さぁ、有村架純が冬に春巻きを食べていたので、3時間説教した。夢から醒めた夢でございます。
今日は『FRIENDS3』第6話の公開日でございます!
嬉しいですね、皆さん!
ん~とね…、今回はちょっとお願いがあります。
アメンバーの皆様には是非とも変わらずコメントを頂きたいのですが…。
第6話を読み終わった時…、半分以上の方が全貌に気付いてしまうはずです。
逆に言えば、勘が鈍ければ第7話にどう繋がるのか分からない方もいるでしょう。
KSKの中で、『価値決めゲーム』は非常にお気に入りなゲームであり、是非皆様にはフラットに楽しんで頂きたい。
そこで、KSKからの今回限定のお願いというのが…、
今回のみ第7話を考察するコメントは控えて頂きたい…って事ですね。
もう…分かって当然なのよ。
第6話の最後まで読んだら、普通は全てが繋がるのよ。
何とかそうならないような繋ぎ方をしたかったのですが、物理的にそれは難しかったんですよ。
文字数だったり、表現だったり、色々な問題で。
…って事で、まぁ第6話の中身についてはガンガン触れて頂いて、あからさまに先の見えている第7話へのコメントはお控え下さい。
予測が出来ない方々の楽しみを奪わぬよう、お願い致します。
代わりと言っては何ですが…、『FRIENDS』シリーズ…、たくさんのキャラクターが登場していますね。
これまでの紆余曲折を踏まえて…、好きなキャラBEST5なんか教えて頂けると嬉しかったりします。
これについては、強制じゃないです!
もちろん、第6話の感想はしっかり書いて下さいね!
…さてさて…、現在H.S.S.Y.Yは『価値決めゲーム』の真っ只中でしたね。
その『価値決めゲーム』のルールがこちら!
会場図はこんな感じです!
このルールにもある通り、お互いの合意があれば、ゲームで使用する金銭の授受は可能。
そこで前回、柳が提案したのが…、5,000円を賭けた『取締りすごろく』です!
そのルールはこちら!
こんな直線に30マス並んだマップを使用するんですね。
そのマップにはお互いに3ヶ所に警察のマスを設定し、2~5マス進んだ時に警察のマスを通過したら、速度違反でゲームオーバーになる すごろくゲームでございました。
しかし、このゲームに名乗りを上げたのは、あの人物で…!?
…っていうのが、前回までのあらすじですね。
しかし、百聞は一見に如かず。
ご自分の目で、しっかり復習して下さい!
『FRIENDS3』第1話はこちら!
FRIENDS3 第1話 | 夢から醒めた夢 (ameblo.jp)
『FRIENDS3』第2話はこちら!
FRIENDS3 第2話 | 夢から醒めた夢 (ameblo.jp)
『FRIENDS3』第3話はこちら!
FRIENDS3 第3話 | 夢から醒めた夢 (ameblo.jp)
『FRIENDS3』第4話はこちら!
FRIENDS3 第4話 | 夢から醒めた夢 (ameblo.jp)
『FRIENDS3』第5話はこちら!
FRIENDS3 第5話 | 夢から醒めた夢 (ameblo.jp)
…大丈夫ですか?
それでは、驚愕の第6話…、スタートです!
~米沢チームの部屋~
樫元「私なら このゲーム…確実に勝てるよ。」
米沢「信じられるかい アホンダラ!この『取締りすごろく』に確実に勝つ方法なんて…!」
樫元「勝てるんだよ…。何しろ私は占い師だからねぇ…!」
米沢「!?」
樫元「隠して配置されている警察のマスなんぞ、占いで簡単に把握出来る。」
今藤「このゲームで樫元が出てくるなんて…!大丈夫なの柳!?」
柳「…え…、マジでやんの…?」
今藤「…柳…?」
武田「ぷっ…あはははは!おいおい柳!露骨に戸惑ってるじゃねぇか!そうだよなぁ、この手のゲームで占いなんか使われたら 一巻の終わりだもんなぁ!」
柳「…。」
武田「おい米沢社長、ここはこのジイさんに任せようぜ!」
米沢「…お、おぅ…。せやな…。」
樫元「それでは、早速始めようか。」
柳「…。」
三上「修斗くん…。」
柳「…何だ?」
三上「修斗くんの事…信じてるから…!」
柳「…あぁ…。」
吉田「樫元がプレイヤーに決まってから、柳の自信が急激に無くなった…。」
今藤「そりゃそうでしょ…。このゲームで占いなんて、勝ちが確定してるようなものだもん…。」
芳賀「そして何より…、樫元は思考が読めなさ過ぎる…。」
ディーラー「柳様。ご着席下さい。」
柳「…。」
樫元「柳くん…。君じゃ私には勝てないよ。」
柳「…その言葉…、そっくりそのままお前に返すよ樫元。」
樫元「…。」
柳「だってお前は占い師なんかじゃなく…、ただのペテン師だからな。」
樫元「…ゲームが始まればすぐに分かるよ柳くん。最初の1ターン目でどちらが勝つかハッキリ分かる。」
柳「…。」
ディーラー「それでは1から30までのマスのうち、警察を配置するマス3ヶ所に印をつけて下さい。」
樫元「ここと、ここと…ここでいいだろう。」
武田「おぉ、ジイさん 良い手だぜ。」
柳「ここと…ここと…ここだな…。」
芳賀「柳が配置したのは15マス目と20マス目と25マス目…。」
今藤「配置的にはどうなんだろう…?」
三上「最大の5マスずつ進んだ時に確実に逮捕出来るし、前半で修斗くんがリードを取る事が出来れば、相手が焦って後半で速度違反を犯すかも…。もし、そうなれば…!」
吉田「なるほど!さすが柳!」
ディーラー「それでは、先攻・後攻を決めます。」
樫元「私は後攻で構わないよ。」
柳「!?」
今藤「どういう事…!?」
樫元「私は先攻・後攻 関係無く勝つ。だから先攻は柳くんに譲る。それだけだよ。」
ディーラー「いかが致しますか?」
柳「…じゃあ…先攻で…。」
ディーラー「それでは『取締りすごろく』スタートです。」
吉田「始まった…!」
ディーラー「先攻の柳様。1ターン目は何マス進めますか?」
吉田「柳!前半でリードだぞ!前半でリードを取れば勝てるぞ!」
柳「…1マス進んで、1マス目まで。」
吉田「…はぁ!?何ゆっくり進んでんの!?」
三上「多分 修斗くんはウチらの命を背負っているから慎重になってるんじゃないかな…。」
芳賀「確かに…。このゲームは速度違反一発で負けが決まるからな…。」
ディーラー「後攻の樫元様。1ターン目は何マス進めますか?」
樫元「5マス進んで、5マス目まで。」
今藤「うわっ!」
武田「おい、ジイさん!度胸あんじゃねぇか!そういうの嫌いじゃないぜ!」
樫元「「度胸」…?ふざけた事を…。」
武田「あん!?」
樫元「言っただろう…。「占いで警察の配置されているマスが分かる」と…。」
柳「…。」
吉田「マジかよ…!」
樫元「柳くん…。君にもゲーム前に言ったが…、この1ターン目で格付けは完了した。君はもう…私には追いつけないよ。」
柳「…。」
三上「…修斗くん…大丈夫…?」
今藤「何で言い返さないの!?何か策があるんでしょ!?」
吉田「いつものお決まりの「負けているフリ」だろ!?なぁ、柳!」
柳「…。」
ディーラー「先攻の柳様。2ターン目は何マス進めますか?」
柳「…1マス進んで、2マス目まで…。」
吉田「おい柳!いい加減にしろ!」
今藤「このままじゃ負けちゃうって!」
柳「…。」
ディーラー「後攻の樫元様。2ターン目は何マス進めますか?」
樫元「5マス進んで、10マス目まで。」
吉田「いやいやいや!大幅リード取られてんの こっちじゃん!ヤバいって!ねぇ、芳賀ヤバくない!?俺ヤバいと思うんだよね!…え、ヤバいよね?」
芳賀「うるせぇな!短い間に何回「ヤバい」って言ってんだよ!」
吉田「ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい!」
芳賀「バグってんじゃねぇよ!ちょっと黙ってて!?」
ディーラー「先攻の柳様。3ターン目は何マス進めますか?」
柳「…1マス進んで、3マス目まで…。」
吉田「もう柳、プレイヤー代われ!ここからは俺がやる!」
三上「吉田くん!修斗くんを信じよう!今までどんな状況も乗り越えてきたじゃん!」
吉田「それでも このリード差は…。」
芳賀「柳はもしかして…、ただただ相手の速度違反を狙ってる…?」
吉田「…どういう事…?」
芳賀「樫元は「占いの力を使う」事を宣言している。そこまでやるからには完全勝利が求められる。つまり、樫元は最短のターン数で勝利する事が求められるから、樫元なりに密かに焦っていて…、柳はそこの隙を突こうとしてるんじゃないか…?」
吉田「…え、日本語で言ってもらっていい?」
芳賀「日本語で言ってたわ!逆に何語に聞こえたんだよ!」
吉田「ゾンジョラ語とか…?」
芳賀「何だよ「ゾンジョラ語」って!どこの国で使われてる言語だよ!」
吉田「タナジョビラ・カンツェマルラ共和国とか…その辺?」
芳賀「何その国!?どこにある国だよ!」
吉田「ミョイミョイ大陸のフガシッチャ王国とビヨンダルン諸島の間にある国だよ。」
芳賀「どこの大陸にある どことどこの間の国だよ!それぞれどこにあるんだよ!聞けば聞くほど謎が深まってんだよ!」
吉田「ビヨンダルン諸島は…」
芳賀「んで、「ビヨンダルン諸島」って何だよ!ヨレヨレのTシャツみたいな名前!」
三上「ちょっと!話がすごいズレてるけど!」
芳賀「あ、悪い…。」
今藤「まぁ、確かに…。完全勝利させるプレッシャーをかけた上で、相手の隙を突くっていうのは、柳がやりそうな作戦かもね…。」
吉田「…って事は、柳は樫元のマップの15マス目・20マス目・25マス目に警察を配置しているから…、余裕を見せた樫元が次のターンでゲームオーバーになる可能性があるって事か…!」
ディーラー「後攻の樫元様。3ターン目は何マス進めますか?」
樫元「…4マス進んで、14マス目まで。」
柳「!?」
吉田「読まれてる!?」
柳「…。」
樫元「おやおや、柳くん…。顔が青ざめているよ?言っただろう。私には占いによって、警察が配置されているマスが分かっている…と。」
柳「そんな事 出来る訳無い!!」
樫元「15マス目と20マス目と25マス目。」
柳「!?」
樫元「この3ヶ所に警察を配置したのだろう?」
柳「…。」
吉田「完全にバレてる…!もう終わりだぁ~っ!」
今藤「これは さすがに…。」
三上「修斗くん…。」
田畑「あ~あ。図星っぽいし、勝負は決まったねぇ~。ロビーにドリンク取りに行こうかなぁ~。」
米沢「おっ、俺のも頼むわ。」
田畑「はい はぁ~い。」
柳「ふふっ…。いいのか、田畑?樫元が負ける瞬間を自分の目で見なくて。」
田畑「…どういう事ぉ~?この状況、どう見ても負けるのは柳くん…、君じゃん。」
柳「いいや。負けるのは樫元だよ。」
樫元「…。」
今藤「…どういう事…?」
柳「おい樫元。お前はこの『取締りすごろく』で”占い”なんていうチート級の能力を使っているよな?そこまでやったからには…、お前は最短のターン数で完全勝利する必要がある。」
芳賀「あ…、やっぱり俺が予想した通り…?」
樫元「出来るよ。最短のターン数での完全勝利…。」
柳「出来る訳無いんだよ。だって俺は…15マス目・20マス目・25マス目に警察は配置していないからな。」
吉田「…え!?」
芳賀「こいつ…ハッタリかましやがった!」
今藤「ウチらは、その3ヶ所が書かれた紙をディーラーに渡すところまで見てるから…。」
三上「警察の配置は間違いなく15マス目・20マス目・25マス目…。」
樫元「苦し紛れのハッタリはやめた方がいい…。君は自ら格を落としている…。」
柳「「ハッタリ」…?そんなくだらない事する訳ないだろ。お前は自分の占いが外れたなんて信じたくないんだろうが…。」
樫元「私の占いは…外れてなんかいないよ。」
柳「だったら最短のターン数で勝ってみろよ。お前は必ず…速度違反でゲームオーバーになる。」
樫元「…私の占いに狂いは無い。そんなハッタリで私を騙す事なんて出来ないよ。」
柳「…ハァ…。」
芳賀「あっ、こいつ今 溜息ついた!ハッタリ!?やっぱりハッタリなのか!?」
ディーラー「先攻の柳様。4ターン目は何マス進めますか?」
柳「1マス進んで、4マス目まで。」
芳賀「柳…。もう さすがにお前が何考えてんのか分かんないよ…。」
ディーラー「後攻の樫元様。4ターン目は何マス進めますか?」
樫元「1マス進んで、15マス目まで。」
今藤「柳は15マス目に警察を配置してるから、ここは1マスのみ進めるのが当然…。」
ディーラー「先攻の柳様。5ターン目は何マス進めますか?」
柳「1マス進んで、5マス目まで。」
武田「くっくっくっ…!」
米沢「俺らの勝ちや…!」
田畑「じゃあ やっぱりロビーにドリンク取りに行ってくるよぉ~。」
柳「まぁ見てろって田畑。必ず俺が勝つから。」
樫元「まだそんな事を…。」
柳「お前は自分の占いを信じてればいいだろ。みんなの前でハッキリと「15マス目と20マス目と25マス目に警察が配置されている」と言ってしまったお前はもう後に引けないんだろう。自分の占いを否定する事になるからな。」
田畑「じゃあ…、ゲーム終了まで見てるよぉ…。」
柳「…それでいい。」
ディーラー「後攻の樫元様。5ターン目は何マス進めますか?」
樫元「4マス進んで、19マス目まで。」
吉田「4マスも進んだ!?」
今藤「柳の言っている事がもしハッタリじゃなかったら…!?」
芳賀「俺達の勝ちが決まる…!?」
ディーラー「…。」
芳賀「速度違反じゃ…ない…?」
樫元「…ハッタリ確定…って事でいいかな?柳くん。」
柳「…16~19マス目には警察を配置していなかっただけだ…。」
樫元「見苦しいぞ柳くん。負ける時も美しく…。本当に賢いのなら、そうありなさい。」
柳「…。」
ディーラー「先攻の柳様。6ターン目は何マス進めますか?」
柳「1マス進んで、6マス目まで。」
吉田「柳…、負けるって…!」
ディーラー「後攻の樫元様。6ターン目は何マス進めますか?」
樫元「1マス進んで、20マス目まで。」
柳「…。」
三上「修斗くん…。」
ディーラー「先攻の柳様。7ターン目は何マス進めますか?」
柳「1マス進んで、7マス目まで。」
吉田「もう無理だ…。どうせ負けて死ぬなら…自分で死んでやるっ…!」
芳賀「ちょっ…落ち着けって!早まるな!」
吉田「じゃあお前が代わりに死んでくれよ!」
芳賀「何でだよ!そういう話になるなら お前が死ねよ!」
三上「ねぇ!修斗くんを信じようって!」
芳賀「…でも、さすがに…。」
ディーラー「後攻の樫元様。7ターン目は何マス進めますか?」
樫元「4マス進んで、24マス目まで。」
今藤「もし、この中に警察が配置されていれば…!
吉田「頼む…!」
ディーラー「…。」
吉田「ちくしょぉ~っ!ダメかよっ!」
ディーラー「先攻の柳様。8ターン目は何マス進めますか?」
柳「1マス進んで、8マス目まで。」
芳賀「柳…。」
ディーラー「後攻の樫元様。8ターン目は何マス進めますか?」
樫元「1マス進んで、25マス目まで。」
米沢「柳…お前の仕掛けた警察のマスは全て通過した…!お前のハッタリは無駄やったっちゅう事や!」
柳「無駄じゃないよ。」
米沢「あん?」
柳「このゲームが始まってから、今この瞬間まで お前らは…完璧に俺の思い通りに動いてるからな。」
樫元「…。」
柳「樫元の言う通り、俺が配置した警察は15マス目・20マス目・25マス目だ。俺が言い続けてきた事は全部嘘だ。」
樫元「ほらな…。やはり私の占いは当たっていたか。」
柳「あぁ…。内心焦ったよ…。あんなに完璧に言い当てられるなんて…。占いって本当にあるんだな…。」
樫元「ようやく信じてくれたか。」
柳「そうだな樫元。…でも、最後の最後…本当に勝つのは…俺だ。」
樫元「…。」
武田「あいつはずっと何を言ってるんだ?ずっとハッタリを続けておいて 今になって嘘を認めて、それでいて「最後に勝つ」って…!」
ディーラー「先攻の柳様。9ターン目は何マス進めますか?」
柳「1マス進んで、9マス目まで。」
武田「何だ!?分からねぇ!こいつの狙いは何だ!?とても負けが確定している人間の落ち着きじゃない…!本当に何か秘策が…?でも一体どんな…!?」
ディーラー「後攻の樫元様。9ターン目は何マス進めますか?」
樫元「これで終わりだ 柳くん。」
柳「…。」
樫元「5マス進んで、30マス目まで。」
武田「あいつの秘策…「最短でゴール」…はっ!おい、ジイさん!今の取り消せ!」
樫元「…?…何を言ってる?」
武田「これは罠だ!」
樫元「…落ち着いて話してもらおうか。」
武田「柳はジイさんが25マス目に到達したタイミングで全てのハッタリを認めた!それって26~29マス目のどこかに本当の警察のマスがあるからじゃねぇのか!安心させて油断した最後のタイミングで沈めにきてるんだ!」
樫元「…何を言い出すかと思えば…。」
武田「その証拠に、柳は「占いを使ったからには最短のターン数での完全勝利が求められる」って煽った!それは占いで導き出された最後のマス…25マス目以降で逮捕する事を狙っていたからだ!ジイさん!あんたの占いは外れていたんだよ!」
樫元「私の占いは外れてなどいない。」
武田「おい、ジイさん!」
柳「…。」
武田「ディーラー!」今のコールは取り消しだ!」
ディーラー「相手方の承認があれば、コールの取り消しは可能です。」
武田「取り消しだ!柳!いいだろ!?」
柳「あぁ…もちろん………ダメだ。」
武田「ぐっ…!」
芳賀「えっ!?」
吉田「それって…!」
米沢「武田が言った事…図星っちゅう事か!?」
柳「そろそろ決着をつけようじゃねぇか。」
ディーラー「樫元様は5マス進めました。」
武田「く…っ。逮捕か…ゴールか…!」
米沢「どうなんねん…!どうなんねん これ…!」
田畑「どっちが…勝つのかなぁ~?」
樫元「…。」
ディーラー「よって、樫元様は…」
吉田「頼む…!」
三上「お願いします…!」
今藤「柳…!」
芳賀「…どっちだ…!」
柳「…。」
ディーラー「ゴール。よって この『取締りすごろく』…、樫元様の勝利です。」
武田「え…。」
三上「嘘…。」
今藤「柳が負けた…?それも最短のターン数で…!」
米沢「よっしゃあ~!見たか柳!お前の負け決定ぇ~っ!」
樫元「私の言った通りだっただろう?」
武田「おぅ!さすがジイさん!あんたを信じて良かったぜ!」
芳賀「最後全力で疑ってたろ!」
武田「よし、柳。約束だ、5,000円よこせ。」
柳「…ほらよ。」
武田「よっしゃ~!5,000円札ゲットぉ~!米沢社長、これで俺達は15,000円!柳達は5,000円だ!」
芳賀「…え、柳どうして今…?」
柳「黙ってろ。」
芳賀「え、だって…え?」
柳「お前の疑問はすぐに解消される。」
芳賀「あ、そう…。え、でも…え?」
吉田「柳!もう1戦!もう1戦ギャンブルをやって金を取り返そう!」
柳「もう無理だ…。『価値決めゲーム』終了まであと5分しか無い…。」
吉田「5分でも簡単なギャンブルなら出来るって!」
柳「無理だよ。そもそも米沢チームはもう1戦ギャンブルをやるメリットが無い…。」
米沢「その通り!俺らはこのまま勝ち確定や!ロビーにあるATMで両替して勝利!」
田畑「15,000円もあったら、どんな組み合わせにしても勝てるねぇ~!」
武田「残り5分しか無いし、さっさとATMに行こうぜ!」
吉田「負けた…。やまみ小学校に閉じ込められて爆死…。」
三上「修斗くん…。」
柳「…俺らもATMに行こう。」
芳賀「無駄だろ…。俺達の所持金が5,000円なのに対して、相手は15,000円も持ってるんだから、どんな組み合わせにしたって…。」
柳「両替は…しない。」
芳賀「…は?」
~ロビー~
米沢「な…なんじゃこりゃあ~っ!?」
今藤「何これ!?」
吉田「ATMが…!」
武田「壊れてやがる…!」
芳賀「え…、マジ…?」
…はい、第6話はここまで!
いやぁ…、樫元にブチのめされました、柳…。
第1話から安直な釣り餌に引っ掛かった皆様…、乙でございます。
KSKがそんな簡単な仕掛けをする訳がなかろうが。
…しかし、何とも恐ろしい事が起きてしまいましたね…。
いやいや…。
…もう分かるよね?
もう『価値決めゲーム』の全てが分かったよね、皆さん?
いい、いい!
書かなくていいぜ、書かなくていいのさ!
この発想に辿り着くには、なかなかの発想力が必要になるはずなんだけど、構成上どうしてもここで切らなければならなかったため、先が読めてしまうのが残念だ…。
…って事で、皆さん!
冒頭にも書きましたが…、今回書いて頂くコメントは…、第7話に触れるようなコメントはご遠慮下さい。
すみませんねぇ…、どうしても出来なかったんですよ、この切り方しか…。
第6話へのコメントはバンバン書いて頂いて、あとこれも冒頭に書きましたが、『FRIENDS』シリーズを通しての好きなキャラBEST5なんかも書いて頂けると嬉しいです!
まぁ…、あの…コメントの内容についてはそれぞれにお任せします。笑
いやぁ~…、次回の第7話を本当は来週やろうと思っていたのですが、思いっきり正月だし、やめておいた方がいいね。笑
さてさて、、、次回は『価値決めゲーム』が決着します!
この状況…、一体どういう事なのか…?
第7話が気になるかと思いますので、予告編をどうぞ!
今藤「何これ!?」
吉田「ATMが…!」
武田「壊れてやがる…!」
米沢「おい、ディーラー!何でATM壊れとんねん!これじゃ両替出来へんやないか!」
柳「正直に答えろ。」
田畑「…気付いてたんだぁ~?」
米沢「…早ぅ言え…!」
田畑「…!」
三上「最低です…田畑さん…。」
-ゲーム終了直前にとんでもない展開!一体 何が起きた!?-
柳「芳賀。俺がさっきギャンブルの賭け金を支払った時、お前は何かに気付いたよな?それを今この場で言ってみろ。」
芳賀「はぁ!?嘘だろ!?」
柳「おい米沢。10,000円を硬貨に両替した時の必勝パターンを知ってるか?」
米沢「あぁ…。全ての硬貨を15枚ずつ…やろ?」
柳「俺の仲間も知らない事だらけだろうから、本当の最初の最初から説明してやるよ。」
今藤「柳のこれまでの全ての行動に意味があったんだ…!」
米沢「こいつ…!何から何まで…!」
-柳が明かす『価値決めゲーム』の全貌!あなたは全てを見抜けたか?-
吉田「俺もそこが分からないんだよ柳。教えてくれよ。」
ディーラー「制限時間となりました。『価値決めゲーム』終了です。」
今藤「負けたら…爆死…。」
三上「…やだ…。そんなの…。」
今藤「結衣…。」
三上「何も考えずにただ笑い合っていた…あの頃に戻りたい…。」
桐山「柳くん…。君はやっぱり…つまらない。」
-『価値決めゲーム』遂に決着!激闘の結末は…!?-
芳賀「謝れよ!今 持ちネタやっていい状況じゃねぇだろ!」
芳賀「ちょっ…柳…!一応 目上の人間だから…!」
芳賀「ちょっ…何でだよ!何で脳内を音速でソフトクリームに戻せるんだよ!んで、どうしてそんなにリラックス出来んの!?」
芳賀「4年前にも言ったけど、「一石一鳥」なんて言葉ねぇよ!」
芳賀「ツッコミは頼まれなくてもやるんだよ!…っていうか、この状況でツッコミを依頼すんな!」
-芳賀のツッコミも健在!-
樫元「言っただろう…。私の占いに狂いは無い。」
桐山「それじゃ、行こうか。君達の”最期の場所”へ。」
芳賀「…リュウを殺した田畑が逮捕されて、横宮さんを自殺に追い込んだ米沢社長を吊るし上げて、ダークレイクの武田を逮捕して、MAGICの3人の心を入れ替えさせた…。…え、この中の何が違う話なの!?どれが違っても信じられないよ!?」
柳「信じるとか信じないとか以前に…、俺達はそもそも根本的に間違っていた事があるんだ…。…あっただろ…俺達が勝手に想像を事実化した”不確定要素”が…。」
-そろそろお気付きだろうか…?あなたが騙されている事実に…!新たな展開にご注目!-
タフォーーー!!!