「休んで」気遣う同級生=忘年会用メダルチョコ無駄に-山中教授ノーベル賞決定で | 再生医療が描く未来 -iPS細胞とES細胞-

「休んで」気遣う同級生=忘年会用メダルチョコ無駄に-山中教授ノーベル賞決定で

人工多能性幹細胞(iPS細胞)の開発で、今年のノーベル医学・生理学賞に選ばれた山中伸弥京都大教授(50)。受賞が決まる前から多忙な日々を過ごしていたが、気の合う仲間との集まりには小まめに参加していた。8月の集まりでノーベル賞の話題が出た時、山中さんは「まだ1人も救っていないから」と控えめに語っていたという。
大阪教育大付属中・高校時代の同級生で、大阪大大学院歯学研究科の村上秀明准教授(49)もその場にいた。「受賞はまだだろうから、忘年会のネタにしよう」。ノーベル賞の発表直前、村上さんは出張で滞在していたスウェーデンで、ノーベル賞のメダル型チョコレートを購入。デンマークに向かう途中、山中さんの受賞決定を知った。チョコはうれしい誤算になった。
中高時代の山中さんは、誠実でおとなしいが、しっかりしたタイプ。生徒会では副会長を務め、人望がありリーダーシップも取れたという。
同じ研究者として村上さんは、山中さんがリーダーとして組織をまとめる力に注目する。「マラソンをして資金を集めたり、寄付を募ったりして、組織を運営する能力がある」と高く評価する。
だからこそ、一人の研究者としてだけでなく、京大iPS細胞研究所長として激務が続く友人の体調が気掛かりだ。
「絶対にしんどいと思う。僕らと会わなくていい。インタビューも受けなくていい。休める時には、とにかく休んでほしい」と気遣っている。
(時事ドットコム)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012101600052

「医学応用の研究進める」山中教授がメッセージ
今年のノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった山中伸弥・京都大教授が15日、自身が所長を務める京都大iPS細胞研究所への多数の寄付などに対する感謝のメッセージを、同研究所のホームページで発表した。
山中教授は受賞決定から1週間たったのを機に、「多くの方々から祝福、期待のメッセージや寄付をいただき、研究所の教職員一同が大きな力をいただいております」と謝意を表した。さらに、「いただいたご寄付は、優秀な人材の雇用や知的財産の確保などに有効に使わせていただきます。これを励みにiPS細胞技術の医学応用を実現するための研究を進めて参ります」と決意を述べている。
(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20121015-OYT1T01113.htm

「ノーベル賞の山中教授に洗濯機を」田中文科相が提案
田中真紀子文部科学相は16日の閣僚懇談会で、ノーベル医学生理学賞の受賞が決まった京都大の山中伸弥教授に、内閣から洗濯機を寄付することを提案した。山中さんは受賞の一報を受けたとき、自宅で洗濯機の修理をしていたことが知られている。
閣議後会見で明らかにした。田中氏は「さぞ生活者としてお困りと思うので、閣僚が、1人あたり5千~1万円を出せば買える」と閣僚に提案。全員が賛成したが、政治家の寄付行為は法律違反になる場合もあることから、他の方法で再検討することになったという。田中氏は「現物ではなく目録とか、ご迷惑でない時期に本人が必要なものを買われればいいなと思う」と語った。
(朝日新聞)
http://www.asahi.com/politics/update/1016/TKY201210160506.html

真紀子氏「山中教授に洗濯機を」 閣僚懇で提案
田中真紀子文部科学相は16日の記者会見で、ノーベル医学生理学賞の受賞が決まった山中伸弥京都大教授に洗濯機を贈ることを、同日の閣議後の閣僚懇談会で提案したことを明らかにした。
山中教授は受賞決定後の記者会見で、ガタガタと音がする自宅の洗濯機を直そうとしていたら受賞の連絡があったと話していた。田中氏は閣僚懇で「閣僚1人当たり5千円から1万円の寄付で買えるのではないか」と提案。ただ、閣僚の寄付は法律に触れる可能性があるとして、再度検討することになったという。
(47NEWS)
http://www.47news.jp/CN/201210/CN2012101601001485.html




iPS細胞研究の山中氏らにノーベル賞 医学生理学賞
実用化待つ人へ「希望を持って」 山中教授が受賞会見
【山中教授にノーベル賞】 バチカンも好感か
山中教授「まさに日本という国が受賞した賞」
iPSは「細胞のタイムマシン」 常識覆した山中氏
山中氏ノーベル賞:二人三脚で大発見支え 高橋・京大講師
「ヤマナカが進歩させた」=共同受賞のガードン博士-京大から日本人研究
「子どもの笑顔が支え」「少し休んで」山中さん夫妻会見
「東大阪のおっちゃんと呼んでいる」 研究員、喜びと戸惑い
山中氏ノーベル賞:iPS細胞研究室を公開 京大
ユーモア・おっちゃん… 部下たちの山中氏評 京都
ノーベル賞:医学生理学賞に山中氏 成果1000分の1が結実 愛弟子、京大講師・高橋和利さん
「飽きるまで議論するほど仲良し」 共同受賞のガードン博士
「基礎研究 長期支援を」 山中教授に聞く
治療用iPS、来年提供へ 山中教授、がん化克服へ改良
iPS細胞「作製期間を短縮」 山中教授インタビュー
山中教授「いっぱい失敗して」高校生らにエール
「安全性を最重視」=iPS臨床研究、来年度にも-山中教授
iPS特許活用、国内外で100社に 山中教授ら推進
「研究者・山中」念願の再始動 ノーベル賞受賞から1週間」の追加情報です。

「山中伸弥所長からの感謝のメッセージ」はこちら。

山中伸弥所長のノーベル生理学・医学賞受賞決定が発表されてから一週間が経ちました。多くの方々から温かいメッセージと共に多数のご支援を頂戴し、誠にありがとうございます。山中所長から皆様への感謝のメッセージを発表致します。

<山中所長からのメッセージ>

「ノーベル生理学・医学賞受賞決定の発表以後、本当に多くの方々から、祝福のメッセージや研究への期待のメッセージをいただいております。また、iPS細胞研究基金へのご寄附も多数いただきました。心から感謝を申し上げます。
みなさまのメッセージやご支援から、私のみならず研究所教職員一同が大きな力をいただいております。いただいたご寄附は、優秀な人材の雇用や知的財産の確保、そのほか研究活動に有効に使わせていただきます。
このような名誉ある賞の受賞者に選ばれましたのも、多くの方々の支えのおかげです。これを励みに、着実にiPS細胞技術の医学応用を実現するための研究を進めて参ります。今度とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。」


<iPS細胞研究基金について>
iPS細胞研究基金へのご寄附につきましては、下記のウェブサイトをご覧下さい。

京都大学基金: http://www.kikin.kyoto-u.ac.jp/howto/
ジャストギビング ジャパン:  http://justgiving.jp/c/7882
(CiRAニュース)
http://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/pressrelease/other/121015-150753.html