さぁ、初夢で鷹にナスを奪われて富士山の方向へ飛んで行った夢を見たんだけど、これって喜んでいいんだろうか。夢から醒めた夢でございます。
さて、昨日のめざましテレビにも取り上げられましたH.S.S.Y.Yの初のコントライブ『五人五色』！
折り返しとなる４つ目のネタは…、『理容室』です！
今回は芳賀啓介のメイン回です！
しかも今回は５人が一堂に会すシーンは無く、芳賀と誰か…という常にマンツーマンの会話劇です！
普段はストーリー性がそこそこあるネタを書いていますが、今回はゴリゴリのコントですね！
それではどうぞ！
芳賀「よ～し、今日も１日頑張るか～。土曜日は結構お客さん来る日だからなぁ～。お客さんの髪を切って切って切りまくるぞ～！」
チリンチリンチリン
芳賀「いらっしゃいませ～！」
吉田「あ、１人です。」
芳賀「ここに来る人、大体１人ですよ。こちらのイスにどうぞ。」
吉田「ドリンクバーあります？」
芳賀「無いです。…あの…、ここファミレスか何かと勘違いしてません！？外装が飲食店っぽいんで間違えて来る人結構いるんですけど。理容室ですけど大丈夫ですか！？」
吉田「ははっ、冗談ですよ冗談！やだなぁ、もう。笑」
芳賀「そういうのもうちょっと気心知れてからやってもらえます！？お客さんウチ初めてですよね！？」
吉田「あ、いえ、６年前に一度だけ。」
芳賀「覚えてる訳ねぇだろ、そんな奴！」
吉田「あれ、イスこんな感じでしたっけ？」
芳賀「お前も覚えてねぇじゃねぇか！６年前から一緒ですよ。」
吉田「え～、じゃあ初めて来るかも。」
芳賀「何なんだよずっと！じゃあ謝れよ、さっきのあのつまらないサイコなジョークを！」
吉田「いっつも行く理容室で行く度に必ず同じジョークを言うけど、毎回膝から崩れ落ちて笑ってくれるけどなぁ。」
芳賀「連れて来い そいつ ウチの店に！スキンヘッドにしてやるよ！」
吉田「大体、１～２分は立ち上がれないくらい爆笑してます。」
芳賀「何がそんなに面白いんだよ！」
吉田「かつて一度だけ笑いが止まらなさ過ぎて臨時休業になった事がありました。」
芳賀「何だその店！潰れちまえよ、そんな店！」
吉田「あれはいつだっけ…？４回目に行った時だったかな？」
芳賀「飽きる頃だろ！もう完全に笑わなくなる頃だろうがよ！」
吉田「早く切ってもらっていいですか？」
芳賀「お前が話広げたんだよ！…で、今日はどんな髪型にしますか？」
吉田「変な髪型にして下さい。」
芳賀「何ですか、その発注！？」
吉田「とにかく見た事ないくらい変な髪型にして下さい。」
芳賀「いや…、え、何でですか！？」
吉田「誰にでもあるでしょ、変な髪型にしたくなる時。」
芳賀「ねぇよ！絶対お前より長く生きてるけど、１回も思った事無いわ！」
吉田「ちょっと待って下さいよ！何で僕が年下だって決めつけてるんですか！」
芳賀「絶対年下でしょ、どう見ても。」
吉田「え、じゃあ僕２６歳ですけど、あなた何歳ですか？」
芳賀「４４歳ですよ。」
吉田「あ、本当だ…。」
芳賀「何で勝てると思ったんだよ！俺のダンディーな雰囲気感じ取れよ！」
吉田「若く見えますね。」
芳賀「ありがとう。」
吉田「ドリンクバーあります？」
芳賀「ねぇっつってんだろ！」
吉田「４回目聞いたらツボに入って臨時休業ですよ。」
芳賀「なる訳ねぇだろ！１回目から笑ってなかったろ！」
吉田「ちなみに、「変な髪型」ってどんなのイメージしてます？」
芳賀「してないよ、そんなイメージ！変な髪型にする気が無いもん！」
吉田「何ですって！？あなたそれでもプロですか！？」
芳賀「プロだから嫌なんだよ！お前が変な髪型にして誰かに会って「どこで切ったの？」って聞かれた時にウチの店の名前出されたら潰れるだろ。」
吉田「絶対に言わないですから！お願いしますよ！変な髪型にして下さい！」
芳賀「どういう精神状態でそれ言ってんの！？」
吉田「じゃあ、僕の言う通りに切ってくれればいいですから！絶対に悪い評判は流しませんし！お願いします！」
芳賀「分かりましたよ…。でも、マジで責任は取りませんからね？」
～３０分後～
吉田「わぁ～、変！すっごく変！ありがとうございます！想像以上に変ですよ、これ！」
芳賀「客として珍し過ぎるだろ、お前！」
吉田「すごい技術ですね！」
芳賀「褒められてる感じがしないんだよ！」
吉田「ありがとうございます！また来ます！」
芳賀「二度と来んなよ！………マジでヤバい客だったな…。次の客が来るまで掃除でもしてよ…」
チリンチリンチリン
芳賀「あ、いらっしゃいませ～。」
柳「あの、今 男の人とすれ違っ…あ、１人です。」
芳賀「子連れ以外は大体１人で来るんだよ。話を中断してまで欲しい情報じゃねぇよ、それ。」
柳「今、変な髪型の男の人とすれ違って、「どこで切ってもらったんですか？」って聞いたら、この店を紹介されたんですけど。」
芳賀「爆速で裏切ってんじゃねぇか、あの野郎！」
柳「で、あの人よりもっと変な髪型にして欲しいんですけど。」
芳賀「何、今日そういう日！？あの客が言ってた「変な髪型にしたくなる日」なの！？」
柳「何かこう…クワガタみたいな髪型にしてもらう事って可能ですか？」
芳賀「どうなりたいんだよ！え、何ですか、「変な髪型コンテスト」でもあるんですか？」
柳「…え、はい。」
芳賀「え！？あんの！？」
柳「隣町の祭りの企画の一つでやるんですよ。賞金１,０００万円出るから絶対に優勝したいんですよ。」
芳賀「賞金高っ！力入れ過ぎだろ、謎のコンテストに！」
柳「そういう事なんで…、お願いします！」
芳賀「いや、まぁ後悔しないならやりますけど…。」
柳「ありがとうございます！いやぁ～、安心したら喉乾いてきちゃったなぁ。ここってドリンクバーあります？」
芳賀「ねぇよ！笑うと思うなよ！？」
柳「え、いや、別に笑わせようとは思ってないですけど…。」
芳賀「あ、そっか。さっきの人と違いますもんね、３回目だったんで…すみません。」
柳「いえ…。」
芳賀「え～っと…、クワガタ…。え、クワガタってどうやんの…？」
～３０分後～
柳「すごいじゃないですか！完全にクワガタですよ！さすがプロですね！」
芳賀「我ながらなかなかの出来栄えで驚いてます…。え、その「変な髪型コンテスト」って今日やるんですか？…あ、でも時間的に遅いから明日とか…？」
柳「来週です。」
芳賀「絶対に直前に来いよ！その特殊な頭、１週間もキープ出来るのか！？」
柳「…あ、何も考えてなかったです。」
芳賀「バカ過ぎるだろお前！バカそうな髪型しやがって！」
柳「あなたがやったんじゃないですか！」
芳賀「お前が頼んできたんだろうが！」
柳「ありがとうございました～！」
芳賀「…ふぅ～…。しかし、そんな変なコンテストをやるのか…。まぁ、需要があるならそれに応えるのもやりがいはあるし…。実際、俺にこんな才能があったとはな…。…もっとやりたいな…。」
チリンチリンチリン
今藤「すみませ～ん。」
芳賀「いらっしゃいませ～！ドリンクバーはございませ～ん！お１人で変な髪型をご希望でしょうか？」
今藤「あ、そうです。」
芳賀「こちらのイスへどうぞ～！」
～２０分後～
芳賀「どうもありがとうございましたぁ～！…いやぁ～、パフェみたいな頭にするのがまさかの２０分で出来た…！楽し過ぎる…！もうアレだな…。今日は通常のカットは全部お断りしよう。時間の無駄だ。」
チリンチリンチリン
芳賀「いらっしゃいませ～！」
三上「あ、ここってドリンクバーあります？」
芳賀「今日は臨時休業なのでお帰り下さい！」
…はい、いかがでしたでしょうか？
芳賀を中心としたゴリゴリのコントネタでした！
三上…、出番がセリフ一言で申し訳ない…。笑
でも、オチを務めたし、伏線回収もしたしね！
「ツボに入って」ではないけど、４回目の「ドリンクバー」の話をされて臨時休業にしてしまうというのは冒頭の吉田の予言が半分当たってしまっているという。笑
今藤のセリフも少なかったけど、芳賀が生き生きしている様子がイメージして頂けていれば幸いです。笑
テキストコントってマジで難しいんだよね…。
このネタも絶対に演者が実際に披露してくれたら絶対に面白い自信があるんだけど、文章だけで読むと読み手側はイメージしにくいんだよね。
本当にこのシチュエーションネタを「面白い」と思って頂ける方は想像力が豊かな方で尊敬致します。
今回の『五人五色』は全て５人のネタを書いています。
５人のセリフを上手く回すとなると、どうしても芳賀のツッコミ…つまり笑いどころが減ってしまうのが道理です。
だから芳賀のメイン回くらいは…という事で、オールマンツーマン形式のネタにしました！
芳賀のツッコミ…、生き生きしていましたでしょう？
あ、そうそう！今回の『理容室』というネタもＫＳＫのフラストレーションから産み出たものなんです！
ＫＳＫは髪がクセ毛でして。髪を短く切られると収集つかなくなるくらい変な髪型になるんですよ。
だから、理容室に行く時は「前髪は残し目でお願いします。」って頼むんだけど、こっちの注文と裏腹に必ず短く切られるんですよ。
だからＫＳＫにとって理容室に行く事は、変な髪型にしてもらいに行く事と同義なんです。
家族にも髪を切りに行く事を「変な髪型にして来るわ。」って言って出て行くくらいなので。笑
んで、今回のコントライブの案を練っていた時に理容室に行ったらメッチャ混んでいてすごい待ったんですよ。
その時に「こんなに待たされてお金も払って、変な髪型にされるのか…。」って考えていたら、ネタのアイディアがポンッ！と浮かんで！
それが今回の「変な髪型にして下さい！」って客が言ってくる…というネタでした。笑
あの理容室にもコントネタで復讐してやったぞ。笑
さぁ、予告の動画を観て下さっていれば、次のネタのタイトルはお分かり頂けていると思いますが、果たしてどんな内容のネタなのか…！
明日をお楽しみに！
【シリーズ第１弾『FRIENDS』】
『FRIENDS』第１話はこちら！
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【シリーズ第２弾『FRIENDS２』】
『FRIENDS２』第１話はこちら！
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タフォーーー！！！