FRIENDS2 第2話 | 夢から醒めた夢

夢から醒めた夢

ありそうで無いコントのような物語『シチュエーションネタ』を中心に更新しています!
是非読んで下さい♪

 

 

 

 

 

さぁ、吉沢亮のパーカーの中にセミを入れる。夢から醒めた夢でございます。

 

 

 

 

 

遂に、『FRIENDS2』第2話が公開となります!

 

 

前回の第1話では、三上結衣の謎の記者会見から始まり、5人がアイドルになるという話になりましたね。

う~ん…。謎過ぎる展開ですね。

 

しかし、読み進めて行けば、必ず第1話が何であんな事になっていたのかが分かってきますから!

 

 

…あ、第1話をまだ読んでいないという方は、こちらをどうぞ!

 

 

『FRIENDS2』第1話はこちら!

FRIENDS2 第1話 | 夢から醒めた夢 (ameblo.jp)

 

 

 

ぶっちゃけ、いきなり第2話から読み始めても意味が分かりませんので、そこは面倒くさがらずに是非!

 

 

…さて、復習が済みましたら、早速参りましょう!

 

『FRIENDS2』第2話、スタートです!

 

 

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~~~~会見の1年10か月前~~~~

 

柳「ここだ、米沢プロダクション。」

 

今藤「もう…後戻り出来ないんだね。」

 

吉田「本当に仕事を辞めてこの1ヶ月間、歌とダンスに打ち込んできたからな…。」

 

柳「みんなの努力は無駄にしない。必ずこの事務所に入る。」

 

芳賀「…んで、柳。まだ作戦は教えてくれねぇの?」

 

柳「うるせぇ、黙れよ!ハゲ雑巾が!」

 

芳賀「誰が「ハゲ雑巾」なんだよ!」

 

柳「床拭くぞ お前は!」

 

芳賀「やめろ!…っていうか、友達に「雑巾」とかいうあだ名をつけるな!」

 

今藤「「ハゲ」はいいの?」

 

芳賀「「ハゲ」もダメだよ!」

 

吉田「ところで、この事務所に入る”勝算”はあるの?」

 

柳「ねぇよ。俺が頭を働かせるのはスタートラインに立ってからだ。」

 

吉田「それ、大丈夫…?」

 

三上「…緊張する…。」

 

芳賀「大丈夫か?」

 

柳「三上、緊張した時は、人を3人丸飲みするんだ。」

 

芳賀「ちょっと違う!…っていうか、すげぇ違う!「人」という字を3回書いて飲むんだよ!嫌だわ、人を丸飲みして緊張解ける奴!」

 

今藤「…じゃ、行く?」

 

柳「あぁ…。」

 

~~~~米沢プロダクション~~~~

 

米沢「おぉ~!あんたらがウチに所属したい言う期待の新星かいな!」

 

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柳「はい、H.S.S.Y.Y(ハーシー)といいます。5人の名前の頭文字を取ってH.S.S.Y.Yです。」

 

米沢「5人の頭文字かぁ~。そういうのって、1人辞めたらグループ名が歪んだまま残ってまうから、あんまりオススメしてへんのやけどなぁ~。」

 

柳「絆は深いので大丈夫かと。」

 

米沢「…そうか。それはすまんかったのぅ…。んで、誰がどの文字や?」

 

柳「芳賀啓介の「芳賀」のH、今藤忍の「忍」のS、柳修斗の「修斗」のS、三上結衣の「結衣」のY、吉田勇人のどっちから取ってもY。これで『H.S.S.Y.Y』です。」

 

米沢「「どっちから取っても」って何やねん!」

 

芳賀「1ヶ月前の俺達と同じ事言ってる!」

 

米沢「んで、何で芳賀だけ苗字やねん!」

 

芳賀「すげぇツッコミのセンス一緒じゃん!」

 

今藤「関西人なだけあって、米沢社長の方が面白く聞こえるね。」

 

芳賀「うるせぇな!」

 

柳「今、申し上げた順に端から並んでいくと、私がセンターになるように上手く仕組んでおります。」

 

芳賀「いや、そんな事 仕組ん…」

 

米沢「ずるいな お前!何を仕組んどんねん!」

 

芳賀「俺のツッコミに被せてきた!」

 

今藤「さすが関西人…!」

 

米沢「それじゃ、1人ずつ自己紹介してもらおか。」

 

吉田「はい!吉田勇人です!H.S.S.Y.Yのリーダー 兼 楽曲制作担当です!よろしくお願いします!」

 

芳賀「誰がお前をリーダーにするって言った!?」

 

吉田「心の中で立候補したら誰も否定しなかったろ。」

 

芳賀「「心の中」はずるいだろ!…いや、別にやりたい訳ではないけど!」

 

米沢「ほぅ…。長谷川…ん?」

 

吉田「吉田です!吉田勇人です!」

 

芳賀「自己紹介直後で全く覚えられてねぇじゃねぇか!」

 

吉田「リーダーです…。」

 

芳賀「そこ推すなよ。誰も認めてねぇんだから。」

 

米沢「はい、頼りないなぁ。次。」

 

今藤「今藤忍です。セクシー担…」

 

米沢「ブスに用は無い。次!」

 

芳賀「ひでぇな!」

 

柳「H.S.S.Y.Yの振り付け・スケジュール管理・マネジメント・プロデュース・オセロ・ヘアメイクを務めています柳修斗です。よろしくお願いします。」

 

芳賀「1個ボードゲーム混じってるじゃねぇか!」

 

柳「あ、チェスも出来ます。」

 

芳賀「もういいんだよ!やめろよ!」

 

米沢「2人、良いコンビやなぁ。おもろいで?柳修斗くんと…?」

 

芳賀「あ、芳賀啓介です。ラップ担当をやっています。よろしくお願いします。」

 

米沢「君のツッコミはシンプルやけど、そこがえぇなぁ。信頼の深い2人だからこそシンプルでえぇっていう感じが伝わるわぁ~。」

 

芳賀「あ…、え…、そうですか…?」

 

米沢「そうやそうや。君はラップをやらんでもツッコミだけしてたらええ。」

 

芳賀「どんなアイドルなんですか!ラップやらせて下さいよ!」

 

米沢「ほいで?最後の君が…?」

 

三上「三上結衣です…。担当は無いんですけど…、精一杯頑張ります…。」

 

米沢「ほぉ~…、君、可愛い顔しよんなぁ。」

 

三上「そんな事ないです…。」

 

米沢「いやいや、謙遜したらアカンでぇ?よっしゃ!可愛い三上さんに免じてH.S.S.Y.Yと契約したるわ!」

 

柳「………。」

 

芳賀「…柳?」

 

柳「…え?あ、ありがとうございます。先ほどもお話しした通り、我々5人は楽曲制作からスケジュール管理まで全て自分達で行いますので、マネージャーを付けて頂く必要はありません。低コストかつハイレベルなパフォーマンスを披露するグループとして活動致しますので、何卒バックアップをお願い致します。」

 

米沢「セルフプロデュースの低コストグループねぇ~!それは事務所としては非常に助かるわ!でも、頼る時はしっかり頼りぃや!そん時はちゃんとフォローしたる!」

 

今藤「ありがとうございます!」

 

吉田「そしたら俺達、本当にアイドルになるんだな!」

 

柳「あぁ…!」

 

米沢「ほんなら、この契約書にサイン貰おか。」

 

5人「はい!」

 

~~~~会見の1年9か月前~~~~

 

柳「吉田!腕の位置もう少し上だ!やる気無いなら帰れ!」

 

吉田「ゼェ…ゼェ…。」

 

柳「今藤!全体的に曲のテンポに追いついてない!痩せろ!」

 

今藤「少し…少し休憩させて…。」

 

柳「三上!リズム感が無さ過ぎる!基礎からやり直せ!」

 

三上「ハァ…ハァ…。ごめんなさい…。」

 

柳「芳賀!死ね!」

 

芳賀「何でだよ!せめてダメ出ししてから罵声を浴びせろよ!」

 

柳「頭が高い!」

 

芳賀「やかましいな!それダンスのダメ出しじゃねぇだろ!」

 

今藤「ちょっと柳…。ダンスの事になるとスパルタ過ぎない…?」

 

柳「当たり前だ。来月にはライブとイベントが決まってるんだぞ。現時点で素人レベルの俺達がたった1ヶ月で客を呼び込めるだけのレベルになるには、死ぬ気で練習するしかないんだよ。」

 

吉田「いや、そりゃそうだけどさ…。」

 

柳「…っていうか、吉田。まともな曲は出来たか?」

 

吉田「え、この前USBで音源渡したじゃん。」

 

柳「あれは全部ボツだよ。「まともな曲」を作れって言ってんだよ。」

 

吉田「全部ボツ!?『牛と魚とレタスと私』も!?」

 

柳「ボツだよ。」

 

吉田「『愛憎渦巻く恋の洗濯機』も!?」

 

柳「ボツだよ。」

 

吉田「『DA☆埼玉』も!?」

 

芳賀「それは絶対ボツだろ!埼玉県民ディスってるじゃねぇか!」

 

柳「客に胸を張って披露出来る曲が無いとステージに立てないぞ!」

 

吉田「分かったよ…。頑張って作るよ…。」

 

柳「よし!じゃあダンスレッスンに戻るぞ!」

 

今藤「え、もう!?」

 

柳「十分休憩しただろ。お前ら基礎が出来てないんだよ。一からやるぞ。」

 

今藤「えぇ…。」

 

柳「じゃあ、初級編からいくぞ。まずはムーンウォーク。」

 

芳賀「出来るか!」

 

~~~~会見の1年6か月前~~~~

 

今藤「いや~、今日のストリートライブ、デビュー前の割にはそこそこ足を止めてくれたんじゃない?」

 

芳賀「まぁ、まだ数えられる程度だけどな。今日で14人か。」

 

柳「まだ全然足りない…。」

 

芳賀「…なぁ…柳…、お前にどんな計画があるのか知らないけど、そんなに焦るなよ…。すぐに注目を浴びるグループになれない事なんて最初から分かってただろ?」

 

柳「俺がやりたい事は…長期戦になる事は覚悟していたが、なるべく早くに実行しないとどんどん意味が無くなっていくんだよ…。何も知らない奴が口を挟むな!」

 

芳賀「お前が計画を言わねぇからだろうがよ!そろそろ言えよ お前!俺達 お前が何をしたいのか知らないまま漠然とアイドルになってるんだぞ!?」

 

柳「…もう少し待ってくれ…。今はそれを言う時じゃない…。」

 

芳賀「あっそう!もう一生教えてくれなさそうで怖いぞ お前!」

 

ガチャッ

 

米沢「お疲れさん。」

 

柳「!?」

 

今藤「あっ、社長!お疲れ様です!」

 

米沢「今日ストリートライブやったんやろ?どうやった?」

 

吉田「14人しか集まりませんでした。でも、どんどん曲にノッてくれる人も増えてきたので、楽しんでライブを出来ています!」

 

米沢「そうかぁ~!デビュー前で14人も足を止めてくれたんなら上出来やないか。みんなもお客さんを「少ない」と思って気を落としたらアカンで?H.S.S.Y.Yは絶対に売れる!俺の目に狂いは無い!」

 

今藤「ありがとうございます!」

 

米沢「ところで、三上。今日の夜 空いてるか?」

 

三上「えっ、私ですか?」

 

米沢「あぁ、一緒に飯でもどうや?今後の仕事についても色々話したいしなぁ。」

 

三上「あ…、え~っと…。」

 

柳「今日はこの後、ライブで失敗した部分のおさらいと次回のライブの振り確認をやる予定なんですが…。」

 

芳賀「は!?」

 

米沢「この時間からかいな!?頑張り過ぎたらアカンで!?君らは我が米沢プロダクションの期待の星なんやから!体を壊さんようにゆっくり休みぃや。」

 

柳「「期待の星」と言って頂けるのであれば、尚更頑張らなければなりませんね…。今日のライブのグダグダ感が次回も繰り返されるような事があれば、事務所や社長の顔に泥を塗ってしまいます。そうならないよう、今日はきっちりダンスの復習をします。」

 

米沢「お…おぉ…、頑張るのは良い事やが、無理はせんといてや?程々にな。ほな、お疲れさん。」

 

今藤「お疲れ様でした!」

 

芳賀「え、本当にこの後 リハーサルとかやるの…?」

 

柳「いや…、今日は帰ろう。」

 

今藤「え、それなら結衣、社長とご飯に行った方がよかったんじゃないの?」

 

三上「ん…でも…。」

 

芳賀「あ、柳アレだろ?結衣と付き合ってるから他の男と食事に行くのを阻止したかったんだろ?」

 

柳「え、俺ら付き合ってないよ?」

 

芳賀「え!?」

 

三上「うん、付き合ってない…。」

 

芳賀「マジで!?何で!?だって、やまみ小学校の一般開放日の時に…」

 

柳「あれは両想いだっていうのが分かっただけで、誰も付き合うなんて言ってないだろ。」

 

芳賀「いや、まぁそうだけど…。あぁ、そう…。付き合ってないんだ…。」

 

今藤「ウチも若干気になってたんだよね。アイドルなのにグループ内恋愛してていいのかなって。」

 

柳「大丈夫だ。そこは心配ない。」

 

吉田「って事は、俺にもまだチャンスあるって事!?」

 

芳賀「ねぇよ!諦めろ!」

 

吉田「くっそ~…。あ、それなら逆に結衣ちゃんの身体から生まれてみたいからワンチャン輪廻転生に賭けて死んでみようかな!」

 

芳賀「やめとけ!どんな確率だと思ってんだよ!付き合える確率の方がまだ高いぞ!?」

 

吉田「結衣ちゃんに色々面倒見てもらいたい!」

 

芳賀「お前マジ年々キモいな!」

 

吉田「は?意味分かんないんですけど、意味分かんないんですけど~!「キモい」って言う方がキモいと思うんですけど~!」

 

芳賀「そのヲタクみたいな喋り方やめろ!」

 

今藤「でも、社長の言う通り ウチら売れそうだよね!」

 

芳賀「まぁ、今 人気あるのは実質 柳と結衣だけだけどな。」

 

今藤「えっ、ウチは!?」

 

芳賀「逆にライブやっててファンの注目を集めてる感覚あるか?」

 

今藤「うん。ライブ中 何回かファンの人と目が合うよ?」

 

芳賀「全然注目されてねぇじゃねぇか!「何回か目が合う」って完全にファン側の発言だから!」

 

柳「でも確かにスキルの低さとは裏腹に、集客力は想像以上のペースだ。歌・ダンス・トーク力を磨いて、テレビに出られるくらいに人気を得ないとな。目標は半年以内にテレビ出演だ。」

 

芳賀「それはちょっと無理があるんじゃないか…?」

 

~~~~会見の1年前~~~~

 

司会「それでは、H.S.S.Y.Yの握手会を始めます!握手券1枚につきメンバー1名と握手が出来ますので、お好きな列にお並び下さい!」

 

~芳賀 啓介~

 

ファン「芳賀さんのツッコミ面白いです!いつもテレビを見て笑わせてもらってます!」

 

芳賀「本当?笑顔になってもらえてるなら嬉しいよ!」

 

ファン「芳賀さん!何かツッコんで下さい!」

 

芳賀「じゃあボケろよ!」

 

~今藤 忍~

 

ファン「今藤さん!テレビでいつも見てます!ブサカワな今藤さんを見て勇気をもらっています!」

 

今藤「んん…ありがと…。」

 

ファン「今藤さんだ~!生で見てもブスですね!でもメイクのおかげで何とかなってます!すごいメイク術ですね!」

 

今藤「ありがとう…。ありがとね…。」

 

~柳 修斗~

 

ファン「修斗くんは女の子のどんな髪型が好きですか?」

 

柳「え、知らんし。」

 

ファン「生で見る修斗くん かっこいい!」

 

柳「え、知らんし。」

 

~三上 結衣~

 

ファン「結衣ちゃん!今日も可愛いね!」

 

三上「やめて下さいよ~。綿貫さんも今日の服 オシャレですね!」

 

ファン「ゆいゆい!今日も1番輝いてるね!」

 

三上「ありがとうございます、山崎さん!北海道のイベントぶりですよね?」

 

~吉田 勇人~

 

吉田「誰か~来ませんかぁ~。今ならすぐに吉田と握手出来ますよぉ~。」

 

~握手会 終了後~

 

芳賀「おい、吉田。ファンを呼び込むとかやめて?みっともないから!」

 

吉田「だって1人も!1人も来ないんだよ!こんな事ある!?1人もだよ!?」

 

芳賀「いや、まぁそれは可哀想だけど!」

 

吉田「え、俺死んだのかなぁ?みんな俺 見えてる?」

 

芳賀「見えてるよ!何だよ その「死んでるから見えてない説」!」

 

吉田「だって1人も…。」

 

芳賀「んで、今藤!ファンには笑顔で対応しろよ!」

 

今藤「だってあんなに「ブサイク」とか「ブス」とか言われたら腹立つでしょうが!」

 

芳賀「でも、その後 肯定的に言ってくれてるんだから素直に喜べよ!」

 

今藤「じゃあ芳賀はさ、手料理を振舞った相手に「美味しくないけど身体に良さそうだよね。」とか言われたらどう思う?」

 

芳賀「うん、例えがよく分かんねぇよ!」

 

今藤「だから!手料理を振舞った相手に「美味しくないけど身体に良さそうだよね。」とか言われたらどう思う?」

 

芳賀「例文を変えろよ!何で全く同じ例えで挑んできたんだよ!」

 

柳「今藤。ファンには誠実に対応しろ。」

 

芳賀「1番酷いのはお前だよ、柳!ファンの子に「え、知らんし。」は絶対にダメ!」

 

柳「だって訳分かんない事ばっかり言ってくるから。」

 

芳賀「訳分かるだろ!「ありがとう」で返せるような言葉だったり、簡単な質問とかだったろ!」

 

柳「え、知らんし。」

 

芳賀「それやめろ!」

 

今藤「っていうか、結衣さ。ファンの人の顔と名前全部覚えてるの?」

 

芳賀「あ、そう!俺も思った!ほとんどの人の事 知ってたよな!」

 

三上「全員じゃないよ…。でも、こんなウチの事を知って応援してくれている人の事を、ウチが覚えてないのは失礼かなって思って…。」

 

芳賀「お前ってホント良い奴だよな。」

 

三上「そんな事ないよ…。」

 

柳「まぁ でも、みんなここまで歌もダンスも上達するとは思っていなかったよ。CDデビューも出来たし、今や色々な歌番組にも出演させてもらっているし、バラエティーのゲストとしても呼ばれるようになった。世間の注目度は俺が想像していた以上に高くなっている。」

 

今藤「確かに!約1年でここまで来れるなんてすごいよね!」

 

柳「みんなのおかげだよ。ありがとう。」

 

芳賀「何か…お前に素直にお礼を言われると気持ち悪いな。」

 

三上「ねぇ。みんな すっかり忘れてるみたいだけど、この事務所には愛も所属してるんだよね?1回も会ってないんだけど。」

 

柳「………。」

 

芳賀「そういえば、そうだな。挨拶くらいしたいけどな。」

 

今藤「でも、それを言ったら事務所に全員集合する機会なんて全然無いし、他のタレントでも会ってない人いっぱいいない?女性アイドルグループの『MAGIC』とかさ。」

 

吉田「そうだね!『MAGIC』の秋元 鈴菜さんとか会いたいなぁ~!」

 

芳賀「やまみ小学校で横宮さんにアイドルを勧められた時はハッキリ断っちゃったから、まさか5人揃って所属してくるなんて想像してないんじゃない?」

 

三上「ね!早く会いたいなぁ~!」

 

柳「………。」

 

芳賀「どうした、柳?」

 

柳「そろそろ…話すか…。」

 

芳賀「えっ、「話す」って…、柳の計画の事?」

 

柳「あぁ…。俺が何のためにお前らをアイドルに誘ったのか、その先で何をしたいのか。そろそろ話してもいい頃だろ…。」

 

吉田「やっとか~…。話して話して。」

 

柳「まず、三上。さっき「横宮 愛に会いたい」って言ったよな。」

 

三上「うん…。」

 

柳「それは無理だ。」

 

三上「…え…。何で…?」

 

柳「横宮 愛は………死んだ。」

 

芳賀「…は?」

 

 

 

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ヒョエ~!!!(゚Д゚;)

 

…あ、失礼致しました。

第2話はここまでですが、ラストの発言は衝撃的でしたね。

 

横宮 愛とは誰なのかの説明は必要でしょうか…?

一応、説明しておきましょうか。

 

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横宮 愛は前作『FRIENDS』で14年前の事件現場に遭遇してしまったクラスメイト…、言わば物語のキーパーソン的な存在でした。

 

たくさんの方から『FRIENDS』のコメントを頂く中で、「横宮 愛の毒舌が好き」という感想を頂いた方が多く、キャラクター性を褒めて頂けるのは非常に嬉しい気持ちになりました。

 

ですが、横宮 愛はお亡くなりになったようですね。

二度と横宮 愛の毒舌は読めません。

残念ですね。

 

 

さて、本編にもビジュアルは挟み込みましたが、今作では新たに米沢社長という新キャラが登場しています。

 

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非常に優しそうな話し方で好感が持てますね。

今後、この物語において、どう関わってくるのでしょうか?

 

 

この第2話の中で、一気に10か月もの時が過ぎました。

アイドルとしては異常なスピートでの人気の獲得っぷりですね。

これは柳が考えたセルフプロデュース方式のおかげなのか、5人の空気感のおかげなのか…。

何にしても5人の計画は着々と進んでいるという訳です。

 

 

第2話は、こういうアイドルシチュエーションじゃないと盛り込めないボケツッコミを存分にぶち込みました。

我ながら面白い回に仕上がったのではないかと思います。

しかし、ヘラヘラ笑って読めるのはこの第2話までとなります。

 

ここまで散らばせてきた伏線という名の点達が、次回の第3話から大きく動き始め、最終回では一つの図形となります。

第3話以降は怒涛のストーリー展開を見せます。

本当は『FRIENDS』の時同様、全6話にするつもりだったのに、納まりきらなくて全7話になったくらいですから。笑

それくらい濃厚なストーリーになっております。

 

もちろん笑いどころが全く無くなる訳ではありませんので、そこはご安心を。

 

 

さてさて…、そんな怒涛の展開を見せるという第3話…。

予習しておきたいですよね??

 

そんな熱心な方の為に、予告編をどうぞ!

 

 

 

今藤「…いやいや、愛が死んだって…嘘でしょ!?」

 

柳「…嘘じゃない…。」

 

芳賀「またアレだろ?やまみ小学校の時みたいなドッキリなんだろ?」

 

柳「そんなシャレにならないドッキリやる訳ないだろ…。」

 

吉田「愛ちゃんは…何で死んだの…?」

 

三上「信じられない…!」

 

-遂に語られるアイドルになった理由-

 

三上「…ん…、修斗くん…。」

 

柳「これで分かっただろ…?」

 

三上「…。」

 

柳「俺が横宮 愛を殺したんだよ!!」

 

今藤「…。」

 

吉田「…。」

 

-横宮 愛を殺したのは柳 修斗!?-

 

吉田「んで?柳のやりたい事って?」

 

芳賀「…それ、難しくない?要は一発本番だろ?」

 

今藤「これで、やっと柳の計画が動き出すんだね!」

 

三上「ちょっ…くすぐったい!やめて!」

 

柳「1年間もお前らに黙って1人で計画を立てなくても…、お前らなら最初から協力してくれたんだなって、今更 思ったよ。」

 

-ようやく動き出す計画-

 

緑川「私…、緑川 由依です。」

 

芳賀「目的は俺らと一緒って事か…。」

 

緑川「「緑川」でいいってば!先輩・後輩なんて関係ない。今は仲間でしょ?」

 

秋元「へぇ~、あなたが三上 結衣さん?」

 

星山「…ねぇ、あんたリアクション薄くて つまんないんだけど。」

 

松井「何であんたみたいな女がいるグループがテレビになんか出れるのか不思議だわ。」

 

秋元「…本当につまんないね、あんた。…死ねば?」

 

三上「…!」

 

-新たな登場人物が多数現れ、物語は新展開へ-

 

芳賀「下の名前どころか苗字も認知されてねぇじゃねぇか!」

 

芳賀「そこじゃねぇよ!どこを敬語にしてんだよ!「緑川さん」って言えよ!」

 

芳賀「ごまかしてんじゃねぇよ!そんな雲ねぇし!んで、ここ室内だし!」

 

芳賀「褒めてはいねぇよ!慰めてるだけ!」

 

芳賀「知らねぇ国の知らねぇ言葉を知らねぇ国の知らねぇ言葉で訳すなよ!日本語に訳せよ!」

 

-芳賀のツッコミも健在!-

 

柳「緑川…、そんな話 聞いてないぞ…。」

 

芳賀「お前、昔から変わらないよな。何かを隠そうとする時、早口になるんだよ。」

 

柳「出来るとか出来ないとかじゃなくて やるんだよ。お前ら何のためにアイドルになったんだよ?」

 

-予測不能の事態が多発!H.S.S.Y.Yの計画は上手くいくのか!?-

 

 

 

 

…予告編からもハッキリ分かるほど、ストーリーは激しく動きそうですね。

 

さて、予告編の中で既に名前が出てしまっていますので、ビジュアルを先出ししてしまいましょう。

 

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緑川由依。

予告編を読む限り、どうやら彼女は事務所の先輩のようですが…。

この物語において、彼女はどう関係してくるのでしょうか?

 

 

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秋元鈴菜・星山友衣子・松井杏奈。

秋元鈴菜は第2話の中で名前が挙がりましたが、星山・松井に関しても、どこかで名前を見た事があるような…。

さて、どこで見たんでしたっけね?

 

 

次回は本当に、物語の"方向性"がハッキリと見えてくる重要な回となっておりますので、予習と復習を繰り返し、万全の状態で臨んで頂けたらと思います!

 

ここまで読んで頂き、大変ありがとうございました!

 

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タフォーーー!!!