皆さま、おばんです!

 

今朝は昨年のお盆休みに訪れた

津軽線・郷沢(ごうさわ)駅の訪問記です。

 

郷沢駅は津軽線開通の翌年である昭和34年に開設された駅でした。

津軽線の駅の例にもれずここも海辺の近くにある駅。

200メートルほど進むと青森湾に出ることが出来ます。

…って言っても駅から海を眺めることは出来ないのですけどね。

駅から1キロほど北上すると玉松海水浴場があるのですが、

ここには日露戦争の戦没者の墓が立てられているとのこと。

死を予期した68名の兵士が出兵前に

「魂だけはここに置いておきたい」という思いから

切った髪をここに埋められたそうです。

実は、そんな場所が駅の近くにあると知ったのは

帰宅してからのことでして…

駅を見て満足しちゃうのは自分の性分。

今回も郷沢駅の様子だけをお伝えしたいと思います。

 

まずは駅の正面口から。

郷沢駅は昭和34年に開業した当時から無人駅で、当時から駅舎は無く、

2本のホームにそれぞれ待合室を備えた仕様の駅でしたよ。

 

こちらが駅の出入口です。

 

郷沢駅は列車の行き違いが可能な相対式ホーム2面3線構造で、

2本のホームは構内踏切で結ばれてました。

 

さてさて、交換設備を持つ郷沢駅でしたが、

このような構造に変わったのは

昭和63年に開通した青函トンネルの準備工事が行われてからのことで、

開業当時は単式ホームが1本あるだけの駅だったのです。

下は昭和51年に撮影された郷沢駅の航空写真ですが、

棒線構造の駅が見えますよね?

 

現在あるホームの片側は、開業当時からあるモノと思いきや、

交換設備が設けられた際に線路が敷き直しされたようで、

2本のホームは両方とも新しく造り直されたみたいです。

 

待合室に貼られた建物財産標に記された日付は

青函トンネルが開通する約1年前の「昭和61年12月」なり。

青函トンネル開通の1年前には

既に改装工事は終わっていたのかもしれませんね。

 

青森駅側には両開き分岐器が設置されてました。

改装前は2本の線路の中央辺りに線路が敷かれていたのかな?

 

こちらは三厩・蟹田駅方向の景色。

ここだけ見ると複線のように見えますけど、

津軽線は全線が単線の路線ですのでお間違いなく。

 

駅の周辺は田んぼが広がってました。

広大過ぎてちょっとびっくり。

 

最後は郷沢駅の駅名標で〆ます。

津軽線オリジナルの駅名標ですが、

すべての駅が共通デザインなのが惜しい!

駅から見える景色が描かれていた方が面白いと思うのですが。

駅名標を面白がって見てるのは

ごく一部の鉄道ファンだけだから仕方がないのかな?

 

 

訪問駅リスト(JR線)
津軽線

 

↑(青森駅方面)

油川駅(平成29年8月15日)

津軽宮田駅(平成29年8月15日)

奥内駅(平成29年8月15日)

左堰駅(平成29年8月15日)

後潟駅(平成29年8月15日)

中沢駅(平成29年8月15日)

蓮田駅(平成29年8月15日)

郷沢駅(平成29年8月15日)

瀬辺地駅(平成29年8月15日)

蟹田駅(平成29年8月15日)

中小国駅(平成29年8月15日)

大平駅(平成29年8月15日)

津軽二股駅(平成29年8月15日)

大川平駅(平成29年8月15日)

今別駅(平成29年8月15日)

津軽浜名駅(平成29年8月15日)

三厩駅(平成29年8月15日)

 

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