【山中教授にノーベル賞】ガードン博士と受賞後、初顔合わせ 互いの業績たたえ合う | 再生医療が描く未来 -iPS細胞とES細胞-

【山中教授にノーベル賞】ガードン博士と受賞後、初顔合わせ 互いの業績たたえ合う

iPS細胞(人工多能性幹細胞)の開発でノーベル医学・生理学賞の受賞が決まった山中伸弥京都大教授(50)は24日、共同受賞者である英ケンブリッジ大のジョン・ガードン博士(79)と米サンフランシスコのグラッドストーン研究所で共同記者会見し、互いの業績をたたえ合った。ノーベル賞受賞決定後、2人が顔を合わせたのは初めて。
山中教授は「私はガードン博士と会った約10年前からずっと刺激を受け続けてきた」と語った上で、「彼は(高齢の)今も数多くの論文に目を通しており、尊敬に値する。私も20数年後、彼のようになりたい」と抱負を述べた。ガードン博士もiPS細胞分野のさまざまな課題に言及しつつ、山中教授の研究成果をたたえた。
山中教授は一方、細胞関連分野で、「ストックホルムから(ノーベル賞授賞を知らせる)電話が他の研究者にもかかってくることを望む」と述べた。
ガードン博士は1962年、カエルの体細胞の核を、核を壊した未受精卵に移植してクローンを作製、iPS細胞研究の基礎を築いた人物。2人はサンフランシスコの「グラッドストーン研究所」に所属して研鑽を積んだ。
(MSN産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/science/news/121025/scn12102510540001-n1.htm

【山中教授にノーベル賞】「私の頭は当時、フサフサしていましてね」 ユーモラスな語り口に会場沸く
山中伸弥教授が24日、ジョン・ガードン博士との共同記者会見に先立ち、サンフラシスコの大学で行ったiPS細胞に関する会合の基調講演では、ノーベル賞を受賞した研究内容だけでなく、そのユーモラスな語り口も来場者から脚光を浴びた。
「『(研究所で)働きたいんですか?』『そうなんです』。たったこれだけで採用が決まったわけなんです…」。山中教授が1993年、グラッドストーン研究所に勤務する契機となった関係者とのやりとりを明かすと、約500人の来場者で埋まった会場は大きな笑いに包まれた。
壇上で、当時の自身の写真をプロジェクターを使って紹介した際には、「私の頭は当時、フサフサしていましてね」と、おどけた表情も見せた。
山中教授は米国での約3年の研究生活を終えた後、日本で「PAD」という“特殊”な病気にかかったことも来場者に披露。「『ポスト・アメリカ・ディプレッション』(離米後の鬱病)というやつです。私が命名しました」と解説すると、会場は爆笑の渦に包まれた。
山中教授は、iPS細胞開発に貢献した日本人の若手研究者3人の名前を紹介した際、「私の娘たちと同じぐらい大事な人たちです」と持ち上げた。間髪を入れず、「私の妻がもっと大事なのは言うまでもない」と語ると、会場からは、やんやの喝采が沸き起こった。
(MSN産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/science/news/121025/scn12102510270000-n1.htm

【山中教授にノーベル賞】関連企業に商機 講演会場で医療機器の“売り込み合戦”
iPS細胞に関する会合が開かれた会場わきのロビーでは、山中教授ら日本人研究者が利用する医療機器を、米国人の研究者ら大勢の来場者に積極的に売り込む業者の姿が目立った。
米医療機器メーカー「フルーダイム」は、多様な細胞を解析する最新の精密機器を展示。同社幹部のフレッド・ワルダー氏(55)は「山中教授のノーベル賞受賞は、間違いなくわれわれにとって商機になる」と顔をほころばせて語った。同社は世界各地で同機器を年間数百台販売。「教授の受賞を機に、売り上げを30~40%伸ばせれば」(ワルダー氏)とソロバンを弾いていた。
米医療機器メーカー「バイオスフェリクス」も、低酸素の状態で細胞をより良く成長させられる高性能の機器を展示。来場者の対応にあたっていた同社社員のケン・ランド氏(35)は「ドクター山中の受賞はこの業界に大きな弾みとなっている」と、笑顔で語った。
一方、“売り込み合戦”には、日本の顕微鏡メーカー「キーエンス」も参戦。同社では、米国で数十台しか売れていないという高性能顕微鏡(価格約1千万円)を年に100台売り上げたい考え。米市場で販売を手掛ける西川英希氏(41)は「山中教授は米国人研修者の間で有名になっており、営業しやすくなっている。『メード・イン・ジャパン』の(高性能の)商品を米市場で一気に売り上げるつもり」と意気込んでいた。
(MSN産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/science/news/121025/scn12102514120002-n1.htm

山中さんとガードンさん、ノーベル賞受賞後初顔合わせ
今年のノーベル医学生理学賞に選ばれた山中伸弥京都大教授(50)と、同時受賞の英ケンブリッジ大のジョン・ガードン教授(79)が、米サンフランシスコで24日午前(日本時間25日未明)、受賞決定後に初めて顔を合わせた。共同で記者会見に臨んだガードンさんは「彼(山中さん)の仕事のおかげで、私の研究も脚光を浴びた」とほほえんだ。
顔を合わせたのは、サンフランシスコ市内にあるグラッドストーン研究所近くで開かれた「細胞の初期化に関する国際シンポジウム」の会場。グラッドストーンは山中さんが30代前半に留学、科学者としての心構えを教わった思い出の地だ。山中さんが理事長を務める国際幹細胞学会が研究所と共催でシンポを企画、2人の講演はノーベル賞発表前から決まっていた。
山中さんは「約10年前に初めて会って以来、ずっと刺激を受けてきた。私も20年後に彼のようにありたいし、非常に尊敬している。フサフサの髪の毛も含めて、すべてがうらやましい」と笑いを誘った。
ガードンさんは「iPS細胞は、より効果的に初期化でき、私たちの研究に大きな影響を与えた。iPS細胞の研究は、多くの国で進んでおり、今後ますます盛んになる」とたたえた。
会見に先立つシンポで、山中さんは「私たちのビジョンは幹細胞研究をいかに治療に持っていくか。実現にはやらなければいけない仕事があり、ジグソーパズルのようなもの」と話した。
ガードンさんは、核移植によるクローン技術の課題について、「特定の細胞のタイプや遺伝子で、初期化への抵抗性がある」と具体的な実験データで示した。79歳になるが、今も現役の研究者として活躍している姿を披露した。
山中さんは、今もこの研究所に上級研究員として在籍している。シンポには、当時の上司らも参加し、山中さんとガードンさんを祝福した。
(朝日新聞)
http://digital.asahi.com/articles/OSK201210250027.html?ref=comkiji_txt_end_kjid_OSK201210250027

ノーベル賞:「ジョンが刺激に」「シンヤのおかげ」 医学生理学賞決定後、初の同席 両雄、互いに称賛
今年のノーベル医学生理学賞の共同受賞が決まった山中伸弥京都大教授(50)とジョン・ガードン英ケンブリッジ大名誉教授(79)が24日、サンフランシスコで受賞決定後初めてそろって記者会見し「いつも刺激を与えてくれ、尊敬している」(山中氏)、「この年で人助けに貢献できるようになったのは、彼の研究のおかげだ」(ガードン氏)と相手の業績をたたえ合った。
2人は、米グラッドストーン研究所主催の国際幹細胞学会のシンポジウムに招かれ、記念講演を行った。
山中氏とガードン氏は約10年前、東京で開かれたシンポジウムで出会い、「ジョン」「シンヤ」と呼び合う仲。記者会見で山中氏は「現役研究者として実験を続けて、うらやましい」と述べた後、フサフサの髪のガードン氏を指して「髪の毛もうらやましい」と得意のジョークを英語で述べた。
山中氏は1993年から3年半、同研究所に留学し、現在も上級研究員として籍を置く。講演で山中氏は留学を通じて「長期ビジョンと人一倍努力することの大切さを教わった」と振り返り、この精神を生徒にも伝えていると力説した。
(毎日新聞)
http://mainichi.jp/feature/news/20121025dde001040023000c.html

山中氏が米で会見 共同受賞のガードン氏「尊敬」
科学振興に注文も

2012年のノーベル生理学・医学賞に決まった京都大学の山中伸弥教授は24日、共同受賞する英ケンブリッジ大学のジョン・ガードン名誉教授とともに米サンフランシスコで記者会見した。2人が受賞決定後に顔を合わせるのは今回が初めて。両氏は10年に及ぶ交流を振り返ってお互いの研究成果をたたえるとともに、規制や科学技術の振興に注文を付けた。
山中氏が理事長を務める国際幹細胞学会などが同日からサンフランシスコでシンポジウムを開き、この場で2人が顔を合わせた。山中氏はガードン氏について「現在も科学者として積極的に活動しており尊敬している。自分もそうありたい」と発言。ガードン氏は「山中氏の素晴らしい仕事のおかげで、この年になって過去の業績が認められた」と述べた。
新技術の医療への応用を規制しようとする動きが出ていることについて、ガードン氏は「状態が悪い患者にとってはリスクがあっても新しい方法を試してみる価値がある。一律に規制すべきではない」と指摘。山中氏は「日本は国土が狭く天然資源も乏しい。科学の重要性は増しており、政府にはこの分野への投資を増やしてほしい」と述べた。
(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG25008_V21C12A0MM0000/

山中氏、同時受賞者と互いに称賛 米研究所で初顔合わせ
今年のノーベル医学生理学賞に決まった京都大の山中伸弥教授(50)と英ケンブリッジ大のジョン・ガードン名誉教授(79)が24日、米グラッドストーン研究所(カリフォルニア州)で開かれた国際幹細胞学会のシンポジウムにそろって参加し、互いの受賞を喜び合った。
受賞発表後に2人が顔を合わせるのは今回が初めて。山中氏は記者会見で「ガードン氏はいつも刺激を与えてくれる尊敬する研究者だ」と称賛した。ガードン氏は「人工多能性幹細胞(iPS細胞)が私たちの研究に与えた影響は大きい。山中氏と同時受賞できて光栄だ」と応じた。
(47NEWS)
http://www.47news.jp/CN/201210/CN2012102501000833.html

山中氏ら互いに称賛 同時受賞ガードン氏と
今年のノーベル医学生理学賞に決まった京都大の山中伸弥教授と英ケンブリッジ大のジョン・ガードン名誉教授が24日、米グラッドストーン研究所(カリフォルニア州)で開かれた国際幹細胞学会のシンポジウムにそろって参加し、互いの受賞を喜び合った。
受賞発表後に2人が顔を合わせるのは今回が初めて。山中氏は記者会見で「ガードン氏はいつも刺激を与えてくれる尊敬する研究者だ」と称賛した。ガードン氏は「人工多能性幹細胞(iPS細胞)が私たちの研究に与えた影響は大きい。山中氏と同時受賞できて光栄だ」と応じた。
山中氏は1990年代にグラッドストーン研究所に留学し、今も研究者として在籍している。講演で「留学した時に、ビジョンと努力が重要だと教えられた。あの経験がなければ今の研究はなかった」と感謝の言葉を述べた。
臨床応用に向けて良質なiPS細胞をそろえておく「iPS細胞ストック」構想についても説明。他人の細胞を移植する際の拒絶反応が課題だが、山中氏は「140種類の細胞があれば日本人の90%に適合した免疫型がカバーできる。課題はあるが実現可能だ」と展望を語った。
山中氏が講演で留学時代の写真を示して「あのころは髪の毛が多かった」とジョークを飛ばす一幕も。会見では「ガードン氏の豊かな髪の毛も、今も現役で自ら実験を手掛けている点もうらやましい」と多忙な日常を振り返った。
また国際幹細胞学会の理事長を務める山中氏は、来年6月に新たな学会誌「ステム・セル・リポーツ」を刊行することを明らかにした。シンポジウムでは2人の受賞決定を祝ってクリスタルの器が贈られた。
(中国新聞)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201210250142.html

山中教授がエール交換=ガードン博士と、共同受賞後初-米サンフランシスコ
ノーベル医学・生理学賞の受賞が決まった山中伸弥京都大教授(50)は24日、米サンフランシスコで共同受賞者のジョン・ガードン英ケンブリッジ大博士(79)と共に記者会見した。受賞後初めて対面した博士は「わたしの研究生活でこれ以上の衝撃はない」と、人工多能性幹細胞(iPS細胞)開発の功績をたたえると、山中教授は「生涯現役の科学者を尊敬しており、数十年先も博士のようにありたい」とエールを交換した。
山中教授は会見のなかで、iPS細胞と受精卵(胚)から作る胚性幹細胞(ES細胞)の医療研究上の課題を問われ、「個別の疾患に応じたバランスと(体内移植などの際の)リスクの最小化がカギとなる」との見解を示した。
また、ガードン博士は私見と断った上で「リスクに比べ有益であれば、規制でがんじがらめにせず個人の選択に委ねたほうがよい」と述べ、iPS細胞の再生医療や創薬への早期臨床応用に期待を示した。
(時事ドットコム)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012102500145

山中さんら受賞の2人 功績たたえ合う
ことしのノーベル医学・生理学賞の受賞が決まった京都大学教授の山中伸弥さんとイギリスのケンブリッジ大学名誉教授のジョン・ガードンさんが、24日、アメリカのサンフランシスコで受賞が決まってから初めてそろって記者会見し、iPS細胞の技術を病気の治療に役立てていくことの重要性をともに強調しました。
山中さんとガードンさんは、24日、山中さんが1993年から3年半留学し、現在も上席研究員を務めるアメリカ・サンフランシスコのグラッドストーン研究所が主催したシンポジウムで講演しました。
講演のあと、山中さんとガードンさんは、ノーベル賞の共同受賞が決まってから初めてそろって記者会見し、山中さんが「今も精力的に研究をしている科学者である彼を本当に尊敬している」とガードンさんを高く評価すると、ガードンさんも「伸弥がいなければ、私の功績は表舞台に出ることはなかった」と語り、2人はお互いの功績をたたえ合いました。
また、山中さんはiPS細胞の研究の今後について、「リスクと利点の双方について考えなくてはならない。臨床に応用するためには、いまだに多くの病気でリスクが大きい」と指摘し、安全性を確保しながら臨床で応用していくための研究を急ぐ考えを強調しました。
一方、ガードンさんは「患者がリスクを背負ってでもiPS細胞のメリットを活用したいと言う場合には、患者の意志を尊重することが大切だ」と述べて、山中さんのiPS細胞の技術が一刻も早く病気の治療に役立つことに期待を示しました。
このシンポジウムには研究者を中心におよそ600人が集まり、グラッドストーン研究所の若手研究員の男性は「山中先生の講演は勉強になっただけでなく、ユーモアにあふれていて面白かったです。自分も山中先生のようにビジョンを持って研究に取り組みたい」と話していました。
また、スウェーデンから来たという研究者の女性は「ノーベル賞を受賞する2人がそろう機会はめったにないと思ってはるばる来ました」と話していました。
(NHKニュース)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121025/t10015998171000.html

ノーベル賞の山中教授 共同受賞者と再会
iPS細胞の研究でノーベル医学生理学賞の受賞が決まった山中伸弥教授が、受賞発表後初めて共同受賞者のガードン博士と顔を合わせました。
山中伸弥教授:「ガードン博士と再会して、まず彼の髪に感動しました。羨ましいです、まだこんなにたくさんあるなんて」「博士が今も現役の科学者だということを尊敬しています」
山中教授が所属するサンフランシスコの研究所が開いたシンポジウムにガードン博士が招かれ、再会しました。会えば議論が止まらないという間柄の2人ですが、受賞後初めて顔を合わせてたたえ合いました。山中教授は、今も研究を続けるガードン博士に敬意を表していました。シンポジウムには研究者や企業の担当者も集まり、iPS細胞の応用には高い期待が寄せられています。
(テレ朝news)
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/221025007.html

ノーベル賞・山中教授、共同受賞者と互いの功績たたえ合う
ノーベル医学・生理学賞の受賞が決まった、京都大学の山中伸弥教授が24日、アメリカ・サンフランシスコのシンポジウムに出席し、共同受賞者でイギリス・ケンブリッジ大学のジョン・ガードン名誉教授と、受賞後、初めて顔を合わせ、互いの功績をたたえ合った。
山中教授は「初めてお会いした時、彼の『髪の毛』の多さに感心した。とてもうらやましいです」と話した。
ガードン教授は「山中教授の研究がなければ、わたしの研究は日の目を見なかった」と話した。
ガードン教授は、シンポジウムの中でも、「自分の髪の毛がなぜ多いのか、どんな細胞を移植したのかと聞かれる」などと発言し、2人の頭髪をめぐる「論争」は、会場を和ませていた。
また会見で、山中教授は、iPS細胞(人工多能性幹細胞)の臨床応用について、「極力リスクを小さくすることはできる。でも、さらに研究が必要で、リスクを減らす努力を続けなければならない」と語った。
(FNN)
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00234149.html

山中教授と共同受賞ガードン教授が会見
iPS細胞の研究でノーベル医学生理学賞の受賞が決まった京都大学の山中伸弥教授が、発表後初めて、共同受賞したイギリスのジョン・ガードン教授と会見を開きました。
会見は、24日、山中教授がアメリカでの研究拠点にしているカリフォルニア州にあるグラッドストーン研究所で行われました。
共同受賞したガードン教授は、1962年にオタマジャクシの細胞の核を使ってクローンカエルを作ることに成功。これがのちにiPS細胞の研究につながりました。
これまでにも交流があったという2人は、互いの研究成果を称賛しあいましたが、会見では山中教授が冗談を飛ばす場面もありました。
「初めてガードン教授に会ったとき、彼の髪の毛に感心しました。また、まだご自身での実験も続けていて、活動的に科学に取り組んでいる。うらやましいです」(京都大学教授 山中伸弥氏)
「これまでの研究生活の中で、彼の発見ほどインパクトの強いものはありません」(ケンブリッジ大学名誉教授 ジョン・ガードン氏)
会見に先立って2人はシンポジウムに参加、研究者や学生らにノーベル賞受賞を報告しました。
(MBS NEWS)
http://www.mbs.jp/news/jnn_5164912_zen.shtml

山中教授、共同受賞者と米国で再会
今年のノーベル生理学・医学賞を共同受賞することが決まった京都大学の山中伸弥教授とイギリスのケンブリッジ大学のジョン・ガードン名誉教授が24日、受賞決定後、初めて顔を合わせた。  2人は24日、アメリカ・サンフランシスコで始まった学会のシンポジウムで再会した。この日は2人のノーベル賞受賞決定を祝って、主催者から記念品が贈呈された。2人は約10年前から交流を続けてきたという。  山中教授「彼はいまだに活動的な科学者なんです。そのことを私はとても尊敬しています。数十年後、彼のようになりたいです…髪の毛も(笑い)」  ガードン名誉教授「私は山中さんの研究に賛辞を送りたい。彼の功績がなければ、私の研究は闇に消えていたはずです」  また、山中教授はiPS細胞(=人工多能性幹細胞)の実用化に向けてはリスクと効果のバランスをしっかり考える必要があるとして、研究を続けていく決意を改めて示した。
(日テレNEWS24)
http://news24.jp/nnn/news89046470.html




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