FRIENDS 第6話 | 夢から醒めた夢

夢から醒めた夢

ありそうで無いコントのような物語『シチュエーションネタ』を中心に更新しています!
是非読んで下さい♪

 

 

 

 

 

 

さぁ、新垣結衣の耳元で絶叫する。夢から醒めた夢でございます。

 

 

 

 

本日は遂に最終回となる『FRIENDS』第6話の公開日です!

 

橋本先生が語る14年前の犯人の名前とは!?

第1話を読んでいた頃には想像がつかなかったであろう意外なラストで、あなたをおもてなしします!

 

 

第6話を読むにあたって…

第1話から第5話まで、改めて復習の上、読んで頂けると内容がより分かると思いますので、是非お願い致します!

 

 

 

『FRIENDS』第1話はこちら!

FRIENDS 第1話 | 夢から醒めた夢 (ameblo.jp)

 

 

『FRIENDS』第2話はこちら!

FRIENDS 第2話 | 夢から醒めた夢 (ameblo.jp)

 

 

『FRIENDS』第3話はこちら!

FRIENDS 第3話 | 夢から醒めた夢 (ameblo.jp)

 

 

『FRIENDS』第4話はこちら!

FRIENDS 第4話 | 夢から醒めた夢 (ameblo.jp)

 

 

『FRIENDS』第5話はこちら!

FRIENDS 第5話 | 夢から醒めた夢 (ameblo.jp)

 

 

 

 

…復習は済みましたか?

 

それでは、『FRIENDS』第6話、スタートです!

 

 

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橋本先生「三上さんの私物を盗み、リュウ君を殺害した一連の犯人。その名前は…田畑 光明だ。」

 

吉田「え?」

 

柳「…。」

 

今藤「…誰?」

 

芳賀「…っていうか、また田畑かよ!今日だけでどんだけ田畑出てくんだよ!」

 

吉田「…いや、田畑ってもしかして…、さっきの記者なんじゃないか?」

 

柳「…そっか…。なるほどな…。だからここに…。」

 

芳賀「え、どういう事?」

 

柳「犯人は必ず現場に戻って来るって言うだろ。」

 

芳賀「うん…。え、それが何?」

 

柳「だから、田畑がこの学校で自分の事がどれだけバレてるかを記者に扮して調べに来たって事だろ。そのくらい自分で理解しろよバカタレが。」

 

芳賀「言い過ぎだろ!」

 

柳「お前のそういうとこホント無理だわ。」

 

芳賀「言い過ぎだっつってんだよ!」

 

柳「いつまで人間でいるつもりだ。」

 

芳賀「そこまで否定されなきゃダメ!?俺そんなにダメ!?」

 

柳「次 生まれて来る時はパセリに生まれて来い!」

 

芳賀「誰にもありがたがられず捨てられる運命!何で来世まで決められなきゃなんねぇんだよ!」

 

吉田「でも、その可能性は高いかもしれない。田畑は自分でこの事件の事を聞いてきたんだ!」

 

柳「うるせぇな 黙ってろ。」

 

芳賀「ひでぇな!何で仲間にそんなに厳しいんだよ!」

 

柳「おい、芳賀。何も俺がただイライラしているだけで お前らにこんなひどい事を言っていると思ってほしくないな。」

 

芳賀「…え…、何か考えがあるのか!?」

 

柳「あ、いや、思ってほしくないなって…。」

 

芳賀「思ってほしくないだけ!?無理だよ それは!あんだけの言葉ぶつけてんだから!」

 

橋本先生「はっはっは。微笑ましいねぇ。」

 

芳賀「怒れよ!教え子が教え子の来世決めちゃってんだぞ!」

 

橋本先生「しかし、君達の推測もあながち間違いではないかもしれない。君達が小学4年生で10歳の頃、田畑は24歳だった。今 君達が24歳という事は、田畑は38歳くらいだろう。その記者というのは、そのくらいの年代だったかい?」

 

吉田「確か…、そのくらいでした!」

 

芳賀「ほぼ確定か…!」

 

横宮「でも、その記者がまだここにいるなら探して捕まえた方がいいんじゃない?」

 

柳「いや、探す必要は無い。」

 

横宮「え?」

 

柳「田畑だ。」

 

田畑「真実に辿り着いたみたいだねぇ~!」

 

芳賀「何だそのキモい喋り方は!」

 

横宮「…この人だ…!リュウを殺した男…!14年経った今でも面影がある…。」

 

グ~…ゴロゴロ…

 

今藤「痛たたたた!お腹痛い!やばいやばい!」

 

芳賀「どうした!?大丈夫か!?」

 

今藤「来る時にソフトクリームを食べ過ぎたのが悪かったかも…。ちょっとウンコしてくる!」

 

芳賀「ハッキリ言うな!もうちょっと濁せよ!」

 

今藤「濁ったウンコしてくる!」

 

芳賀「そういう事じゃねぇんだよ!汚ねぇんだよ!」

 

柳「…。」

 

芳賀「どうした、柳?」

 

柳「…トークタイムだ。」

 

芳賀「は?何言ってんの?」

 

柳「田畑…。お前が14年前 何をしたかを俺達は全部知ってる。」

 

田畑「そうだねぇ。分かってるよぉ~?君達が何を知っているかも俺は全て知っているよぉ~!」

 

吉田「どういう事だ!」

 

田畑「あ!三上結衣ちゃん!大人になったねぇ~!大人になった結衣ちゃんも可愛いよぉ~!」

 

三上「…。」

 

田畑「こっちおいで。恐くないよぉ~。抱きしめてあげる。」

 

柳「てめぇ…。」

 

田畑「ん?あぁ…2人は両想いだったんだっけ?田畑クラスにもなるとリアルタイムの新情報まで把握してるよぉ~。」

 

芳賀「「田畑クラス」って何だよ!」

 

横宮「リュウは…。リュウは本当に死んだんですか!?」

 

田畑「ん?君は?」

 

横宮「…え?覚えてないんですか…?」

 

田畑「…ん…。…え、誰?」

 

横宮「…え、あなたがリュウを殺した時に一緒にいた女です!」

 

田畑「女?…女…。あ!あぁ!…あ、え?バナナマン日村じゃなくて!?」

 

芳賀「ひでぇな!横宮さん そこまでブスじゃねぇよ!」

 

田畑「じゃあ日村はブスってか!」

 

芳賀「日村はブスだよ!」

 

柳「なぁ、田畑。」

 

田畑「「田畑編集長」と呼べ。」

 

芳賀「お前ただの記者だろ!…っていうか、犯罪者だろ!」

 

柳「田畑…、俺とゲームをしないか?」

 

田畑「…ゲーム…?」

 

柳「あぁ。「30を言ったら負け」のゲームだ。これならお前は…」

 

田畑「やらない。」

 

柳「…は?」

 

田畑「やらないよ。」

 

柳「…何で?」

 

田畑「俺、数字アレルギーなんだよ。」

 

芳賀「知らねぇよ!何だ「数字アレルギー」って!今までどうやって生きてきたんだよ!」

 

田畑「いや、マジで。マジな話だから。」

 

芳賀「あっそう!可哀想だな お前!」

 

田畑「まっ、俺が毎回先攻でいいなら考えなくはないが…。」

 

柳「…やっぱりな。」

 

三上「…どうしたの?」

 

柳「吉田、この学校に来てすぐに田畑から取材受けたよな。その時、何か貰わなかったか?」

 

吉田「ん?あぁ、もらったよボールペン。記念品だってさ。」

 

柳「見せてみろ。」

 

吉田「喜んで。」

 

芳賀「何で喜んだんだよ!」

 

柳「予想通り…ボールペン型の盗聴器だ。」

 

芳賀「盗聴器!?」

 

柳「おかしいと思ったんだよ。知っている情報がリアルタイム過ぎる。30ゲームも必勝法を盗聴していたから乗ってこなかったんだろ?」

 

田畑「その通り!正解だよぉ~!しかも、録音もさせてもらってま~す!」

 

柳「どうして吉田に目をつけた?吉田を盗聴してお前に何のメリットがあった?」

 

田畑「俺が今日ここに来たのは、三上結衣ちゃんに会うためだ。結衣ちゃんがここに来るのはある筋から情報で聞いていた。」

 

芳賀「「ある筋」…?」

 

田畑「校内で結衣ちゃんを探していたら君達4人が現れた。会話の中に「結衣」というワードが出てきたから、この後 合流すると踏んで君達をマークしていた。すると今度は「田畑」というワードが出てきた。あの事件を探っているのかと思って焦ったよ。だから俺は君達に接触したんだ。」

 

芳賀「俺達は最初から目をつけられていたのか…。」

 

吉田「「田畑」って言っても、別の田畑の話だったのにな。」

 

田畑「俺は4人に話を聞きたかったんだ。なのに、このキモい奴1人残して全員先に行きやがって…。」

 

芳賀「それはこいつが「俺に任せろ」って言うから!」

 

田畑「それに何だよ「イグアナ」とか「パンを丸飲みする男」とか!あんなもんどうやって記事にしたらいいんだよ!」

 

芳賀「正論過ぎる!」

 

吉田「…待てよ?俺達が「田畑」ってワードを連発してたから取材の時に「この学校で起きた事件について知ってますか?」って聞いてきたのか!」

 

田畑「それもあるし、君との会話に生産性を感じなかったから話題を変えたかったんだよ!」

 

吉田「えっと…これは…褒められてる?」

 

芳賀「逆に何で褒められてると思った!?」

 

柳「皮肉なもんだな。お前が敏感に反応した「田畑」。これはお前の事じゃなく、お前が殺した少年の名前だったんだよ。」

 

田畑「ふふふ。そうだね。あのガキ、俺と同じ苗字だったんだな。」

 

柳「真実を話せよ。14年前、お前は何をした?」

 

田畑「ほとんどそこの教師が言った通りだ。警察よりもよっぽど内容を理解出来てるよ。」

 

橋本先生「えっへん!」

 

芳賀「「えっへん!」じゃねぇよ!14年前に動いていれば とっくに逮捕されてたんだよ!」

 

横宮「最初から殺すつもりだったんじゃないの…?」

 

田畑「それについても、そこの教師の言った通りだ。あの日は純粋に結衣ちゃんの物が入荷されてるかと思って物色しに侵入しただけだったんだ。」

 

芳賀「「純粋に」の使い方間違ってんだよ!純粋にやる行為じゃねぇだろ!あと「入荷」って言うな!」

 

田畑「でも、お前らは肝試し中だったんだな。校内が真っ暗だったから安心して入ったのに2人に遭遇してしまった。」

 

三上「それが…リュウと愛…。」

 

田畑「「声を出すな」って言ったのに大声を出しやがったあのガキをナイフで刺してやった。万が一のために所持していたナイフが役に立ったよ。」

 

横宮「その後、リュウを担いで行きましたよね!?リュウはどうなったんですか!?」

 

田畑「ん?どうしたっけ?あぁ、思い出した!あの後もあのガキ若干息をしていたからねぇ~、山奥に生き埋めにしてあげたよぉ~!」

 

横宮「!?…あ…あぁぁ~っ!」

 

三上「酷い…。酷過ぎる…。」

 

田畑「違っ…、結衣ちゃん、アレだよ!?埋めたは埋めたけど、生きたまま埋めたから、まだ生きてるかもしれないよ!?」

 

芳賀「そんな訳ねぇだろ!14年経ってんだぞ!」

 

田畑「それよりも結衣ちゃん、俺が吉田とやらに盗聴器を持たせたのは、事件の把握程度を知るのと同時に結衣ちゃんの声を録音して毎晩聴くためでもある一石二鳥のアイディアなんだよぉ~?」

 

芳賀「お前ホント ちゃんとキモいな!」

 

田畑「結衣ちゃんの声を録れないと一石一鳥になっちゃうよぉ~。」

 

芳賀「何だよ「一石一鳥」って!ねぇよ そんな言葉!」

 

田畑「あったらどうする!」

 

芳賀「ねぇんだよ!」

 

ウーウーウー!

 

田畑「!? 何だ!?」

 

柳「今藤だ。」

 

芳賀「今藤…?あ、そういえば あいつ「ウンコする」って言って…。」

 

今藤「上手くいった?」

 

柳「おぉ、サンキュー。バッチリだったよ。」

 

田畑「何だ!?何が起きてる!?」

 

柳「今藤がトイレに走る前、腹が鳴ったのを覚えてるか?」

 

田畑「あぁ…。「グ~…ゴロゴロ…」ってヤバい音してたな。」

 

柳「あれはスマホでダウンロードしてあったサウンドなんだよ。」

 

今藤「ウチはその音を流しながら柳にサウンドの画面を見せた。」

 

柳「嘘をついてトイレに走る今藤がやろうとしている事は一つ。警察への通報だ。だからパトカーが来るまで、俺達がお前を足止めしておく必要があったんだ。」

 

芳賀「だから「トークタイム」とか言ってたのか…!?」

 

柳「しかし、話しているうちにある事が分かる。お前が俺達の会話を盗聴し、しかもそれを録音しているという事。それはきっと今この瞬間も変わらない。だから俺はその状況でお前の口から事件の全貌を引き出す事にした。」

 

田畑「!?」

 

柳「そしたらバカなお前が想像以上に簡単に全てを話してくれて助かったよ。」

 

田畑「ふっ、ふふふ…!そんなことしてどうする?メモリー自体は俺が持ってるんだぞ!お前らの手には渡らない!」

 

柳「本当にバカだな お前は。」

 

田畑「…は…?」

 

柳「警察はもうすぐそこまで来てるんだぞ?お前は捕まるんだ。盗聴を録音した機器を所持した状態でな。」

 

田畑「…あ!」

 

柳「お前の身体からそんな物が出てきたら警察は当然調べる。そこには14年前の事件の全てが記録されている。自白以上の証拠だ。終わったな…田畑…。」

 

田畑「そんな物…消せばいいだけだぁ~っ!」

 

警察「容疑者確認!確保ぉ~っ!」

 

田畑「…!?」

 

今藤「おぉ…!」

 

芳賀「柳すげぇっ!完璧に田畑を捕まえた!」

 

柳「今藤のおかげだよ。あの機転はすごかった。」

 

芳賀「でも今藤、通報するにしては 戻って来るの遅くなかった?」

 

今藤「あぁ、ウンコもしてたから。」

 

芳賀「ウンコもしてたんかい!…っていうか、一応女子なんだから「ウンコ」って言うのやめろよ!」

 

田畑「離せっ、離せぇ~っ!」

 

柳「刑務所でしっかり罪を償え。天国のリュウが許してくれるまでな。」

 

田畑「最後に…最後に言わせてくれ…!結衣ちゃん!」

 

三上「いやっ!」

 

柳「…三上に触るな…。」

 

田畑「本当に君の事が好きだった…!君が小学生の頃から…そして今でも君が好きだ!これから長く刑務所に入るけど、今後刑務所を出た時、俺と付き合ってくれませんか!」

 

三上「ごめんなさい。」

 

田畑「えぇ!?」

 

芳賀「「えぇ!?」じゃねぇよ!何でフルMAXで驚いてんだよ!犯罪者と付き合う訳ねぇだろ!」

 

田畑「うっ…。ちょっと言い過ぎなんじゃないの…。」

 

芳賀「言い過ぎじゃねぇよ!俺、吉田以上の変態 初めて見たよ!」

 

吉田「ちょっ…俺に飛び火してない!?」

 

田畑「くそ…。結衣ちゃんに…少しでも認めてもらいたかっただけなのに…。」

 

柳「認める訳ないだろ お前みたいな犯罪者。」

 

田畑「…っ…!あぁ…、お前ら両想いだったんだもんな…。結衣ちゃんも小学生の頃から彼の事好きだったもんね。」

 

芳賀「もう部外者からもバレてるくらい分かりやすかったんだな。…って、お前どんだけ観察してたんだよ!」

 

田畑「おい、イケメン!」

 

柳「はい。」

 

芳賀「自覚がすげぇな!何か腹立つんだけど!」

 

田畑「結衣ちゃんを幸せにしろよ!結衣ちゃんの願いは全部叶えろ!それが出来ない男はゴミだ!」

 

三上「田畑さん…。そこまで言ってもらえるならお願いがあります…。」

 

田畑「何でも言って!出所後でも何でも人生を懸けてその願いを叶えるよ。」

 

三上「あ、いえ。出所はしなくていいです。」

 

田畑「えぇ!?」

 

芳賀「ハッキリと斬られたな。」

 

三上「署名して行って下さい…。」

 

田畑「…署名…?」

 

三上「この奥に やまみ小学校取り壊し中止の署名コーナーがあります。そこに署名して行って下さい。」

 

田畑「…分かったよ…。」

 

警察「ほら、歩け!」

 

芳賀「…良い事 言うじゃんか。」

 

三上「この学校 無くなってほしくないから…。」

 

今藤「よし!ウチらも署名しに行こっか!」

 

柳「横宮さんも行こう。」

 

横宮「あ、私はさっき書いてきた。」

 

柳「そっか。」

 

横宮「みんな、今日は本当にありがとう!まさか14年前の犯人を逮捕出来るなんて思っていなかったし、本当にすごいよ!」

 

柳「いや、横宮さんが勇気を出して話してくれたおかげだよ。」

 

横宮「ううん。柳くんの頭脳、今藤さんの機転、結衣の愛情、芳賀くんのツッコミ。全部が重なって解決出来たんだよ!」

 

芳賀「ツッコミ関係ねぇだろ!」

 

吉田「え、俺は!?俺、何も話上がってこなかったけど!?」

 

横宮「あぁ…、吉田くんも…すごかったよ!すごく…吉田くんだったよ!」

 

吉田「愛ちゃん…!ありがとう!」

 

芳賀「それでいいんだ!?別に褒められてなかったよ!?」

 

横宮「今日はみんなに会えて良かった!辛くて大変だけど…、もうちょっとアイドル頑張ってみる!」

 

三上「愛…。頑張ってね!」

 

横宮「みんなも良かったら芸能界入らない!?さっきも言ったけど本当に向いてると思うよ!」

 

芳賀「いや、やめとくよ。俺達 一応就職してるし。」

 

横宮「…そうだよね…。でも、気が向いたらいつでも来て!」

 

芳賀「おぅ。その時は横宮さんに連絡するよ。その前に、デビュー決まったら教えてくれよ!CD買うからさ!」

 

横宮「ありがとう!みんな、今の仕事頑張ってね!バイバイ!」

 

今藤「バイバイ!」

 

三上「また会おうね!」

 

吉田「じゃあね!」

 

柳「元気でな!」

 

芳賀「頑張れよ!」

 

横宮「…!バイバイ!………。」

 

橋本先生「横宮さん…。少しは前向きになれたかな?」

 

横宮「はい…!やっぱりあの5人に会えて良かったです!」

 

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芳賀「よし…と…。書けた!」

 

三上「取り壊しにならなきゃいいなぁ~…。この校舎好きだし!」

 

今藤「田畑も本当に書いて行ってるね!」

 

柳「三上のお願いとはいえ、警察が寄り道を許すとはな。」

 

吉田「でも、愛ちゃん可愛かったなぁ~!アイドルってのが納得だよ!」

 

今藤「これから売れるといいね!」

 

三上「それにしても修斗くんが考えたドッキリから こんな大きな事件の解決にまで至るなんて思ってなかったよ!」

 

柳「あぁ…、たまたまだよ…。」

 

芳賀「あ、その事なんだけどさ…。あのドッキリの内容って…本当にたまたま?」

 

柳「うるせぇなぁ お前は。死ねよ。」

 

芳賀「だから!友達に何でそんな事言えるんだよ!」

 

今藤「でも確かに!今回の学校開放の話を柳から聞いたのも、そこでやるドッキリの相談を柳から受けたのも同じ日だった!」

 

柳「…。」

 

芳賀「お前…、最初から今日この場所で14年前の犯人が逮捕される事を知ってたんじゃないのか?」

 

柳「うるせぇって。人権無いくせに。」

 

芳賀「人権はあるよ!酷過ぎるんだよ!結衣、こいつやめとけよ。絶対DV野郎だぞ?」

 

三上「修斗くんなら大丈夫!」

 

芳賀「もう夢中だね。本当に好きなんだね。」

 

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横宮「でも、あの5人に会えたなんて奇跡です!橋本先生が案内をくれた時は過去を思い出すのが嫌だったんですけど、みんなに会えた事がこれからの人生にプラスになりそうな気がします!」

 

橋本先生「そうか…。それは良かった…。」

 

横宮「…先生…、この小学校開放にあの5人も呼んだんじゃないんですか?」

 

橋本先生「ふふっ。卒業生を母校に招いて何が悪いんだい?」

 

横宮「橋本先生が呼んだのは、私とあの5人だけですよね?こんな大事な日に他の同級生1人にも会っていません。これはちょっと不自然です。」

 

橋本先生「惜しいな…。私が呼んだのは、君とあの5人と…実はもう1人呼んでいた。」

 

横宮「もう1人…。……「ある筋」っていうのは、やっぱり先生の事だったんですね。」

 

橋本先生「私も…14年前の事を後悔している者の1人だ…。」

 

横宮「…今日、14年前の犯人が逮捕される事を知っていて、私達だけには来て欲しかったとか…?」

 

橋本先生「私は彼らを信頼して託しただけだよ。」

 

横宮「「彼ら」…?」

 

橋本先生「彼らなら…、もう全ての真相に気付いているかもな…。」

 

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芳賀「ドッキリだったにしちゃあ、嘘の設定が実際のリュウに沿い過ぎてたんだよ。さすがに偶然じゃないだろ?」

 

吉田「確かに!架空人物だったはずが、ほとんどリュウそのものだった!」

 

芳賀「橋本先生と横宮さんというキャストも揃い過ぎなんだよ。多分、あの俺に仕掛けたドッキリだって橋本先生から持ち掛けられたんだろ?」

 

柳「ホント…、どこまで完璧な推理するんだよ。大した奴だよ。お前には顔以外 何一つ勝てねぇよ。」

 

芳賀「最後の一言うるせぇよ!」

 

柳「お前の言った通りだよ。1ヶ月前に橋本先生から相談されたんだよ。学校開放がある事とドッキリの事。狙いは「田畑」や「リュウ」というワードを出す事で、あいつの気を引くためだ。あいつはまんまとそれに引っ掛かった。まぁ、あいつには罪の意識が無くて「リュウ」って名前には反応しなかったけどな。」

 

今藤「田畑自体はどうやって呼んだの?」

 

柳「さぁな。そこは俺の仕事じゃないし。ただ まぁ、9割9分 三上をエサに橋本先生がおびき寄せたんだろ。」

 

三上「ドッキリの仕掛人だったウチと忍も 結局は修斗くんと橋本先生の作戦の中で踊らされていただけだったんだね…。」

 

柳「いや、大事な役割だった。田畑 龍と横宮 愛に対して、5人全員で本気で向き合う時間を作りたかった。犯人の逮捕には全員の協力が必要不可欠だったからな。後に合流する横宮さんの心を開き、リュウの死を本気で憎む。記憶のピースがバラバラだった5人の心を一つにするための、すごく大事な時間だったんだよ。」

 

芳賀「お前も橋本先生も…、本当にすごい脚本力だな!」

 

柳「趣味で本書いてるって言ったろ?」

 

芳賀「にしてもだよ!それとこれとは別問題だろ!」

 

三上「ホント、みんなすごいよ!今日はみんなに会えて良かった!」

 

今藤「また集まろうよ!」

 

柳「よし、帰りにソフトクリーム食ってくか!」

 

芳賀・吉田「もう要らねぇよ!」

 

 

 

 

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…はい、『FRIENDS』終了です!

 

スッキリしましたか?

皆さんは第1話の最初から柳 修斗に騙されていたんです!

始めから見抜いていた人は…いないでしょ?

 

第3話で明らかになったドッキリの仕掛け人である今藤 忍と三上 結衣も、結局は柳 修斗と橋本先生の筋書きの中で踊らされていただけだったんですね。

 

…あ、犯人の田畑 光明のビジュアルをここで公開しましょうか。

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第1話で「怪しいな!」ってなれよ!って話なんだけど(笑)、こんな見た目なんですね。笑

 

 

この物語…、フィクションとノンフィクションが混在しているストーリーなんです。

ここで書くと長くなるから、そのうち『FRIENDS 制作秘話』的な記事を上げたいと思います!

 

真剣に読んで下さった方からすれば、最終回が終わった今でも一部"違和感"を感じている部分があるのではないでしょうか?

"違和感"があって正解なんです!

そこも『FRIENDS 制作秘話』にて、書いていきたいと思います!

 

まずは、広告を含めて約3ヶ月間の長い期間お付き合い頂き、ありがとうございました!

これからは元のマイペースなブログに姿を戻します!

 

今後も気が向いたら遊びに来て下さい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タフォーーー!!!