皆さま、こんにちは!
時刻表の巻頭にある鉄道地図、
津軽半島周辺を見るとこんな感じで載っています。
上は北海道新幹線が開業する前の時刻表ですが、
津軽線と津軽海峡線(海峡線)に分岐点に中小国駅があり、
JR東日本とJR北海道の境界駅であることから
赤枠で囲われた、目立つ表記がされているのでした。
中小国駅に来たことがなかった自分、
さぞ、大きな駅なのだと思ってたのですけど…
そんな津軽線・中小国(なかおぐに)駅に
今年のお盆休みに行ってきましたよ。
この日もレンタカーで駅間を移動。
ナビの目的地に「中小国駅」をセットしたらここに案内されたのですが…
はたして中小国駅はどちらに?
中小国駅。
え~っ、こんなに小さな駅だったの!?
駅にはこちらの斜面を伝って進入します。
青森駅と三厩駅を結ぶ津軽線。
うち、電車の普通列車が運行されているのは青森駅‐蟹田駅間で、
蟹田駅の北隣にある中小国駅は、
1日にわずか5往復の気動車列車しか停車しない小さな駅でしたの。
しかし、ここは海峡線の列車も通過する区間なので、
駅の雰囲気には不似合いな、
交流電化の架線柱が並ぶ駅なのですよね。
駅構内はこんな感じです。
ホームとモルタル製の待合室があるだけの無人駅で、ホームは単式。
本当にここが津軽線と海峡線の分岐駅なのか、
不思議の思ったのですけど…
2線の分岐点は、正確には中小国駅ではなくて
駅の北側に設けられた新中小国信号場で分離していたみたいです。
鉄道地図で見るとこの辺りですね。
信号場に南側に踏切がありましたので、
ここから信号場めがけて写真を撮ってみました。
2線はここで分岐しますが、
その先、奥津軽いまべつ駅付近で再び合流するのは
以前のブログで書いた通りでした。
この辺り一帯は
津軽線、北海道新幹線、海峡線の3線が交差する地点ですので、
線路マニアな方には堪らないスポットではないでしょうかね?
再び駅に戻りまして…
中小国駅は津軽線が全線開通した昭和33年に開業した駅でした。
こちらの待合室は、津軽線内にある無人駅の共通仕様ですよね。
壁面はなぜかレモン色にリペイント済。
この色、センスが良いか悪いのかと問われると、う~ん…
中小国駅がある外ヶ浜町は「町の花」がアジサイなので、
これに近い色の方が良かったのじゃないかしら?
待合室の中です。
津軽線内の無人駅は、地域のサービス品質推進員さんが
定期的にお手入れをされてるみたいで、
どの駅もとてもキレイだったのが印象的でした。
そうそう、先ほど新中小国信号場のことを書きましたけど、
海峡線は信号場の先(北側)で北海道新幹線で合流するので、
中小国駅との間に
交流25,000V(北海道新幹線)・交流20,000V(海峡線)の
デッドセクション(死電区間)が設けられております。
中小国駅のホームからも、その様子を見ることが出来ますよ。
ズームし過ぎて画像が粗い…
最後は駅周辺の様子で〆ます。
自分が想像していた駅の様子とはちょっと違いましたけど、
近くに信号場があったり、デッドセクションがあったりと、
面白さは想像通りの中小国駅でした。
施設の構造上、電車はここまで運用が可能なのですけど…
駅周辺を察するに、そんな時代は当分来ないのでしょうね。
↑(青森駅方面)
中小国駅(平成29年8月15日)
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