iven works

「ないなら作ればいいじゃない。」
車の写真とか自転車いじりとか。


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さて、しばらく間が開いてしまいましたが、“でかいスクリーンを作る!”の2回目をお送りしましょう。

前回、遮光用の黒フィルムを買ったところまで進みましたね。
そこから先のお話です。




遮光用のフィルムを買ったはいいものの、肝心のスクリーン面そのものに何を使ったらいいのかまるで分かりません。
ただ、ここで東急ハンズやコーナンなどで「とにかく白い面上のもの漁り」をしたときの経験が役に立ちました。片っ端からひとりぶつぶつ言いながら写真に撮ってメモに残して…を繰り返していたわけですが、そこで障子紙を発見。

リア投射を夢見ていた時に見つけた障子紙。
光が透けてしまうのはフロント投射作戦では使い物になりません。
ここで大事なのは障子紙そのものじゃなくて、「家に使うもの」の存在に気づいたことでした。

ついでに言うと障子紙は紙なので表面に微細な凹凸があります。ツルツルじゃないので適度に光が乱反射して均一な映像が得られるらしい。これは好都合です。

んで、家に使うものつながりで思い出したのが、「壁紙」。
透けない、でこぼこしてる、300円/mくらいで割と安い。

狙いを壁紙して調べてみると、都合のいいことにプロジェクター投影用の壁紙が見つかりました。シンコールというメーカーが出している専用品です。ちょこっと家の壁に張り込んで、手軽にホームシアターを楽しみたい人向けのもののようです。

詳しくは良く分からんのですが、とりあえずメーカーがオススメするなら間違いは無いだろうと思って安いところを探して購入しました。
商品ページにいろいろ理屈が書いてありましたが、仕事柄ちょっと疑ってかかります。もしかしたらただ白い壁紙ってだけかもしれない。でも本当に考えて作られた技術者入魂の一品かもしれない。広告文を考えている人と、製品を開発した人が違うとえてして尾ひれがついたりするもんです。今回は商品知識も無いので購入。アタリならいいなぁ。

光の透過防止のため、スクリーン裏面には事前に買っておいた黒いフィルムを張り込みます。
壁紙なので少しお金を払うと、最初から張り込み用の糊を塗ってもらえたのですが低予算に抑えるために今回は糊無し。
20mで税込み6300円。



届いたロールを大学に持ち込み、知り合いに手伝ってもらって長さ4mずつ5本のロールに切り分けます。
でっかい。


広げてみて分かったのですが、壁紙そのものはわりと弱いようです。思ってたより薄い。

薄いがゆえに簡単にシワがつく。
ちゃんと丸めないと一瞬でシワシワになってしまいそうです。

あんまり嗅いだ事の無い「壁紙のにおい」がします。
ホルムアルデヒドフリーを買ったからたぶん違う匂いだと思うんだけども…。


割と弱いのが分かったので、切り出した壁紙を裏返し、四辺を布ガムテープで補強します。
ヨレ対策に対角線上にも補強をば。


すごい量のガムテープを消費しますが、サークルのコンサート用が余ってるので湯水のごとく使います。

最長で5m近い長さのガムテープを一直線に貼るわけですが、始点を貼り付けたら別の人に終点でガムテープの巻きを持っていてもらって一気に引き出します。それを始点からチマチマペタペタ貼り付けていくのが効率的のようです。失敗するとテープがウネウネします。

休日で人の来ない教室棟の廊下で作っていたのですが、廊下に壁紙の端をちょこっと貼り付けて作業したら、とても作業がしやすかったです。
巻き癖がついていて、くるんくるんしてしまうので。



で、壁紙の下ごしらえが済んだところで遮光用のフィルムと合体します。
正直壁紙が光を透過するかどうか微妙だったので『無くても良かったかもしれない』のですが、ホリゾントライトなど強烈な照明装置がスクリーンの後ろに来る予定だったので念のため。

っていうかもう買っちゃったし。黒フィルム。
補強にもいいだろ。たぶん。

都合の良いことに黒フィルムがちょうどガムテープの幅と同じくらいだけ壁紙よりも細いので、そのまま長さをあわせて空気を抜き、ガムテープで4辺を張り合わせていい具合に。完全に密閉すると隙間に入った空気が抜けません。あとから空気を抜く分を考えて作業します。


ここまでできたらこれを5本作るわけです。
一人でやるの大変だったので何人かの方に手伝ってもらいました。


そして次は骨格。
上骨篇。

また今度。

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それは幅4m超の大型投影用スクリーンでした。




このKOE、毎年だいたい夏と冬にサークルコンサートを開いています。
アカペラのコンサートの癖に大学のMacに入ってるAfter Effectsとか使って、素人仕事ながら真剣に動画作りをしています。

余談ですが私も動画作るの好きで、Youtubeにあるサークル紹介動画は私がつくったもんです。パラパラアニメみたいなのも全部自作ですよ!


割と簡単に作れます。
あとコンサートのエンディングとか作ってます。

例年はSFCにある大講堂的な教室を借りてコンサートしていたので、備え付けのでかい画面を使えました。が、今回は事情が異なります。

大学が節電を名目に、学生サークル活動に大講堂の使用許可を出さなくなったのです。
仕方ないので今回は大学の最寄り駅の近所にある市民ホールをお借りして開催することになりました。収容人数500人以上。でけぇ。


ただ、市民ホールには映像を映す設備がありません。
映像を使うときは、その手のレンタル業者からスクリーンやプロジェクターを借りて設置しているそう。



私達KOEも毎回動画をやってるし今回もやりたい。

ただ予算が無い。

プロジェクターは安い業者から借りるとして、大型のスクリーンをどうにかして設置したい。
後述しますがスクリーンのサイズがとても大きいので、業者で借りると高くつくのです。



「だから、スクリーン作れる?」



コンサートを引っ張るサークルの先輩は言いました。


ちなみに、サークル内に自分以外にモノを手作りする人しりません。
アカペラサークルだしな、うち。SFCなのでソフトウェアを作れる人はたくさんも居るんですが。



コンサート時期は学期末。
課題やらテストやらで忙しい時期です。
特に私はSFCを心のそこから楽しんでいるので特別忙しいです。
本当です。ええ。


余裕を持って製作されるはずだったスクリーンものびのびになり…完成したのは本番直前のリハーサル3。
何度もリハーサルを重ねてコンサートに挑む(ゲネプロも数えると4回)のですが、リハーサル3ってその後ろから2個目です。
リハとして行われるのは最後のもの。本当はリハ2に完成しているはずだったのですが間に合わず。ギリギリでした。

リハ3で吊ったのはこんな感じ。
人影の後ろにある、水色で変な柄が映ってる小さい四角がそれです。
暗いとけっこうよく映りました。

リハ3スクリーン


本番ではもう少し改良が加えられてシワやつなぎ目のスケが無くなってよりきれいに。手伝ってくれてありがとう、みんながんばった。




せっかくがんばっていろんな人と頭使って作ったので製作記を。誰かが参考にするかもしれないし。

本当にマッサラな状態で依頼を受けたので、私自身なんもスクリーンについて事前知識がありません。
高校の頃に文化祭でスクリーンを自作したことはありましたが、それはでかい布の上にワイヤーが通る筒をつけた、まぁいうなれば巨大白カーテン。

高校の文化祭では同時に照明機材を使わなかったのでこれで十分見れたのです。画質なんか適当です。写真が見れて顔が分かれば良かったんです。


今回は暗転中だけでなく、演奏中の演出でも映像を使います。
スクリーンがあるのと同じステージ上で、いろいろな照明が強い光を発します。

その光に負けない発色が欲しい。

プロジェクターの出力によるところが大きいのですが予算からして、ギリギリなんとかなるだろうと6000Wのものを借りました。できる限りキレイに見せたいのでスクリーンも工夫します。


まず、市民ホールに行ったことが無いので見学。
広いー。



ちょうど照明機材を吊る為の長い棒(バトン)が天井から何本も下がっています。
スクリーンはそれに吊ることにしました。

文セバトン

ステージの真上、わっちゃわっちゃしてるあたりにバトンがあります。
ありがたい事に、使えそうなバトンに備え付けの照明とかは下がっていません。

ステージが想像以上にでかいので、横5M(メートル)位のスクリーンが作れたらいいなーと考えました。でかいなぁ。

ステージの客席側は歌う人たちが歩き回るのでできる限り邪魔をしないよう、スクリーンの後ろにプロジェクターを置くことにしました。光が少し透けるスクリーンにすると反転投射でちゃんと映ります。

とりあえず絵に描いてみる。


この段階で大雑把に作り方も想像しておきます。

だいたいイメージが固まったところで舞台装飾とかする皆さんに一言いれて、材料探しに入ります。



でも、こういう目的のスクリーンなぞ作ったことが無いので素材選びから困る。

一応白っぽければ映ります。
ただ、やるからにはきれいに映って欲しい。

というわけで、ちょっと調べました。ぐぐりました。


・色の発色の都合から、「艶消し白ないしグレー」位の色の物がいいみたい。
・適度に透ける
・表面に微細なボコボコがあって、光を乱反射すると明るさにムラが無くていいらしい。
・素材にはシワが出ないで欲しい。


素人なりの要求性能はこんなとこ。
これを書いたメモ書きを持って大学の近所のホームセンター、コーナンへ。
素材になりそうなものを、店内を回って探します。

で、ピックアップしたのが、、

・農業用の不織布

・シーツの布

・障子紙

諸氏神

その他もろもろetc...
プラダン

こんな具合。
何が使えるか?
分からないので、とにかくうろうろして白くて透けるものを探す。

今回、継ぎ目の無い素材でシワなく欲しい面積をうめるのは大変なので、ロールで買える素材を「川の字」に並べて貼り合わせようと考えました。
縦横3M×4Mのスクリーンをつくるとすれば、幅1Mのロール素材が12M必要です。


東急ハンズ横浜に行ったら、ちょうどよさそうな半透明梨地、白の塩ビシートが売ってました。幅920mm。三菱樹脂製?
厚手と薄手の2種類あって、透け具合から考えて厚手を買おうと思ったんですが、店員さんに聞いたら15Mくらいしか在庫がなく取り寄せも納期未定だそう。

ロール素材の幅920mmなら、余裕もみて4Mが5本取りたい。
つまり、20Mは欲しい。
こっちは時間がないので納期未定は怖い。いったん購入をあきらめました。
後から思うと買わなくて良かった。


なんとこの後、照明演出都合と「透過型の方が像が暗いらしい」のでフロント投射で行く事になりました。

上の方のリハ3の画像を見ていただけると分かるのですが、ステージの後ろの壁にホリゾント幕、ホリゾントライトと呼ばれる照明装置があって、壁がいろんな色に変化します。つまりスクリーンの真後ろが黒とか白じゃないのです。

リア投射にすると、スクリーンの映像がこの光の色に影響を受けるかも。

それに気がついたんですね。最初から気づけよ。



で、フロント投射を想定してイメージスケッチを描きなおし。


リア投影で素材に要求されていた「光が透ける」が一転、光を遮らねばなりません。
ホリゾントや他のスクリーンよりも後ろにある照明装置からの光を完璧に遮断したい。

都合のいいことにステージのど真ん中に足場を組むことになったのでその裏にプロジェクターを隠します。


ちなみに寸法は適当です。
大学内の施設じゃない上に、肝心のプロジェクターも借り物なのでテストができず。
大きめに作っておくことにしました。




ここで、再び東急ハンズ横浜店に向かいます。
この前見つけた梨地シート、隣に遮光性に優れた艶消し黒のシートがあったのです。同じく幅920mm。

これにも厚手と薄手があって、厚手のほうがよりしっかり光を遮るのですが、在庫がない。
例のごとく次回入荷未定。注文しても納入未定になるそう。

聞いたら薄手の方は在庫があるようなので、薄手を20Mで売ってもらいました。
携帯のライトをかざすと厚手の圧倒的な遮光性には及ばないものの、ちゃんとひかりを遮ります。

棚に掛かる50M巻の大きなロールから、店員さんが1Mずつ引き出しては測って、出して測って約10分。ひいこら言いながら売ってくれました。最後のほう1M測るごとに10秒くらい休憩してました。すみませんほんとうに。巻いてくださったので持って帰りましたが、ずっしり重かったです。


そして、後は欲しいのは反射面に貼る、スクリーン素材の主役たる白い何か。
さらには、スクリーンそのものを空中に吊り、そして反射面をシワ無く張る為の構造。
頭を使います。


長くなったのでまた次回。
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