見終えて
駅を出ようとしたところ、
目の前に見覚えがある看板が視界に入ってきたのですよ。
この赤い看板って、ひょっとして…
札幌ラーメンで有名な味の時計台!?
以前は、職場近くの名取市内や仙台市内にも店舗があって、
しょっちゅう食べに来ていた大好きなラーメン屋さんでした。
でもでも、味の時計台って札幌ラーメンのお店ですよね?
なぜ青森県内のこんな場所に工場があるのです?
工場前の看板を見たら納得しちゃいましたよ。
味の時計台の餃子は田子(たっこ)のニンニクが使われてるそうで、
麺もここで製造され全国に配給されてるらしいですよ。
このことを知り、ますます味の時計台が好きになりそうですが、
宮城県内の店舗、いつの間にか無くなってたみたいですね、残念!
今度、街で「味の時計台」に出会ったら、
津軽宮田駅の駅風景を思い出したいと思います。
真っ先に頭に思い浮かぶのは…お線香の匂いかな?
↑(青森駅方面)
津軽宮田駅(平成29年8月15日)
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